トランスフォーマー_ザ・ムービー
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2007年の実写映画「トランスフォーマー (2007年の映画)」とは異なります。

トランスフォーマー ザ・ムービー
The Transformers: The Movie
監督ネルソン・シン
脚本ロン・フリードマン
製作ジョー・バカル
トム・グリフィン
製作総指揮マーガレット・ローシュ
リー・ガンサー
森下孝三
ナレータービクター・カロリー
出演者ピーター・カレン
レナード・ニモイ
オーソン・ウェルズ
ジャド・ネルソン
ロバート・スタック
エリック・アイドル
フランク・ウェルカー
音楽ヴィンス・ディコーラ
主題歌ライオン『The Transformers』
撮影福井政利
編集スティーブン・C・ブラウン
製作会社ハズブロ
サンボウ・プロダクション
マーベル・プロダクション
東映動画
配給デ・ラウレンティス・エンターテイメント・グループ
公開 1986年8月8日
1989年10月21日(VHS発売)
上映時間84分
製作国 アメリカ合衆国
日本
言語英語
興行収入 $5,849,647[1]
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『トランスフォーマー ザ・ムービー』(The Transformers: The Movie)は、1986年に公開された『トランスフォーマー』シリーズのアニメーション映画の一作。
解説

戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』(The Transformers〈Season 2〉)と『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』(The Transformers(Season 3))を繋ぐストーリーとして製作された劇場用作品。アメリカでは1986年8月、イギリスでは同年12月に公開された。

日本でも1987年夏に公開が予定されていたが、諸事情により劇場公開されず、1989年に東京と大阪で、トランスフォーマー5周年記念イベントと、ユニセフによるチャリティーを兼ねた上映会が開催され、関連商品の販売やコマフィルムの配布が行われた[2]。上映会の告知は、同作を連載していたテレビマガジン誌面と、ラジオ番組青春ラジメニアなどに限られ認知度が低く、上映直前にはチケットの無料配布も行われたが、満席には至らなかった[3]。それでも、多くのテレビマガジン読者に対して親子ペアチケットが送付された上に、大阪会場のサンケイホールにおいては、青春ラジメニアのパーソナリティである岩崎和夫と吉田秀子が進行役を務めたこともあり、拍手喝采の盛況振りだった[要出典]。

原語版ではオーソン・ウェルズレナード・ニモイロバート・スタックエリック・アイドルなどの名俳優たちが出演しており、ユニクロンの声を担当したオーソン・ウェルズはこの作品が遺作となった。監督のネルソン・シンによると、低くて深みのある声をユニクロンにイメージしており、オーソン・ウェルズのキャスティングは夢のようなものだったという[4]。しかし、アシスタントと共に車椅子で収録スタジオに現れたウェルズは既に病に侵されており、体調が優れていないことは一目瞭然だった[4]。収録前、ウェルズは映画の成功を祈願して収録用に提示されたコンセプトアートにサインをした[4]。ウェルズの声は弱々しくも演じようとしていることが伝わるものであり、その場にいたスタッフは何も口出しなかった[4]。収録した音声は加工されることとなり、当時ハリウッドに一台しかなかったサウンドシンセサイザーにより強大かつ力強いものとなったウェルズの音声がユニクロンの声として使用されている[4]

テレビシリーズで音楽を担当していた、ロバート・J・ウォルシュとジョニー・ダグラスは本作品には起用されておらず、シルヴェスター・スタローン主演の『ロッキー4/炎の友情』で音楽を担当した、ヴィンス・ディコーラが起用されている。

日本側総指揮を担当した森下孝三は「当時演出家としてもてる技術を全てつぎ込んで」製作したと語っており、本作のため約1年間アメリカに滞在した[5]。また、キャラクターには何重もの影が重ねられており、森下によるとトランスフォーマーたちのキャラクターを表現するために、影を重ねて感情を表現する手法を取り入れたとのこと[5]
あらすじ

地球暦2005年。セイバートロン星はデストロンの占領下にあった。そしてサイバトロンは、セイバートロン星にある2つの月に設けたムーンベース、そして地球のサイバトロンシティを拠点とし、故郷奪還の悲願に燃えていた。

度重なる激戦の末にサイバトロンは多くの仲間と、そして総司令官であるコンボイまでを失うこととなった。そして、サイバトロンのリーダーが代々受け継ぐ叡智の結晶「マトリクス」はコンボイの身を離れ、新たにリーダーとなる人物を待つことになる。

一方、セイバートロン星で伝説として伝わる超巨大トランスフォーマー「ユニクロン」が宇宙の彼方より現れ、セイバートロン星に迫りつつあった。ユニクロンはマトリクスが自らの脅威と自覚し、スタースクリームの裏切りで宇宙空間に放逐されたメガトロンをガルバトロンとして再生強化し、マトリクスの破壊を命じる。

新生デストロン、そしてユニクロン。果たしてサイバトロンは母星を、マトリクスを守りきれるのか。
登場人物
サイバトロン戦士 / Heroic Autobots
総司令官
コンボイ / Optimus Prime
- 玄田哲章 / 英 - ピーター・カレン全宇宙の正義と平和のために戦うサイバトロン総司令官。デストロン軍団の奇襲を受けた地球の基地に応援に駆けつける。その際にはトラックモードでデストロン軍団を次々に跳ね飛ばし、変形しながら飛び上がって空中ひねりをしながら銃を乱射し、多数のデストロンを倒すという、サイバトロン総司令官の名に恥じぬ活躍を見せた(宇宙に放逐されたデストロンの傷病兵のほとんどがコンボイの手で倒された者である)。メガトロンと一対一で壮絶な死闘を繰り広げ、「素手で捻り潰してくれる」と豪語しておきながら武器を多数使用したメガトロンを素手のみで撃退するも、自らも致命傷を負う。仲間たちに看取られながらウルトラマグナスにリーダーの証であるマトリクスを託し、息を引き取った。
騎士 ホットロディマス / Hot Rod

総司令官 ロディマスコンボイ / Rodimus Prime
声 - 石丸博也 / 英 - ジャド・ネルソンサイバトロンの若き騎士。ダニエルと親友である。その若さゆえか無鉄砲に敵に向かっていくが勇敢さは随一。ユニクロンの内部でガルバトロンと決闘。マトリクスを奪い返し、パワーと風格に満ちた新戦士ロディマスコンボイへと生まれ変わる。ホットロディマスではドラッグカー風のスーパーカー、ロディマスコンボイではキャンピングカー風のトレーラートラックに変形する。デザイン画には、ホットロッド HOTROD“YOUNG”と表記されている。
シティコマンダー ウルトラマグナス / Ultra Magnus


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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