トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)
[Wikipedia|▼Menu]

トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)



IUPAC名トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)
別名Pd2(dba)3
分子式C51H42O3Pd2
分子量915.7
CAS登録番号[51364-51-3]
融点152 -155 °C

トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Tris(dibenzylideneacetone)dipalladium(0)、Pd2(dba)3)は、パラジウムジベンジリデンアセトン (DBA) からなる錯体で、有機合成化学において遷移金属触媒、あるいは触媒の前駆体として用いられる[1]テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0) などと並び、0価のパラジウム化合物の代表例とされる。外見は深い紫色の固体。
目次

1 合成

2 用途

3 脚注

4 関連項目

合成

ジベンジリデンアセトンと酢酸ナトリウムの熱メタノール溶液に塩化パラジウム(II)を加えて反応させると Pd(dba)2 が生じる。これをクロロホルム中から再結晶させるとクロロホルム付加体 Pd2(dba)3?CHCl3 が得られる[2]
用途

根岸カップリングキャロル転位、そして不斉アリル位アルキル化反応の触媒として使われる。また、ホスフィンなどさまざまな配位子を加え、対応する Pd(0)錯体を系中で発生させるための前駆体として用いられる。
脚注

[ヘルプ]
^ Tsuji, J. "Tris(dibenzylideneacetone)dipalladium-Chloroform" Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis, L.A. Paquette, Ed.: J. Wiley and Sons: Sussex, England, vol. 8, pp. 5431 (1996).
^ 『実験化学講座』丸善、第4版、18巻、1991年、404ページ.

関連項目

テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)


この項目は、化学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めていますプロジェクト:化学Portal:化学)。


更新日時:2017年1月8日(日)19:42
取得日時:2018/10/24 17:37


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:6534 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef