トリップアドバイザー
TripAdvisor, Inc.[1]ニーダムの本社
種類株式会社[1]
市場情報NASDAQ: TRIP
トリップアドバイザー(Tripadvisor, Inc.)は、ユーザー生成コンテンツと価格比較サイトのウェブサイトとモバイルアプリを運営するアメリカのオンライン旅行会社である。また、交通機関、宿泊施設、旅行体験、レストランのオンラインホテル予約・予約も行っている。本社はマサチューセッツ州ニーダムにある。
旅行口コミサイトとしては、世界最大の閲覧数を持つ[6]。 TripAdvisor, Inc.は、2000年2月1日、ステファン・カウファー(Stephen Kaufer)やLangley Steinertを中心に設立された[7]。ソフトウェア開発会社に勤務していたカウファーは、1998年の夏以降、旅行会社の営業・宣伝によるバイアスの無い、旅行者の生の声を提供する企業を作れないかと考え、2000年に会社を設立、当初はブロガーのコメントの集約が中心であったが、2001年後半、旅行者自らが口コミを投稿できるプラットフォームの提供を開始した[8]。設立当初の会社は資金不足に悩まされ、予約サイトへのリンクを付すクリック課金制を導入したものの収支は好転しなかったため、まずYahoo!と接触したが金銭面で折り合わず、交渉は長期化した[8]。その後カウファーは、トリップアドバイザーを高く評価したオンライン旅行会社のエクスペディアと接触、エクスペディアは親会社(当時)のIAC/InterActiveCorp
TripAdvisor, Inc.(運営企業)
旅行口コミサイト(英語圏では「Travel Review Site」と呼ばれる)として知られてきたが、独立後は、メタサーチとしての検索機能も強化されている[10]。2014年8月、サンフランシスコに拠点を置く現地ツアー・アクティビティプロバイダーのViatorの買収を完了した[11]。2014年から試行した宿泊予約サービス「インスタント・ブッキング」は期待された収益に結び付かず、株価の低落を招いたが[12]、2018年11月にウェブサイトを刷新、ソーシャル・ネットワーキング・サービスとの連携機能であるトラベルフィード機能やリスト作成機能が追加された[13]。近年は売上の減少が続くホテル関連部門に代えて、アクティビティや飲食関連部門の売上強化による業績の改善を図っており[14]、2015年に8割以上を占めていたホテル関連部門の売上は、2019年に6割未満となり、アクティビティや飲食関連部門が売上の3割以上に成長している[3]。
現在、TripAdvisor, Inc.は、「トリップアドバイザー」のウェブサイトおよびアプリを運営するほか、24の旅行ウェブサイトを運営している[3]。トリップアドバイザーは旅行者と旅行に関する契約や取引自体を行うことは無いが、クリック課金や広告収入により利益を得るビジネスモデルを採用している[15]。トリップアドバイザーの主要株主は、アメリカの大手メディアグループ・リバティメディアの関連持株会社であるリバティ・トリップアドバイザー・ホールディングスであり23%を所有、議決権ベースでは58%を所有している[5]。
2017年7月以降、米紙「ミルウォーキー・ジャーナル・センティネル」の調査報道を起点に、ホテルでの性暴力の問題などを告発する投稿が一方的に削除されているとする報道がなされた[16]。同種の削除問題が続発したことを受けトリップアドバイザーは、警告文の表示で対応する方針を発表している[17]。 アメリカをはじめとして、世界48カ国・28言語でサービスを展開する[4][7]。2013年3月に、掲載の口コミ情報数が1億件を[18]、2014年12月に2億件を[19]、2017年4月に5億件を突破した[20]。 トリップアドバイザー株式会社
海外展開
日本法人
TripAdvisor K.K.種類株式会社
本社所在地 日本
〒150-6018
東京都千代田区丸の内3-2-2
丸の内二重橋ビル2階