トーラス・レイジングブルレイジング・ブル(Model.444および454)
概要
種類回転式拳銃
製造国 ブラジル
設計・製造トーラス社
性能
口径.22口径(Model.22H)
.30口径(Model.30C)
.41口径(Model.416)
.44口径(Model.444)
.45口径(Model.454)
.48口径(Model.480)
.50口径(Model.500)
銃身長127mm
ライフリング6条右回り
使用弾薬.22ホーネット弾
トーラス・レイジングブル(英:Taurus Raging Bull)は、ブラジルのトーラス社(タウルス社)が開発した大型リボルバーである。なお、「レイジングブル」は、「怒れる牡牛」を意味する。 トーラス社は、元々S&W社のリボルバーやベレッタ社のオートマチックピストルをライセンス生産する下請企業であった。しかし、近年ではポリマーやチタニウムなどの新素材を用いてオリジナルデザインの銃を開発することで成功を収め、知られるようになった。その代表作が1990年代の終わり頃に発売された本銃であり、さまざまなバリエーションが存在する。 それまで強力な威力に比例して反動が強烈過ぎることから実用的とは言いづらかった.454カスール弾を比較的低反動での射撃が可能として発売された本銃は、アメリカの市場でそれほど高額でない価格設定も相俟ってよく売れ、トーラス社をアメリカ市場において無視できないほどの巨大な企業に成長させるきっかけの一つとなった[1]。 銃全体はステンレス製となっているうえ、強力なマグナム弾の発射に耐えられるようにシリンダーは前後のラッチ2点でロックするシステムとなっており、放熱冷却用のベンチレーテッドリブが設けられている[1][2][3]。 その反動を軽減するためにフルレングスアンダーラグを持たせ、大きく「RAGING BULL」と刻まれた豪壮なバレル先端部に計8か所の穴を開けたエクスパンションチャンバー、フィンガーチャンネル、赤いバックストラップ[注 1]の備わった反動を吸収する黒いラバーグリップ[注 2]を採用しており、サイトはフロントサイトが精密射撃に適したパートリッジタイプ、リアサイトが上下左右の微調整が可能なアジャスタブルタイプとなっている[1][2][3]。 そのほか、ハンマーの後部に鍵穴を設け、付属のキーを使ってロックすることでキーの所持者以外は使用できないなど、安全面に関しても工夫が施されている[1][2][3]。
概要
特徴
バリエーション
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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