.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}トランスフォーマー (映画シリーズ) > トランスフォーマー/ビースト覚醒
トランスフォーマー
ビースト覚醒
Transformers: Rise of the Beasts
ロゴ
監督スティーヴン・ケイプル・ジュニア
原案ジョビー・ハロルド
『トランスフォーマー/ビースト覚醒』(トランスフォーマー ビーストかくせい、原題:Transformers: Rise of the Beasts)は、2023年のアメリカ合衆国のSFアクション映画であり、玩具「トランスフォーマー」を原作としている。本作品は実写版「トランスフォーマー」シリーズの第7作目であり、『バンブルビー』(2018年)の続編であり[4]、トランスフォーマーシリーズのひとつである『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』の物語の影響を受けている[5]。監督はスティーヴン・ケイプル・ジュニア、脚本はダーネル・メタイヤーとジョシュ・ピーターズ、ストーリーはジョビー・ハロルド(英語版)で、アンソニー・ラモス、ドミニク・フィッシュバック(英語版)が出演する。本作品は、1994年のニューヨーク市ブルックリンとペルーのマチュ・ピチュ、クスコ、サンマルティンなどを舞台に、オプティマス・プライムが活躍する[6]。 数千年前。マクシマル(獣型のトランスフォーマー)が暮らす星には、高度な科学技術で開発した“トランスワープ・キー”があった。勇猛だが平和的な彼らは、時空を開いて自由に行き来できるキーを使い、宇宙に生命を広めるために若い星々を訪れていた。 宇宙の星そのものを食料として食う強大で邪悪な存在“ユニクロン”は、トランスワープ・キーを手に入れて全宇宙を我が物とするために、手下のスカージにマクシマルの星を襲わせた。少数の仲間と共にトランスワープ・キーを持って星を脱出したゴリラ型のマクシマルの名は、伝説の勇者にあやかり、オプティマスプライマルといった。 1994年、ブルックリンに住む元軍人の若者ノア・ディアスは、母親と難病の弟と3人で狭いアパートに暮らし、仕事を探していた。当てにしていた会社から就職をキャンセルされたノアは、弟の治療費のために自動車泥棒を手伝う羽目に陥った。罪の意識に悩みつつ乗り込んだ目当ての車は、トランスフォーマーであるミラージュが変形したものだった。 エリス島の博物館に務めるエレーナは天才的な頭脳を持ち、学芸員より遥かに多くの知識を有していたが、貧しさ故に学歴が無くインターンの身分に甘んじていた。ある日、スーダンで発見された5000年前の鳥の像を目にするエレーナ。その像に刻まれた文字が通常の象形文字と異なることに気づいた彼女は、居残って夜中にこっそり像を調べ始めたが、僅かな刺激で像は砕け、中からトランスワープ・キーが現れた。 エレーナは気づかなかったが、出現したトランスワープ・キーは人間には見えない強烈な光を宇宙に向けて発射した。それを見て、オートボット(トランスフォーマー部隊)に集合をかけるオプティマス。彼はトランスワープ・キーについて知っており、このキーで時空を開けば故郷の星サイバトロンに帰れると期待した。長命なオプティマスたちだが、彼らはこの時点で7年も地球に足止めされていたのだ。 光の源であるエリス島の博物館に忍び込むために、ミラージュが連れて来てしまった人間のノアに協力を求めるオートボットたち。だが、ユニクロンの部下のスカージもキーの光に気づき、地球に飛来していた。博物館の中でエレーナと出会い、共にスカージの配下に追われるノア。博物館の前庭でスカージの一味と戦うオートボットたち。どこからか鷲型のマクシマルも現れ加勢したがオートボットは敗れ、トランスワープ・キーは奪われてしまった。 エアレイザーと名乗る鷲型マクシマル。数千年前にトランスワープ・キーを持って故郷の星から逃れた獣型トランスフォーマーの一人であり、奪われたキーは切断された半分のみで、もう片方を探し出さなければ発動しないと語るエアレイザー。 研究熱心なエレーナは、砕けた鳥の像に刻まれていたのと同じ文字が、クスコのインカ神殿に描かれていることに気づいていた。エレーナの案内でペルーのクスコヘ急ぐ一同。地球を守らなければ家族も危ないからとノアも同行した。だが、ノアは内心では、キーの片方だけでも壊してしまえば、ユニクロンが地球を襲う理由もなくなると考えていた。 トランスワープ・キーが隠されたのはクスコの教会の中庭だと当たりをつけ、人目を避けてノアとエレーナに探らせるオプティマス。ノアたちは中庭の地下で未発掘の神殿跡を発見したがキーは見つからず、2人はスカージの配下に襲われた。地下通路を通ってジャングルまで逃げ、ゴリラ型のマクシマルであるプライマルと出会うノアとエレーナ。追って来たオートボットたちのリーダーがオプティマスプライマルだと知ったプライマルは「名をもらった」と頭を下げ、仲間を紹介した。 2つ目のキーを地下神殿から持ち出し、隠したのはマクシマルのプライマルだった。スカージを誘き出す罠としてキーを使い、奪われた片方を取り戻そうと提案するオプティマス。しかし、ユニクロンに故郷の星を破壊されたプライマルは、せめて地球だけは守ろうと現状維持を望み、戦いに消極的だった。隙を見てキーの破壊を試みるノア。だが、故郷に帰らせて欲しいと頼むオプティマスの言葉に怯(ひる)む間に、キーをスカージに奪われてしまった。 2つのキーを繋げて発動し、そのエネルギーで山を巨大な“時空の扉”に変えるスカージ。宇宙空間にいるユニクロンがアンテナを伝って扉に入る前に、コードを打ち込めば扉は閉じるが、そのコードが分からないと嘆くプライマル。だが、エレーナは見聞きして来たキーの手掛かりを全て記録して、コードを復元していた。エレーナがキーの台座にたどり着きコードを入力するまで、決死の覚悟でスカージとその配下に戦いを挑むオートボットとマクシマルたち。オプティマスは一騎打ちによってスカージを倒したが、スカージは死の直前に、エレーナがコードを打ち込んだキーの台座を砕き、コードを無効にしてしまった。 死を覚悟して仲間たちを退避させ、一人でキー本体を破壊するオプティマス。爆風で飛ばされたオプティマスは、ユニクロンが宇宙空間に閉じ込められる衝撃に巻き込まれかけたが、ノアやプライマルによって救助された。故郷の星に帰る望みは絶たれたが、新たな友を得て、悪と戦い続けると誓うオプティマス。ブルックリンに帰ったノアは、「友達のデカい連中」と共に、世界を守るアメリカ政府の秘密組織『GIジョー』にスカウトされた。[7]
あらすじ