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ドゥラーク(ロシア語: дурак, ラテン文字転写: durak)は、 トランプゲームの一つである。旧ソ連地域でよく遊ばれている。ゲームの目的は、手持ちの札を全てなくすことである。ゲーム終了時、手札を最後まで持っていたものが「ばか(ドゥラーク)」となる[1][2][3][4]。durak を英語風に読んでデュラックとも呼ばれる。 ドゥラークは、ロシアとスカンジナビアを中心に分布する「やっつけゲーム(beating games)」に分類される。このグループに属するゲームは、相手が出したカードを負かす手札を出すか、そのようなカードを出せないか出したくない場合は、出されたカードを拾うというルールを特徴とし、多くの場合、手札を早くなくすことを目的とする。[5] ドゥラークは、19 世紀初頭に出現し、当初は平民の間に流行し、上流階級には遊ばれなかったが、現在では、ロシアで最も盛んなトランプゲームの1つである[6][7]。 各スートA (ロシアのトランプではТ、以下同様)、K (К)、Q (Д)、J (В)、10?6の36枚のデッキを使う。[1][2][3][4]2人から6人までの人数で遊べるが[3][4]、2人から4人が普通である。[1][2]カードは、上から順に、A、K、Q、J、10、9、8、7、6 で、切り札は、切り札以外のカードより上である。[1][2][3][4] カードをシャッフルして配るプレーヤーは、最初は1枚ずつカードを引き一番下のカードを引いた人[1]、以後は直前の敗者である。[1][3][4]カードを配るプレーヤーは、カードをシャッフルしてから、各プレイヤーに手札を6枚ずつ配る。次のカードを表向きにして机上に置き、残りのカードは、表向きのカードのランクとスートが見えるように、直角に交わるように伏せてのせる。表向きのカードのスートが切り札である。また、このカードは山札の最後の1枚であり、ゲームにも使用する。[1][3][4]6人の場合、山札が残らないので、カードを配る人は、最後に配るカードを全員に見せてから、自分の手札に加え、このカードのスートを切り札にする。[4] 切り札を示すカードが A の場合、配り直しとする人もいる。手札を配り終わったとき、1人の手札に5枚以上同じスートの手札があったら、配り直しとする人もいる。手札を配り終わった際、誰かの手札6枚全て、もしくは6枚中5枚のカードが単色(赤、もしくは黒)のスートで占められていた場合、カードを配り直しとする人もいる。 最初の攻める(露: ходить、リードする)プレーヤーの決め方は、一番下の切り札を持つ人[2]、1手目は一番下の切り札を持つ人、2手目以降は配り手の左隣[1]、2手目以降は、配り手の左隣か右隣か事前に決める[3][4]などがある。
概要と歴史
ルール
デッキとプレーヤー
カードの配り方
攻撃
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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