トロンハイム(Trondheim ノルウェー語発音: [?tr?nha?m]) はノルウェー中部に位置するノルウェー第3の都市。ソール・トロンデラーグ県に属する。人口は165,191人(2008年1月1日現在)、面積は342平方キロメートル。オーラヴ王が船出をしたと伝承される地で、ノルウェー王国最初の首都。トロンヘイムとも表記される。
市内には歴史的遺産が残されており、中でもオーラヴ2世(オーラヴ・ハラールソン、Olav Haraldsson)を祭るニーダロス大聖堂へは中世から巡礼が盛んに行われた。この町の最も重要なイベントとして、夏至の前後に聖オーラヴ祭(olavsfestdagene)が1週間ほど行われる。また、トロンハイムは国立大学やハイテク産業の研究所が集まる大学都市でもある。
1997年ノルディックスキー世界選手権開催地。 市の北側はトロンハイム・フィヨルド
地理
フィヨルドとその沿岸一帯はコザクラバシガン、ミミカイツブリ、カンムリカイツブリ、ホンケワタガモ、マガモ、ビロードキンクロ、コオリガモなどのガンカモ類と渉禽類の越冬地・繁殖地およびタイセイヨウニシン、タイセイヨウサケ、ブラウントラウト、ゼニガタアザラシの生息地であり、複数のラムサール条約登録地がある[1][2][3]。
歴史トロンハイムの風景クリスチャン要塞跳ね橋トロンハイム大学
997年、ヴァイキングの王であったオーラヴ1世(オーラヴ・トリグヴァソン、Olav Tryggvason)がニード川(Nidelven)の河口地帯に都を築くことを決め、ニーダロス(Nidaros、「ニードの河口」の意)がノルウェーの首都となった。
1030年、ノルウェーのキリスト教化に努めたオーラヴ2世が近郊のスティクレスター(Stiklestad)で殉教。