この項目では、ナチス・ドイツ時代(1935年?1945年)のドイツ国防軍(Wehrmacht)について説明しています。
ヴァイマル共和政時代(1919年?1935年)のドイツ国防軍(Reichswehr)については「ヴァイマル共和国軍」をご覧ください。
現代のドイツ軍については「ドイツ連邦軍」をご覧ください。
ドイツ国防軍
Wehrmacht
バルケンクロイツ
活動期間1935年3月16日(再軍備)?1945年5月8日(ドイツ国防軍の無条件降伏)
解散1946年8月20日(連合国管理理事会命令34号によって解体)
国籍 ナチス・ドイツ
軍種 陸軍
海軍
空軍
兵力70万人
(1935年の再軍備)1820万人
(1935年-1945年まで合計)
本部 国防軍最高司令部
標語「神は我らと共に」
?Gott mit uns“
装備詳細はリストを参照
ドイツ国防軍(ドイツこくぼうぐん、ドイツ語: Wehrmacht:ヴェーアマハト、ドイツ語発音: [?ve???maxt] ( 音声ファイル)、直訳: 「防衛軍隊」)は、1935年から1945年にかけて存在したナチス・ドイツの武力組織である陸軍、海軍、空軍の三軍の総体を指す。ナチス・ドイツ体制下において、国家唯一の武装者(Waffentrager der Nation)と規定された存在である。(実際には武装親衛隊などの他の軍事組織が存在している) 1935年3月16日、ドイツ再軍備宣言による徴兵制の再施行とともに発令された「国防軍建設に関する法律(ドイツ語: Gesetz fur den Aufbau der Wehrmacht)」[1] により、旧来の国軍(ドイツ語: Reichswehr )は、国防軍に改称された[2][3]。総兵力は50万人となり、その後も多額の軍事費が投じられ、拡張と近代化が進められた。1939年のポーランド侵攻直前の兵力は318万人と世界でも屈指の規模であった[4][5]。第二次世界大戦においては連合国と戦い、当初は大きな勝利を収めたが1942年ごろから徐々に退潮し、1945年5月には無条件降伏を行い、1946年8月20日に正式に解体された。 第一次世界大戦に敗北したドイツでは帝政が崩壊したが(ドイツ革命)、陸軍参謀次長のヴィルヘルム・グレーナーはドイツ社会民主党のフリードリヒ・エーベルトと密約を結び(エーベルト・グレーナー協定
概要
歴史
前史
国軍時代の秘密再武装「ヴァイマル共和国軍」および「ドイツ再軍備宣言」も参照