「AfD」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「AFD」をご覧ください。
ドイツのための選択肢
Alternative fur Deutschland
略称AfD
党首アリス・ワイデル、ティノ・クルパラ
創立2013年2月6日
青年部ドイツのための青年の選択肢
ドイツのための選択肢(ドイツのためのせんたくし、独: Alternative fur Deutschland、略称:AfD(アーエフデー)[22])は、ドイツの政党。メディアでは右派・極右政党と表記される[16][17][18][19][20][21]。現在の党首はティノ・クルパラとアリス・ワイデル。 ギリシャ経済危機でドイツが多額の支援をすることに反発し、2013年2月6日にベルリンで反EUを掲げて設立された。2014年欧州議会議員選挙に際して初めて議員を当選させ、同年2014年にはドイツ東部のザクセン州、ブランデンブルク州、テューリンゲン州の州議会選挙で議席を獲得し、2015年2月のハンブルク、2015年5月のブレーメン州議会選挙でも議席を得た。2016年3月13日、バーデン=ヴュルテンベルク州、ラインラント=プファルツ州、ザクセン=アンハルト州でおこなわれた州議会議員選挙でも議席を獲得。とりわけ、旧東独ザクセン=アンハルト州では24.2%を獲得し州議会内では第2党になった。2016年9月4日、旧東独メクレンブルク=フォアポンメルン州でおこなわれた州議会選挙で20.8%を獲得し、州議会内第2党になった。2016年9月18日におこなわれたベルリン州(特別市)議会選挙で14.2%を得て議会に進出した。2017年9月のドイツ連邦議会選挙では初めて国政進出に成功し、94議席獲得で第一野党となった。 連邦憲法擁護庁から右翼の過激派の疑いがある組織として監視を受けている[23]。 メルケル政権によるギリシャほか欧州連合諸国への救済措置に不満を抱く勢力が中心となって結成された。欧州連合からの脱退を目標とし、ユーロ圏からの離脱とドイツ・マルクの復活を当面の最優先課題に挙げている。党の政策は全体的に右派色が強いが、国粋主義や移民排斥は掲げていないとされる[24]。 結成から2か月後に開かれた党大会に1500名余りが参加するなど当初から強い注目を集め、同年9月の連邦議会選挙では阻止条項(得票率5%)を下回り議席獲得には至らなかったものの、連立与党の自由民主党(FDP(エフデーペー))に肉薄する得票率4.7%を記録し一定の存在感を見せた。なおAfDはFDPの支持基盤を主に奪ったため、FDPも得票率4.8%で阻止条項を下回る結果に終わり、1948年の結成以来守り続けてきた連邦議会の議席を失った[24]。
概要
歴史
党結成から2014年までの党の歩み