トワイライトエクスプレス
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この項目では、大阪駅 - 札幌駅間で運行されていた寝台列車について説明しています。京阪神地区・山陰山陽エリアで運行される寝台列車については「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」をご覧ください。

トワイライトエクスプレス
「トワイライトエクスプレス」
(2013年1月6日)
概要
日本
種類寝台特別急行列車臨時列車
現況廃止
地域大阪府・京都府・滋賀県・福井県・石川県・富山県・新潟県・山形県・秋田県・青森県・北海道
運行開始1989年7月21日団体専用列車[1]
1989年12月2日(臨時列車)[2]
運行終了2015年3月12日(臨時列車)[3][4]
2016年3月21日団体専用列車[5]
(発駅基準)
後継TWILIGHT EXPRESS 瑞風(コンセプトとしての後継列車)
運営者西日本旅客鉄道(JR西日本)
東日本旅客鉄道(JR東日本)
北海道旅客鉄道(JR北海道)
路線
起点大阪駅
終点札幌駅
営業距離1495.7 km(下り)
1508.5 km(上り)
平均所要時間約22時間(下り)
約22時間50分(上り)
列車番号8001・8002
使用路線JR西日本:東海道本線JR京都線琵琶湖線)・湖西線北陸本線
JR東日本:信越本線羽越本線奥羽本線津軽線津軽海峡線
JR北海道:海峡線江差線(津軽海峡線)・函館本線室蘭本線千歳線
車内サービス
クラスA寝台B寝台
就寝A寝台「スイート」(1・2号車)
A寝台「ロイヤル」(1・2号車)
B寝台「ツイン」(5 - 7号車)
B寝台「シングルツイン」(5・6号車)
B寝台「Bコンパート」(8・9号車)
食事食堂車「ダイナープレヤデス」(3号車)
展望サロンカー「サロン・デュ・ノール」(4号車)
技術
車両24系客車(JR西日本網干総合車両所宮原支所)
EF81形電気機関車(JR西日本敦賀地域鉄道部
ED79形電気機関車(JR北海道函館運輸所青函派出所
DD51形ディーゼル機関車(JR北海道函館運輸所)
軌間1,067 mm
電化直流1,500 V(大阪 - 敦賀梶屋敷 - 村上間)
交流20,000 V 50/60 Hz南今庄 - 糸魚川間島 - 五稜郭東室蘭 - 札幌間)[注 1]
非電化(五稜郭 - 東室蘭間)
最高速度110 km/h
線路所有者西日本旅客鉄道(JR西日本):大阪駅 - 直江津駅
東日本旅客鉄道(JR東日本):直江津駅 - 新中小国信号場
北海道旅客鉄道(JR北海道):新中小国信号場 - 札幌駅間
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トワイライトエクスプレス(英語: Twilight Express)は、かつて大阪駅 - 札幌駅間で運行されていた臨時寝台特別急行列車である。2015年3月12日始発基準で一般販売を含めた臨時列車としての運行を終了し、その後はツアー専用列車として2016年3月22日の大阪駅着まで運転された[5][6][7]
概要

1989年7月21日に運転を開始。当初は旅行会社による企画商品(ツアー)に組み込まれた団体専用列車であったため、特急券寝台券は一般販売されなかった。同年12月より臨時列車に変更し、特急券・寝台券の一般販売を開始した。

列車名は、出発日と翌日明け方薄明を意味するトワイライトが由来となっている。このほか検討時には「北斗星」を初めとして北をイメージする漢字名称がすでに使用されているものが多かったため、主に「スターライト」「ポールスター」といった候補が挙げられていた[8]

日本海の雄大なパノラマと北海道の大自然を借景とし、ゆったりとした雰囲気で鉄道旅行を満喫することをテーマとして設計され札幌行では日本海の夕焼けと津軽海峡の明け方、大阪行では暮れなずむ津軽海峡と朝に輝く日本海を楽しめるダイヤ設定とした[9]

本列車は臨時列車の扱いであるため、JRグループ共通の予約状況検索サイト「 ⇒JRサイバーステーション」では検索対象外となっており、空席状況はみどりの窓口などで直接確認する必要があった(例外的に札幌発のB寝台「Bコンパートメント」のみJR北海道がホームページで空席状況を確認できるサービスを提供していた時期もあったが、のちにそのサービスも終了した[10])。

2014年5月28日、JR西日本は車両の老朽化を理由に2015年春で運行を終了することを発表した[11]。他に北海道新幹線開業時に青函トンネル電圧が変更されることや整備新幹線並行在来線がJRから第三セクター鉄道へ移管されることも廃止理由としてあげられている[12][13]。2014年12月19日には、大阪発・札幌発ともに2015年3月12日を最終運転日とすることがJR西日本から発表された[14]

2015年2月12日、同年3月12日運行の最終列車の寝台券が発売され、午前10時の発売開始と同時にわずか数秒で上下とも完売した[15]

同年3月12日の最終下り列車出発時には約3500人の鉄道ファンが大阪駅に詰め掛け[3]、同日の最終上り列車出発時には約1000人が札幌駅に詰め掛けた[4]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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