トロヤン
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座標: 北緯42度53分 東経24度43分 / 北緯42.883度 東経24.717度 / 42.883; 24.717トロヤン
Троян


トロヤンの市章
トロヤン ブルガリア内のトロヤンの位置

国 ブルガリア
州(オブラスト)ロヴェチ州
基礎自治体トロヤン
自治体全域の人口32458[1]
(2008年09月15日現在)
町の人口22903[2]
(2008年09月15日現在)
ナンバープレートOB
標高400 m
標準時EETUTC+2
夏時間EESTUTC+3

トロヤン(ブルガリア語:Троян、Troyan)はブルガリア北西部の町、およびそれを中心とした基礎自治体。ロヴェチ州に属する。ブルガリアの首都ソフィアからおよそ160キロメートルにある。最も近い民間空港はゴルナ・オリャホヴィツァにあり、トロヤンから105キロメートル離れている。町の中心をベリ・オスム川(Бели Осъм / Beli Osam)が流れる。

ブルガリア社会党のディリャン・エンキン(Дилян Енкин / Dilyan Enkin)が1995年から2007年まで、ヨーロッパ発展のためのブルガリア市民のミンコ・アキモフ(Минко Акимов / Minko Akimov)が2007年から市長を務める。
目次

1 歴史

2 文化

3 自然

4 産業

5 トロヤンにちなむもの

6 町村

7 姉妹都市

8 ギャラリー

9 脚注

10 外部リンク

歴史

トロヤンは1868年に、地方の工芸の拠点として開発され、町となった。ブルガリア解放の後、トロヤンの開発はゆっくり進展した。町の発展を加速させたのは、小規模な水力発電所と繊維工場が建てられてからであった。1948年、町は鉄道によってロヴェチ - レフスキ - スヴィシュトフと結ばれた。後に、電子モーターや電子部品、建設機械ウール家具を製造する工場が建てられた。
文化 銀の手がついた生神女マリヤイコン

この地域は、歴史的・文化的にはトロヤン修道院(Troyan Monastery)のお膝元であった。8月15日は修道院の守護聖人の日であり、各地から数千人の人々が集まってこの日を祝福し、生神女マリヤイコンを見る。このマリヤのイコンは独特なものであり、銀で作られた3つの手がついている。イコンの起源は定かではないが、このイコンにまつわる多くの話が残されている。それらの話の中には、奇蹟に関するものもある。

トロヤンの町は、地元で取れる粘土質の土の質の良さから、トロヤン焼きとして知られる陶器生産の伝統で知られている。その伝統と高い知名度により、ブルガリアの「陶器の里」とも呼ばれる。ブルガリア民族復興時代、陶器は地元の工芸家らの主要な収入源であった。この地方の最もポピュラーで伝統的な柄は「トロヤンスカ・カプカ(トロヤンの雫)」と呼ばれ、技能を持った職人の手で一枚一枚絵付けされる。食事用としてはもちろん、その鮮やかな柄ゆえに飾り皿としても使用されることも多い。トロヤン焼きは今日、旅行者の人気の土産物として売られている。伝統的な陶器の例は町の博物館で見ることができる。博物館は市役所の向かいに位置している。

また、ヌンキ複合施設(Nunki)および聖パラスケヴァ聖堂も見所のひとつである。これらは共に19世紀に建てられた。

質の良いプラムのブランデー(ラキヤスリヴォヴァ)の生産は町の文化の一つとなっている。これに関連して、プラム祭りが秋に催される。プラムのブランデーはブルガリア国内や国外でも認知され、売られている。

トロヤンの守護聖人ブルガリアの聖ペトカ(Петка Българска / Petka Balgalska)の日である10月14日がトロヤンの公式の祝日となっている。
自然 トロヤン修道院 トロヤン修道院

トロヤンの地域はコジャ・ステナ(Козя стена / Kozya Stena)、ステネト(Стенето / Steneto)、セヴェレン・ジェンデム(Северен Джендем / Severen Dzhendem)といった自然保護区があり、中央バルカン国立公園(Национален парк ?Централен Балкан“| / Natsionalen park "Tsentralen Balkan"、en)の一部をなしている。保護区には独特の形をした奇岩や、滝、野生の生物などがみられる。主な見所への観光客の立ち入りは認められている。
産業

トロヤンにはアクタヴィス社(Actavis)のジェネリック医薬品の工場、エルマ(Елма / Elma)やマシストロイ(Машстрой / Mashstroy)の軽機械工場などがある。このほかの主要な産業には、プラムのブランデー(スリヴォヴァ・ラキヤ)の製造工場ヴィンプロム・トロヤンがある。

国立中央農業科学センターの山地農業機構がおかれている。
トロヤンにちなむもの

南極大陸サウス・シェトランド諸島リヴィングストン島にあるトロヤン峰(Troyan Peak)は、トロヤンにちなんで命名された。
町村

トロヤン基礎自治体(Община Троян)には、その中心であるトロヤンをはじめ、以下の町村(集落)が存在している。

Балабанско

Балканец

Бели Осъм

Белиш

Борима

Врабево

Голяма Желязна

Горно Трапе

Гумощник

Дебнево

Добродан


Дълбок дол

Калейца

Ломец

Орешак

Патрешко

Старо село

Терзийско

Троян

Черни Осъм

Чифлик

Шипково

姉妹都市

ヴィニュー=シュル=セーヌフランス

en:Dojran、マケドニア

en:Ellwangen、ドイツ

en:Maryina Horka、ベラルーシ

en:Pernes-les-Fontaines、フランス

フォルリイタリア

ギャラリー

トロヤンの町とベリ・オスム川

ベリ・オスム川にかかる橋

ベリ・オスム川にかかる橋

広場

脚注
^Главна Дирекция - Гражданска Регистрация и Административно Обслужване (2008年9月15日). “ ⇒Таблица на населението по постоянен и настоящ адрес” (ブルガリア語). 2008年10月8日閲覧。

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、トロヤンに関連するカテゴリがあります。


Tourism in Troyan, Bulgaria website

News from Troyan










 ブルガリア ロヴェチ州の基礎自治体


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