トロント・ピアソン国際空港
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トロント・ピアソン国際空港
Toronto Pearson International Airport

IATA: YYZ - ICAO: CYYZ
概要
国・地域カナダ
所在地トロント
種類公共
運営者GTAA
標高173 m (569 ft)
座標北緯43度40分38秒 西経79度37分50秒 / 北緯43.67722度 西経79.63056度 / 43.67722; -79.63056座標: 北緯43度40分38秒 西経79度37分50秒 / 北緯43.67722度 西経79.63056度 / 43.67722; -79.63056
公式サイト ⇒GTAA
滑走路

方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
05/23 NO 3,389×61 舗装
15L/33R NO 3,368×61 舗装
06L/24R NO 2,956×61 舗装
15R/33L NO 2,770×61 舗装
06R/24L YES 2,743×61 舗装

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YYZ/CYYZ トロント・ピアソン国際空港の位置

トロント・ピアソン国際空港(トロント・ピアソンこくさいくうこう、: Toronto Pearson International Airport)は、カナダオンタリオ州トロントミシサガの境に位置する。当空港はカナダ国内で最大の国際空港である。2005年、2,990万人以上の乗降客を扱い、世界で利用客の多い空港のトップ30の29番目に位置する。航空会社が支払う空港使用料が世界で最も高い空港である[1]1984年に、トロント出身でカナダの第14代首相・レスター・B・ピアソンにちなんで名称変更をする。エア・カナダウエストジェット航空ハブ空港としている。
目次

1 歴史

1.1 マルトン空港

1.2 トロント国際空港

1.3 トロント・ピアソン国際空港


2 航空事故

3 ターミナル

3.1 ターミナル1

3.2 ターミナル3

3.3 旧ターミナル


4 就航航空会社と就航都市

4.1 国内線

4.1.1 ターミナル1

4.1.2 ターミナル3


4.2 米国線

4.2.1 ターミナル1

4.2.2 ターミナル3


4.3 国際線

4.3.1 ターミナル1

4.3.2 ターミナル3



5 地域別就航先一覧

6 空港アクセス

7 脚注

8 外部リンク

歴史 マルトン空港(1939年) マルトン空港のトロント航空クラブ(ターミナルビル・1939年頃)
マルトン空港

1939年にトロント港湾公団(Toronto Harbour Commission)が開港し、マルトン空港(Malton Airport)と呼ばれる。最初のターミナルは農場の建物を改築したものであった。1940年にトロント市が買収。第二次世界大戦中である1940年から1942年の間、イギリス連邦航空訓練計画(BCATP)には航空学校を開設。1942年に管制塔が設置された。

1949年に新ターミナルが完成し、年間40万人の利用者を扱えるようになった。その後の更なる拡張で隣町エルムバンクの大半を飲み込むこととなった。 トロント国際空港(1973年)のターミナル1(既に取り壊された)
トロント国際空港

1958年にはカナダ交通省がマルトン空港の運営を行うようになり、1960年にトロント国際空港に改称された。1960年代には旧ターミナルを取り壊し新ターミナル「ターミナル1(T1、またはエアロキー1(Aeroquay One)と呼ばれた)」の建設が行なわれた。この建物は上層部に駐車場を含む8階建て方形のビルを中心に、周囲に2階建て円形のコンコースと搭乗口を設けたもので、トロントの建築家ジョン・B・パーキンによって設計、1964年に完成した。

1960年代には最新設備であったT1も、1970年代初頭には既に超過密となり新ターミナルの建設が必要となった。1972年にはもともと貨物ターミナルであった建物を改築しターミナル2(T2)を開設。トロント東部に予定していたピッカリング空港拡張計画が中止となったためT2を大幅に拡張し、エア・カナダのハブターミナルとなった。T2の場所は当初計画ではもともとターミナル1と同形のターミナル2・ターミナル3の建設予定地だったが、大型化する航空機の受け入れ等も考慮し、円形ターミナルの建設計画は白紙となった。
トロント・ピアソン国際空港

1984年にオンタリオ州出身の首相レスター・B・ピアソンにちなみ、レスター・B・ピアソン国際空港へと名称が変更された。1991年にターミナル3が開設され、旧・カナディアン航空のハブ・ターミナルとなった。また貨物地区に隣接した滑走路区域にインフィールド・ターミナルが作られた(現在使用されていない)。 新ターミナル1のチェックイン・ロビー

カナダ連邦政府が発表した国家航空政策の一環として、1996年にはトロント・ピアソン国際空港の運営がカナダ交通省からグレーター・トロント空港公団(Greater Toronto Airports Authority、GTAA)に移管された。GTAAは1999年に空港基本計画を発表し、ターミナル1・ターミナル2を取り壊し、ターミナル3を維持しながら新ターミナル1を建設することになった。急増する航空需要を受け1997年と2002年にそれぞれ新滑走路を追加した。

新ターミナル1は2004年に供用開始、その後2007年に拡張し、ターミナル2から施設を移管。ターミナル2は2007年1月29日に閉鎖しその後取り壊された。

2015年にはターミナル1とターミナル3で年間5,000万人の利用客を見込んでおり、2020年にはターミナル3をも取り壊し、新ターミナル1がすべて完成すれば、1つのターミナルで年間6,500万人以上の利用が可能となる見込み。
航空事故

1978年6月26日ウィニペグ国際空港行きのエア・カナダ189便(ダグラスDC-9-32)のタイヤが破裂し、パイロットは離陸を中断した。しかし、速度が出すぎていたため滑走路をオーバーランしエトビコ入江(川)の川岸で大破した。乗員乗客107人中2人が死亡。事故後、滑走路の先に川があることが疑問視されたものの、対策はされず、27年後には同様の場所で滑走路をオーバーランしたエールフランス358便が炎上する事故が発生した。詳細は「エア・カナダ189便離陸失敗事故」を参照

2005年8月2日、現地時間の午後4時過ぎに激しい雷雨の中、パリ発のエールフランス358便のエアバスA340型機が着陸後、オーバーランのためエトビコ入江(川)に突っ込み、炎上する事故が起きたが奇跡的にも死者は出なかった。


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