イギリスの政治家初代マコーリー男爵
トーマス・マコーリーThomas Macaulay, 1st Baron Macaulay
1860年代
生年月日1800年10月25日
出生地 グレートブリテン王国・イングランド・レスターシャー・ロスリー
初代マコーリー男爵トーマス・バビントン・マコーリー(英語: Thomas Babington [or Babbington] Macaulay, 1st Baron Macaulay, FRS, FRSE, PC、1800年10月25日 - 1859年12月28日)は、イギリスの歴史家、詩人、政治家。エディンバラ選出のホイッグ党下院議員だった。ホイッグ史観(現在の視点から過去を判断する態度)を代表する人物であり、マコーリー著『イングランド史』は、今日でもイギリスで最も有名な歴史書のひとつである。
時代背景坑道で石炭をひく少女。19世紀中頃、このような児童労働の実態が議会でも採り上げられ問題となった
イギリスの19世紀は繁栄の世紀だった。鉄道が国中にはりめぐらされ、港には世界中から品物が届き、富をたくわえた商人たちの間では、貴族風の生活が流行した。19世紀後半のことだが、貧しい労働者でも茶を飲めた[2]のは当時イギリスだけである。ヨーロッパ中が革命の災禍で流血をみるなか、イギリスだけは植民地争奪戦に勝ち抜き、世界帝国をうち立てていた。世にいうヴィクトリア朝時代である。しかしこのことは、末端の民衆が幸せだったことを意味しない。
工場では労働者が必要になり、地方から都市に多くの人びとが移り住んだ。