Doomsday Clock
出版情報
出版社DCコミックス
形態リミテッドシリーズ
『ドゥームズデイ・クロック』(Doomsday Clock)は、ジェフ・ジョーンズ脚本、ゲーリー・フランク(英語版)作画、ブラッド・アンダーソン着色によるDCコミックスのスーパーヒーロー(英語版)コミックのリミテッドシリーズ(英語版)である[1]。シリーズはニュー52(英語版)及びDCリバース(英語版)で構築されたストーリーの完結編であり、また同時にアラン・ムーア、デイブ・ギボンズ(英語版)、ジョン・ヒギンズ(英語版)によるグラフィックノベル『ウォッチメン』の直接的な続編である[1][2][3]。
DCの共同発行人のダン・ディディオは『ドゥームズデイ・クロック』が『ウォッチメン』の続編であることを明かしていたが、ジョーンズは当初はそれを否定し、独立した物語であるとみなしていた[1][2][3]。
シリーズの刊行は2017年11月22日に始まり、2019年12月18日に終わった[4]。 『ドゥームズデイ・クロック』はDCリバース
出版史
2017年5月14日、『ウォッチメン』で描かれた時計の12時の位置にスーパーマンのロゴ(英語版)をかぶせたティーザー画像と共に『ドゥームズデイ・クロック』が告知された[3]。
多くのキャラクターが登場するストーリーであるが、特に焦点が当てられるのはスーパーマンとドクター・マンハッタン(英語版)である。ジョーンズはドクター・マンハッタンとのDCリバースで語られる興味深い物語があると感じ、人間を体現して慈しむエイリアンであるスーパーマンと、人間から切り離された人間であるドクター・マンハッタンとの間には興味深い二項対立があると考えた。このアイデアでは『ウォッチメン』ユニバースとDCユニバースを交差させるか否かについて、クリエイティブチーム間で6ヶ月に以上にわたって議論された。彼は『ドゥームズデイ・クロック』は自分のキャリアの中で取り組んだ「最も個人的で、最も壮大で、極めて刺激的なプロジェクト」であると説明した[3]。
ジョーンズはまた『ドゥームズデイ・クロック』はタイインが存在しない独立した物語であると説明し、その上で「DCユニバース全体に影響を与える。これまでの全てに影響を与える。これはDCのテーマと文字通りの本質に影響を与える」と述べた[3]。したがって最終号が発売される頃には「ユニバースの他の部分が追いつき、そしてイベントの影響が知られることになるだろう」と語った[6]。