トロイゼーン
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トリジナ
(トロイゼーン)
Τροιζ?να

Ortholithi Mountain

所在地
トリジナ
(トロイゼーン)
座標北緯37度30分 東経23度22分 / 北緯37.500度 東経23.367度 / 37.500; 23.367座標: 北緯37度30分 東経23度22分 / 北緯37.500度 東経23.367度 / 37.500; 23.367

行政
国: ギリシャ
地方:アッティカ
:諸島県
ディモス:トリジニア(英語版)
人口統計 (2001年)
旧自治体
 - 人口:6,507 人
 - 面積:190.7 km2
 - 人口密度:34 人/km2
キノティタ
 - 人口:955 人
その他
標準時:EET/EEST (UTC+2/3)
郵便番号:180 20
市外局番:22980

トロイゼーン(古代ギリシア語: Τροιζ?ν / Troiz?n ; : Troezen)は、ギリシャペロポネソス半島北東部(歴史的なアルゴリス地方)の地名。古代ギリシア都市国家のひとつであり、ギリシア神話の英雄テーセウス出生の地と伝えられる。

現在はトリジナ(現代ギリシャ語: Τροιζ?να / Troizina)と呼ばれ、ギリシャ共和国アッティカ地方トリジニア市 (Troizinia) に含まれる一地区である。
目次

1 地理

2 歴史

2.1 古代

2.2 近現代


3 行政区画

3.1 旧自治体(ディモティキ・エノティタ)


4 文化・観光

4.1 神話の中のトロイゼーン


5 人物

6 脚注

地理

アテネの南西約60km、サロニコス湾を隔てたペロポネソス半島東北部に位置する。コリントスからは東南へ約60km、歴史的なアルゴリスの中心地・アルゴスからは東南東へ約60km離れている。現在の行政区画ではアルゴリス県ではなく、アッティカ地方の所属である。

トリジナの集落(Τροιζ?να)は、トリジニア市の中心・ガラタス (Galatas, Troizina) から西へ約7.5km離れている。海から約3kmの内陸にあり、古代都市の遺跡が残っている。
歴史
古代

ヒッポリュトス伝説にまつわる信仰は、この古代都市周辺で生まれた。トロイゼーンの娘たちは伝統的に、結婚する前に一房の髪をヒッポリュトスに捧げていた。

サラミスの海戦紀元前480年)に先立ち、アテナイの女性や子供たちは、アテナイの指導者テミストクレスの指示でトロイゼーンに疎開した。1959年、この町の喫茶店で見つかった石碑には、アテナイからの疎開を命じた「テミクレトスの布告」 (Decree of Themistocles) が刻まれていた。石碑にはサラミスの戦いの200数年後の日付が記されていて、おそらくかつての記憶をとどめるべく作成された複製だと思われる。

トロイゼーンには、小アジアのハリカルナッソス人が建てたイシスの神殿がある。トロイゼーンが彼らの母都市だったためである。イシスの像はトロイゼーンの人々によって奉納された。
近現代

ギリシャ独立戦争中の1827年5月、ギリシャの臨時政府はトリジナで第3国民会議 (Third National Assembly at Troezen) を開催した。この国民会議では自由主義的な第三憲法 (Greek Constitution of 1827) が制定され、またロシア帝国外務次官イオアニス・カポディストリアスが初代大統領に選出された。
行政区画 ガラタス ピレアス県における旧トリジナ市(1999年 - 2010年)
旧自治体(ディモティキ・エノティタ)

トリジナ地区(Δημοτικ? εν?τητα Τροιζ?νο?)は、トリジニア市を構成する行政区(ディモティキ・エノティタ)である。かつてはピレアス県 (Piraeus Prefecture) に属する自治体・トリジナ市(Δ?μο? Τροιζ?νο?)であった。

旧トリジナ市も、トリジナ(Τροιζ?να)の村落のほか複数のキノティタ(町や村落)が編成されたもので、その中心はサロニコス湾に面した港町ガラタス (Galatas, Troizina) に置かれていた。


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