ドクタークイン_大西部の女医物語
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『ドクタークイン 大西部の女医物語』(ドクタークイン だいせいぶのじょいものがたり)は、アメリカCBSネットワークが1993年から1998年にかけて全140回に亘り米国内で放映したテレビドラマ。原題『Dr. Quinn, Medicine Woman』。
概要.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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日本ではNHK1993年?2000年にかけて、中断や再放送を挟みながら放送した。ただし、日本国内での放映時間の45分に合わせるためにカットされたシーンもあるほか、長時間のエピソードは2回に分けるなどしており、放映されたエピソードの順番はCBSとは大きく異なる。例えばシーズン1の最終話は米国では#18Portraitsだったが、日本では#18Portraits→#17The Secretになっており、17話と18話が入れ替わっている。シーズン2以降ではさらにその傾向が顕著である。

2008年4月からはチャンネル銀河でシーズン1から放送された。NHK放送時と同じく、第6シーズンの最終話まで完全に放送されたことはない。日本では2009年4月にNHK放送時の吹替えを収録したシーズン1のDVD-BOXが発売された。シーズン2以降についても順次発売されている。米国ではシーズン1?6と映画2話を含めたDVD42枚組のメガコンプリートBOXも存在する。

第1シーズンのパイロット版2話が便宜上、第1話、第2話となっており、レギュラー放送化の第3話以降では一部役者が変更となっている。主要キャストでは「よろず屋ローレン」「床屋ジェーク」「鍛冶職人ロバート・E」が交替した。1998年5月に第6シリーズ最終回が米国で放映され、その4ヶ月後の1998年9月より第7シリーズの放映が予定されていた。しかしCBSが放映契約を打ち切ったため第7シリーズは幻となった。撮影されたエピソードがあるかどうかは不明である。

2021年2月からはAXNにてシーズン1から2話連続で平日早朝に放送されている。NHK放送時と同様、第3シーズンまでの予定である。
あらすじ

時代は19世紀後半、主人公はアメリカのコロラド州の町、コロラドスプリングスで開業医をする女性。医師公募に応じて大都会のボストンから田舎町に移住する。到着早々ある事件がきっかけで亡くなった友人の3人の子供を引き取ることになる。当時では珍しい女医であることと、田舎では社会的地位の低い未婚の独身女性ということで好奇と偏見の目にさらされるが、持ち前の行動力と意志の強さではねのけ、子供達とともに力強く生きていく。

シリーズを通して、ミケーラとサリーの恋愛関係の進展と子供たちの成長を扱った。個々のストーリーでは、西部の田舎町の庶民の暮らし、女医・未婚女性への偏見、黒人差別、原住民であるシャイアン族に対する迫害、女性達の自立、開発による自然破壊など多種多様に亘るテーマを扱った。
主な登場人物
ミケーラの家族
ミケーラ(マイク)・クイン
演 -
ジェーン・シーモア、日本語吹替 - 范文雀美貌を兼ね備えた主人公であり職業は女医。1833年2月15日、アイルランド系の裕福な家庭で医師であるジョセフとエリザベスの夫婦の五女としてボストンで生まれた。医師の資格をとった後、父親のパートナーとして共に診療に当たっていたが、父親が亡くなった事で患者達は去ってしまう。女医への偏見に失望し、新天地を求めてコロラド・スプリングスへ単身移住、開業する。募集広告を出した町の牧師はMichelという男性の医者を期待していたが、女医の来訪に驚いた(電報係がMichel.Aだと思ってミドルネームを省略した)。ここでも女医への偏見[注釈 1]で当初患者は来なかったが、時折訪れる患者に的確で誠意ある処置を施し、徐々に人々の信頼を得て行く。初めて町に来た日から親身になって世話をしてくれたシャーロットが急死、残された3人の子供たちを引き取る事になる。子育てどころか料理さえ経験がなく、初めは戸惑うばかりだったが、やがて子供たちとは強い絆で結ばれ、家族として互いに支え合う存在に。町の住人から「マイク先生(ドクターマイク)」と呼ばれることが多く、ミケーラという女性らしい名前で呼ばれることは少ない[注釈 2]。意思が強く指図される事を嫌う。曲がったことは大嫌いで真っすぐな性格故に時に高飛車にも見える態度をとってしまうため町の人々と何度も衝突を起こすが、人々も次第にミケーラの意見を尊重するようになる。ただし恋には奥手で35歳の誕生日を迎えても独身だったために子供達から心配された[1]。移住直後、家を貸してくれたサリーとは紆余曲折ありながらも確かな愛を育み、第3シーズンで結婚の後、娘のケイティを出産する。
ジョセフ・クイン
演 - ジョン・クラークミケーラの父。パイロット版前編の冒頭はボストンでの彼の葬儀の場面から始まる。生まれた四人の子が全て女子だったため、五人目こそ絶対に男子が生まれると信じ、マイケル(Michael)という名を用意していた。しかし、生まれた子は女子だったため、末尾にaをつけてミケーラ(Michaela)と名付けた。
エリザベス・クイン
演 - ジェーン・ワイマン(第1シーズンのみ)、ジョーガン・ジョンソン(英語版)(第2シーズンより)、日本語吹替 - 中西妙子ミケーラの母。西部の田舎町で働くミケーラを心配し、何度かボストンから訪れる。未婚のまま3人の子を引き取ったミケーラと意見の相違で対立するが、結局は診療所開設のための資金$1,500をミケーラに与えた。コリーンの大人への変化に気付きそれをフォローする優しい一面も。コリーンには自身が祖母から譲り受け大切にしてきた手鏡とブラシを譲り情の深さを見せた。また、ブライアンを実の孫のように可愛がっている。伝統的価値観から抜け出せない良妻賢母タイプであり、ミケーラ曰く、互いに深い愛情を持っているにも関わらず間近にいると衝突してしまい、我慢できなくなるという事である。
レベッカ・クイン
演 - エリノア・ドナヒュー、日本語吹替 - 矢野陽子ミケーラの姉。長女であり周囲に気を配る優しい女性で、ミケーラの生き方にも理解を示す。しかし妹マージョリーとの言い争いの中で、ずっと抑えて来た心の葛藤を口にした。
マージョリー・クイン
演 - アーレイ・ミルズ、日本語吹替 - 吉田理保子横尾まり(123話のみ)ミケーラの姉。不幸な結婚生活を送る陰気な皮肉屋だったが、離婚後、女性解放運動に目覚め、見違えるほど活発な女性になる。ミケーラ訪問の際、ジェークに思いを寄せられる。美しい巻き毛を娘時代のミケーラに羨ましがられていた。
セオドア・クイン
演 - デヴィッド・オグデン・スティアーズ、日本語吹替 - 富田耕生ミケーラの叔父。ミケーラの名付け親。有名な音楽家。死んだ息子に似たブライアンにボストンでのピアノレッスンをもちかける。
サリーの家族
バイロン・サリー
演 -
ジョー・ランドー、日本語吹替 - 谷口節ミケーラの恋人であり劇中で夫となるハンサムガイ。ミケーラの一番の理解者であり良きパートナー。やや無愛想だが情に厚い。アメリカへ渡る移民船で生まれ、十歳の時に両親を相次いで失う。自身は白人でありながら町の周辺で暮らすシャイアン族インディアンとの親交から、狩猟、大工など数多くの技能や知識に長けている。特にトマホーク()投げを得意としており、劇中何度も仲間達の危機を救った。兄を落馬で失ったために乗馬を苦手としていたが、必死の訓練によりそれを克服。シーズン1の#7Father's Dayで乗馬の訓練に励むシーンが数回ある。馬に乗れたおかげで結果的に悪党を捕まえることができた。オオカミ「ウルフ」を連れ歩き、インディアン風の変わった身なりで家も捨てていた事から、鍛冶屋ロバート・E以外の町の住人とは疎遠だったが、やがてミケーラ一家を通じて住人たちとも交流を持つようになる。しかし亡き妻・アビゲイルの父であるローレンには憎まれていた。実はアビゲイルが18歳の時、ローレンの反対を押し切って結婚したのだが、彼女が出産で娘共々亡くなったため、ローレンはサリーが娘を奪い、死なせたと言って彼を責め続けているのだった。年齢は不詳だが、シーズン2の#E11Crossing the Lineで「59年の夏、君くらいの歳に」とマシューに語っており、マシューは17歳であることから、1842年頃の生まれであると推察される。ミケーラより9歳前後年下であろう。当初はミケーラに恋心を抱きつつも、亡き妻アビゲイルへの想いも断ち切れずにいた。シーズン1の#6The Healingでは亡きアビゲイルの墓参りをするサリーの姿を見る事ができる。しばらくミケーラ一家と家族のように接しながらも父親になる躊躇いもあり一定の距離をおいていた。しかしその後訪れた数々の困難をミケーラと共に乗り越えていった結果、二人の愛情が深まりミケーラとめでたく結ばれた。マシュー、コリーン、ブライアンの“キッズ”達からの信頼も絶大である。第3シーズンで結婚後も物語は続いて行く。また、バイロンという名を恥じており、名前を名乗りたがらず、妻になったミケーラからも苗字で呼ばれ続けている。
アビゲイル・サリー
演 - ミーガン・ギャリバン、日本語吹替 - 滝沢ロコ故人。サリーの元妻でありローレンの娘にあたる。自身が18歳の時にサリーと結婚しており、シーズン1の#14Rite of Passageのワンシーンでサリー自ら、彼女が18歳の時に結婚したと言っている。出産の際に子供と共に死去。サリーはシーズン1の#4The Visitorでミケーラの母に向かって「もしもその時ミケーラがこの町に居たら彼女も子も死なずに助かっていたでしょう」と述べている。ミケーラは常に彼女の存在を意識しており、彼女の亡霊に苦しめられた時[2]、「私はずっとあなたと比べられ続ける」と胸の内を吐露した。


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