「ミステリー・ゾーン」はこの項目へ転送されています。『ミステリーゾーン』の題名で放送されていたTBSラジオ制作のラジオ番組については「夜のミステリー」をご覧ください。
トワイライト・ゾーン
タイトルロゴ(第1 - 2シーズン)
別名.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}
未知の世界
ミステリー・ゾーン
ミステリー
あなたは信じますか
ジャンル
アンソロジー
サイエンス・フィクション
原案ロッド・サーリング
司会者ロッド・サーリング
ナレーターロッド・サーリング
作曲
バーナード・ハーマン (第1シーズンテーマ曲含む)
マリユス・コンスタン (第2 - 5シーズンテーマ曲含む)
ジェリー・ゴールドスミス
フレッド・シュタイナー
『トワイライト・ゾーン』(原題 The Twilight Zone[注 1])は、アメリカ合衆国で1959年から1964年まで放送されたアンソロジー形式のSFテレビドラマシリーズ。多くのエピソードの脚本を手がけたロッド・サーリングがホストを務めていた。
日本では『ミステリー・ゾーン』の邦題で知られる[2]。 CBS系列によって1959年10月2日から放送され、全5シーズン・全156話が制作された。全話がモノクロ作品であり、通常は30分枠での放送であったが、第4シーズンのみ1時間枠である。 それぞれのエピソードが独立したアンソロジー形式の物語となっており、登場人物が「トワイライト・ゾーン[注 2]」と呼ばれる世界に迷い込み、不穏で異常な出来事を体験し、毎回驚きと教訓に満ちた結末に至るという内容である。主にSF的なエピソードが多いが、超常現象を扱ったエピソードやカフカ的な内容のエピソードもあり、ファンタジーやホラーの要素も含んでいる。本作から転じて「トワイライト・ゾーン」は超常現象が起こる場所を表す単語としても用いられるようになった。 毎回様々なゲスト俳優が主演を務め、往年のスター俳優や、後に有名になる若手俳優などが名を連ねている。サーリングは制作総指揮兼筆頭脚本家として全156話中92話の脚本を担当した(共同執筆を含む)。サーリングは作中のホストとナレーターも務めており、各エピソードの最初と最後には、登場人物が「トワイライト・ゾーン」に迷い込んでしまった経緯と理由、教訓などをまとめたナレーションが挿入される。 元々はサーリングが大学卒業直後に書いた「ザ・タイム・エレメント
概要
制作までの経緯テープ起こしのため脚本を口述するサーリング(1959年撮影)
1957年、脚本家としてアメリカのテレビ業界で知られた存在になっていたサーリングは、放送局やスポンサーの意向で脚本から政治的発言や人種問題などの要素が削除されることに頭を悩ませており、そのような芸術的干渉を避けるために自らの番組の制作を考えるようになった。そして、SF的な設定の作品のほうが現実的な設定の作品よりも自由度が高く、議論を呼ぶような要素を表現する上で干渉が少ないと判断したサーリングは、「ザ・タイム・エレメント」をパイロット版とする新番組の企画をCBSに提出した[2][5]。「ザ・タイム・エレメント」の脚本はタイムトラベルした主人公が真珠湾攻撃について人々に警告しようとする内容で、SF的なテーマ、最初と最後のナレーション、ひねりの効いたオチなど、その後の本作を特徴付ける基本要素がこの時点ですでに確立されている。翌年、「ザ・タイム・エレメント」の脚本が『ウェスティングハウス・デシル劇場』のプロデューサーであるバート・グラネ(英語版)の目に留まり、1958年11月24日に同番組の1エピソードとして放送されると、視聴者と批評家から圧倒的な支持を得た[2][6]。CBSは当初新番組の企画を棚上げしていたが、この反響を受けて再びサーリングと交渉を始め、本作が制作される運びとなった。 日本では、1960年4月10日から12月15日まで日本テレビ系列によって『未知の世界』の邦題で第1シーズンが放送された後、1961年10月4日から1967年12月23日までTBS系列によって『ミステリー・ゾーン』の邦題で残りのシーズンが放送された[2]。その際、一部のエピソードが雨傘番組として『ミステリー』の邦題で放送されたり[注 4][2]、第4シーズンの一部のエピソードに先行して第5シーズンが放送されたり、約3年の中断期間を挟むなど邦題や放送期間の混乱がみられた。 1970年代には『あなたは信じますか』の邦題で再放送されたことが確認されている[7][8]。1990年代にはNHK衛星第2テレビジョン、スーパーチャンネル(現・スーパー!ドラマTV)などで再放送されたが、日本テレビ放送分である第1シーズン・全36話は初回放送当時の吹替音声を紛失していたため、長らく再放送されず(字幕ではソフト化されていた)[2]、次第にTBS放送分である『ミステリー・ゾーン』の邦題が定着していった。その後、2001年に日本コロムビアから発売されたDVDによって第1シーズンの新規吹替が敢行されると、全シーズンを通して『ミステリー・ゾーン』の邦題で統一された。 2000年代にはスーパーチャンネル、AXN(現・アクションチャンネル)、チャンネル銀河などで再放送されたが、依然として第1シーズンは再放送されなかった。2017年にスーパー!ドラマTVの動画配信サービス「スーパー!ドラマ クラシック」によって第1シーズンを含む全5シーズンが配信され[9]、同動画配信サービス終了後の2021年にスーパー!ドラマTVによって第1シーズンがようやく再放送された。
日本での放送