ドイツ民主共和国(東ドイツ)にかつて存在した同名の政党については「ドイツキリスト教民主同盟 (東ドイツ)」をご覧ください。
ドイツの政党ドイツキリスト教民主同盟
Christlich-Demokratische Union Deutschlands
コンラート・アデナウアー・ハウス
ドイツキリスト教民主同盟(ドイツキリストきょうみんしゅどうめい、ドイツ語: Christlich-Demokratische Union Deutschlands、略称: CDU)は1945年に結成されたドイツの中道右派政党[1]。キリスト教民主主義、自由主義、社会保守主義を綱領とする[19]包括政党である[20]。
歴代党首のうちコンラート・アデナウアー[21]、ルートヴィヒ・エアハルト、クルト・ゲオルク・キージンガー、ヘルムート・コール、アンゲラ・メルケルが連邦首相となって政権を担当[2]。このキリスト教民主同盟と社会民主党(SPD)がドイツにおける二大政党である[22]。国際民主同盟加盟[18]。色分け勢力図などでは黒で示されることが多いが公式のシンボルカラーはオレンジ色。
連邦議会ではバイエルン州のみを地盤とするキリスト教社会同盟(CSU)とともに統一会派(CDU/CSU)を組みドイツ社会民主党(SPD)とともに議会内で二大勢力をなしている。なおCDUはバイエルン州では活動していないためCSUとCDUが競合することもなく実質的にはCSUはCDUのバイエルン支部となっている。 純粋カトリック政党だったかつての中央党とは異なりキリスト教民主同盟はあらゆる人々に開かれておりすべての人間の尊厳、自由、平等を認めている[23]。「キリスト教の理解によれば人間、自然、環境は神の創造によるものである」とキリスト教民主同盟の基本綱領に記述されている[24]。それゆえキリスト教民主同盟にとって神は人間を神の姿に似せて創造したのであり、そのことから人間の尊厳は守られるべきものとして導き出される。同時に、人間は計り知れない創造の一部分として見なされる。人間は神の創造されたものを意のままにしてはいけないのであり、それを守ることを神から委ねられている[25]。
政策的特色
キリスト教民主同盟の宗教的根源