トランスフォーマー_(ルー・リードのアルバム)
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『トランスフォーマー』
ルー・リードスタジオ・アルバム
リリース1972年11月8日
録音ロンドン、トライデント・スタジオ(1972年8月)
ジャンルロックグラムロック
時間37分01秒
レーベルRCAレコード
プロデュースデヴィッド・ボウイ
ミック・ロンソン
専門評論家によるレビュー


Allmusic link

チャート最高順位

13位(イギリス)[1]

29位(アメリカ)[2]

ルー・リード アルバム 年表

ロックの幻想
(1972年)トランスフォーマー
(1972年)ベルリン
(1973年)


ミュージックビデオ
「Vicious」 - YouTube
「Walk on the Wild Side」 - YouTube
「Satellite of Love」 - YouTube
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『トランスフォーマー』(Transformer)は、ルー・リードの2枚目のオリジナルアルバム1972年RCAレコードから発売された。
概要

デヴィッド・ボウイと、当時ボウイのバンドにいたミック・ロンソンがプロデュースを担当した。音楽評論家のマーク・デミングは、本作におけるボウイとロンソンの仕事に関して「曖昧な作風だったリードのファースト・ソロ・アルバムよりも、リードにふさわしい(そして商業的にも抜け目がない)新しい音を生み出した」と評している[3]

本作は、リードの母国アメリカのBillboard 200において初のトップ50入りを果たし、最高29位に達した[2]。また、1973年にはリードにとって初の全英アルバムチャート入りを果たし、最高13位に達した[1]。本作からのシングル「ワイルド・サイドを歩け」は、リードのシングルとしては初めて米英のシングル・チャート入りを果たし、アメリカのBillboard Hot 100では16位[2]、イギリスでは10位に達した[1]

2002年、本作の発売30周年記念に伴い、アコースティック・デモ2曲がボーナス・トラックとして追加収録された。

ローリング・ストーン』誌が選出したオールタイム・グレイテスト・アルバム500(2020年版)では、109位にランク・インした[4]。また、『Q』誌が2006年に読者投票で決定した「偉大なアルバム100」では、96位にランク・インした[5]

リードは後年、本作収録曲のセルフ・カヴァーや別ヴァージョンも発表している。アルバム『ザ・レイヴン』(2003年)には、アントニー・ヘガティ(英語版)がゲスト参加した「パーフェクト・デイ」が収録され、2004年には、「サテライト・オブ・ラヴ」のリミックス・ヴァージョンである「サテライト・オブ・ラヴ'04」がシングルとしてリリースされて、全英10位に達した[1]

表ジャケットの撮影者はミック・ロック。裏ジャケットの撮影者は、ロキシー・ミュージックファースト・アルバムのジャケットなどを手がけたカール・シュテッカー(Karl Stoecker)[6]
収録曲

全曲とも作詞・作曲はルー・リードによる。
Side 1

ヴィシャス - Vicious
- 2:58

アンディの胸 - Andy's Chest - 3:21

パーフェクト・デイ - Perfect Day - 3:47

ハンギン・ラウンド - Hangin' Round - 3:35

ワイルド・サイドを歩け - Walk on the Wild Side - 4:16

Side 2

メイキャップ - Make Up - 3:00

サテライト・オブ・ラヴ - Satellite of Love - 3:42

ワゴンの車輪 - Wagon Wheel - 3:20

ニューヨーク・テレフォン・カンヴァセイション - New York Telephone Conversation - 1:34

アイム・ソー・フリー - I'm So Free - 3:10

グッドナイト・レイディズ - Goodnight Ladies - 4:31

2002年リマスター盤ボーナス・トラック
ハンギン・ラウンド(アコースティック・デモ) - Hangin' Round (Acoustic Demo) - 3:58

パーフェクト・デイ(アコースティック・デモ) - Perfect Day (Acoustic Demo) - 4:50

カバー・バージョン

パーフェクト・デイ

カースティ・マッコール(英語版) - 『ガローア ?ザ・ベスト・オブ・カースティ・マッコール』(1995年)

デュラン・デュラン - 『サンキュー』(1995年)

レニングラード・カウボーイズ - 『Zombies Paradise』(2006年)

スーザン・ボイル - 『ザ・ギフト ?夢の贈りもの』(2010年)


ワイルド・サイドを歩け

ヴァネッサ・パラディ - 『ヴァリアシオン』(1990年)

エディ・ブリケル - 『フラッシュバック』サウンドトラック(1990年)

リック・ブラウン - 『Yours Truly』(2005年)

ポール・ヤング - 『Rock Swings (On The Wild Side Of Swing)』(2006年)

ヤング@ハート - 『ヤング@ハート - オリジナル・サウンドトラック』(2007年)


サテライト・オブ・ラヴ

U2 - シングル「ワン」(1992年)のカップリング曲として発表。

ポルノ・フォー・パイロス(英語版) - ドイツ盤シングル「Tahitian Moon」(1996年)のカップリング曲として発表[7]

ユーリズミックス - 『スイート・ドリームス』(1983年)が『スイート・ドリームス - スペシャル・エディション』として2005年に再発された際に、ボーナストラックとして追加収録された。

中川敬 - ソウル・フラワー・ユニオン中川敬のサード・アルバム『にじむ残響、バザールの夢』(2015年)に日本語カヴァーが収録されている。


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