トレマーズ
Tremors
監督ロン・アンダーウッド
脚本ブレント・マドック
『トレマーズ』(原題:Tremors)は、1990年に公開されたアメリカ合衆国の怪獣映画。ロン・アンダーウッドが監督を務め、ケヴィン・ベーコン、フレッド・ウォード、フィン・カーター、マイケル・グロス、リーバ・マッキンタイアが出演している。『トレマーズシリーズ』の第1作目であり、これ以降続編としてオリジナルビデオやテレビシリーズが製作された[4][5][6]。 ネバダ州の田舎町パーフェクション
あらすじ
2人はビクスビーに向かうが、途中でグラボイドに襲われる。馬を失った2人は逃げ回り、グラボイドは用水路のコンクリートに激突して死亡する。喜ぶ2人は地震の調査を行っている大学院生ロンダに出くわし、地震の正体がグラボイドだったことを知り、さらに彼女の調査記録からグラボイドが他に3体いることが判明する。3人は町に戻ろうとするがグラボイドに襲われ、岩の上に避難して一夜を過ごす。3人はロンダの車に乗り込みグラボイドを振り切り町に戻るが、町にグラボイドが現れウォルターが殺される。町民たちは屋根の上に避難するが、事情を知らないバート夫妻が襲われる。しかし、偏執的なプレッパーでガンマニアの夫妻は要塞化した自宅に保管していた大量の銃を使用してグラボイドを倒すことに成功する。
残り2体のグラボイドが家屋を破壊し始め、ネスターが殺される。車のタイヤをパンクさせられ窮地に陥った町民たちは、ブルドーザーを使用して脱出を図る。町民たちは山に向かうが、グラボイドが仕掛けた落とし穴にはまりブルドーザーが使用できなくなってしまい、近くの岩の上に避難する。バルとアールはバートの手製爆弾をおとりに使ってグラボイドに飲み込ませ、体内で爆破させ1体を仕留めることに成功する。しかし、最後の1体は同じ方法で倒すことはできず、飲み込んだ爆弾を吐き返して来たので失敗。更に吐き出した爆弾が予備の手製爆弾の上に落ち、多くの爆弾が使用不可能となる。相手が手強いことを察したバルは決死の特攻を開始。それに続くアール、ロンダもグラボイドに襲われるが、バルは残った手製爆弾でグラボイドを崖に誘い込む。しかしこれは「目が見えない」という相手の弱点を突いたバルの作戦。地中を突進して来たグラボイドを直前で避け、グラボイドは崖下に転落し最期を迎えた。町民たちは危機の去ったパーフェクションに戻り、バルはロンダとキスを交わす。
登場人物
バレンタイン・"バル"・マッキー
演 - ケヴィン・ベーコン便利屋。人をおちょくる、お調子者。初めて会うことになったロンダに自分の理想通りのタイプであることを祈る女好きでもある。若いためやや向こう見ずな面があるが、行動力と勇敢さは傑出したものがある。銃や車や馬の扱い、投げ縄の腕や咄嗟の判断力にも長けている。ロンダに対しては自分の理想のタイプ(ブロンドのロングヘアーで、ナイスバディで、目がグリーンなど)とは真逆だったため、会った当初は素っ気なかったものの、共に危機を乗り越えるうちに惹かれていく。
アール・バセット
演 - フレッド・ウォード便利屋でバルの相棒。バルより一回り年上で落ち着いているが、車に触られるのが嫌で相手を脅したこともある。過去に牛の大暴走に巻き込まれる災難にあったことがあるとのこと。やや口が悪く、悪態をついては「下品で失礼」と言うのが口癖である他、「プランを立てよう!」という台詞も多用する。
ロンダ・レベック
演 - フィン・カーター大学院生。地震の調査に来た。地震学や地質学の他、生物学の知識もあり、グラボイドが目がないから地中の生き物であることを見抜いた。助かるためとはいえズボンを脱いで下着姿になるなど思考に柔軟性もある。
バート・ガンマー
演 - マイケル・グロス町の住人。偏執的なプレッパーでガンマニア。要塞化した自宅には拳銃や散弾銃だけでなく自動小銃や象撃ち銃、信号拳銃まで保管している。このことがグラボイドに対抗できる武器ともなった。少々、頭が固い。
ヘザー・ガンマー