トーションバーとは、棒状の物体を捻る時の反発力を利用したばねの一種である[1]。ねじり棒、ねじりばね、ねじり棒ばねとも呼ばれる[1]。
英語ではtorsion bar[2] や torsion spring[3]、 torsion bar spring[1]などとも。目次 コイルばねに比べ、同じ質量で保存できるエネルギーが大きいため、軽量に作ることが出来る。また、まっすぐで細いためスペース効率も高い。多くは中実の鋼棒であるが、中空(鋼管)のものもある。 ねじりモーメントに対する変形角度の比を表すねじりばね定数は下記で示される。 k = M T α = G J L {\displaystyle k={\dfrac {M_{T}}{\alpha }}={\dfrac {GJ}{L}}} k {\displaystyle k} :ねじりばね定数(Nmm/rad) M T {\displaystyle M_{T}} :ねじりモーメント(Nmm) α {\displaystyle \alpha } :ねじれ変形角(rad) L {\displaystyle L} :長さ(mm) G {\displaystyle G} :材料の剛性率(横弾性係数)(GPa) J {\displaystyle J} :ねじり定数。円形断面では断面二次極モーメントに等しい 自動車用サスペンションとして、1930年代以降に用いられるようになった形式にトーションバー式サスペンション(en:Torsion bar suspension スウィングアクスルやダブルウィッシュボーンとは縦置きで、トレーリングアームとは横置きでそれぞれ組み合わされる。
1 概要
2 ねじりばね定数
3 用途
3.1 トーションバー式サスペンション
3.2 戦車
3.3 自動車以外
4 その他
5 脚注
6 参考文献
概要
ねじりばね定数 左端を固定、右端でねじる場合
用途
トーションバー式サスペンション
左右でホイールベースも異なる。この手法は1960年代以降のルノー製前輪駆動車における後輪での採用例が有名