この項目では、ドイツの国防省について説明しています。オーストリアの国防省については「連邦国防省 (オーストリア)」をご覧ください。
ドイツの行政機関連邦国防省
Bundesministerium der Verteidigung
役職
連邦国防大臣ボリス・ピストリウス
組織
概要
所在地ノルトライン=ヴェストファーレン州、ボン
定員2,805人
年間予算50.1億ユーロ(2023年)
設置1955年6月7日
前身ブランク機関
連邦国防省(れんぽうこくぼうしょう、ドイツ語:Bundesministerium der Verteidigung, 略称:BMVg)は、ドイツ連邦共和国の国防を所管する連邦政府官庁。 1950年、コンラート・アデナウアー連邦首相はテオドール・ブランクを首相特別担当官に任命しブランク機関
歴史
1990年のドイツ再統一により東ドイツの国家人民軍が編入される。
連邦国防省本省は当初、ボンのエルメカイル兵営(ドイツ語版)に置かれる。その後、1960年からボン西郊のハルトヘーエ(ドイツ語版)地区への移転が開始され現在に至っている。1993年以降、大臣はベルリンのベンドラーブロック(ドイツ語版)に第2執務部を設けてそこで執務している。
内部機構ボン西郊のハルトヘーエにある連邦国防省の入口連邦国防省の第2庁舎となっている、ベルリンのベンドラーブロック(ベンドラー街)。ティーアガルテンとラントヴェーア運河(ドイツ語版)の間に位置する。ドイツ帝国海軍の庁舎として建てられ、ナチス時代には増築されて国防軍最高司令部や陸軍総司令部が置かれ、ヒトラー暗殺未遂事件当時には暗殺計画に関与する将校らが属する国内予備軍の本部が置かれていた。現在は国防省のほか、ここで処刑された暗殺計画関係者を記念するドイツ抵抗運動記念館(ドイツ語版)も置かれている連邦国防省勤務の軍人が着用するワッペン
連邦国防省は国防行政を執行するため、平時においては連邦国防大臣が連邦政府の最高指揮命令権限を有し、執行機関であるドイツ連邦軍を所管している。このため連邦国防省は文民および軍事部門を有している。
ドイツ連邦軍総監・全軍指揮幕僚監部
各軍の総監と指揮幕僚監部(陸軍・海軍・空軍・救護業務軍)
主要軍備部門および軍隊(軍備部門:陸軍・海軍・空軍、軍隊:救護業務軍・戦力基盤軍)
国防管理、防衛基盤的施設部と環境保護部
人事局、社会局、中央業務局
法務部
予算部
近代化部
任務上、もっとも重要な機関は全軍指揮幕僚監部で、当該機関は内部に7個の幕僚部、42個の部署を従えている。
大臣直轄機関には以下の2つがある。
連邦国防省計画補佐官部
連邦国防省報道・情報補佐官部
連邦軍は大きく二つの機構分野に分けられている。武官からなる軍事機構分野(すなわち軍隊)と文官からなる文民機構分野(軍隊が執行を担当する分野を除く軍事行政)である。
このため、連邦軍は以下のような体系となっている。
ドイツ連邦軍
軍事機構分野
軍備部門[1]・陸軍
軍備部門・空軍
軍備部門・海軍
軍隊・戦力基盤軍
軍隊・救護業務軍
文民機構分野
国防管理部門・軍備範囲
国防管理部門・国土防衛管理行政
連邦軍司法
軍司牧
歴代大臣「ドイツの軍部大臣一覧」も参照
代氏名就任退任所属政党
国防担当連邦大臣
Bundesminister fur Verteidigung
1テオドール・ブランク
Theodor Anton Blank1955年6月7日1956年10月16日ドイツキリスト教民主同盟(CDU)