トランスフォーマー_ザ☆ヘッドマスターズ
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トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ
ジャンル
ロボットアニメ
アニメ
原作金田益実(原案)
シリーズディレクター佐々木勝利
シリーズ構成藤川桂介
キャラクターデザインまがみばん
音楽石田勝範
アニメーション制作東映動画
製作タカラ東映
放送局日本テレビ
放送期間1987年7月3日 - 1988年3月28日
話数全38話
漫画
原作・原案など金田益実
作画まがみばん
出版社講談社
掲載誌テレビマガジン
発表期間1987年8月号 - 1988年3月号
話数全8話
関連作品

トランスフォーマー ザ・リバース
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』(Transformers: The Headmasters)は、『トランスフォーマー』シリーズのアニメ作品第3弾で、前作『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』の日本版の続編。1987年(昭和62年)7月3日 - 1988年(昭和63年)3月28日まで日本テレビで放映。全38話。
概要

(日本国内における)トランスフォーマーのアニメシリーズとしての第3作目。海外アニメの吹き替え版だった前作までの設定を引き継いで作られた、日本オリジナルの作品である。前作までと比べて、オープニング・エンディングを含めて、いわゆる日本製アニメのような作風に変わった。ストーリーは前作の直接の続編であり、続けて登場するキャラクターも多いが、声優が前作から大きく差し替えられている。また海外(特にアメリカ)では規制によりアニメなどに「死」を取り入れることができないという事情があったが、本作品では制作が日本なこともあり、過去2作の海外アニメならではの軽快なテンポで進行するドラマとは裏腹に、死生観をテーマにしたウェットなドラマが展開された。

シリーズ構成の藤川桂介によると当初は続編ではなく、世界観をリセットする予定だったが、諸般の事情から頭の部分は海外の設定を取り入れて製作された[1]。また多数のキャラクターを使い切ることが出来なかったと語る[2]

ストーリーの主軸となるヘッドマスターズに加え、ビークルからロボットに変形する従来の「トランスフォーマー」のスタイルを発展させた様々なバリエーションを持ったキャラクターが登場する。玩具展開においてもその多様化が顕著だった。

海外では同時期に『トランスフォーマー ザ・リバース』が展開された。登場するキャラクターはほとんど同じだが、ストーリーが大きく異なるパラレルワールドとしての位置付けであり、その後の日本で製作された作品とは全くの接点を持たない。

場面転換『エンブレムターン』は本作品でも健在だが、セル画になっている。またこれとは別演出の場面転換シーンの方が多用され、回によっては1度しか使われないこともある。
ストーリー

400万年前、戦乱の続く故郷「セイバートロン星」を離れ、平和な新天地を求め旅立つ者が多くいた。その中に「マスター星」と呼ばれる惑星に不時着した者たちがいた。この惑星の自然環境はあまりに過酷であり、彼らはそれに耐えるべく独自の進化を遂げた。その彼らこそが、「ヘッドマスターズ」である。

そして『2010』の翌年、西暦2011年から物語は始まる。マスター星を追放されたスコルポノックたちがガルバトロンが指揮を執るデストロン軍団に加わる一方、同じくマスター星から彼らを追い戦艦マキシマスでセイバートロン星へとやって来たフォートレスたちがサイバトロン戦士として加わり、戦いが再開された。

やがてサイバトロン総司令官はロディマスコンボイからフォートレスへと移る一方で、新破壊大帝ガルバトロンの滅亡と共にスコルポノックがデストロンリーダーとしての実権を握り、自らを恐怖大帝メガザラックと名乗る。

全宇宙を支配しようと企むデストロン軍団とそれを阻止せんとするサイバトロン戦士との戦いが、壮大な宇宙を舞台に繰り広げられる。
登場人物
サイバトロン
サイバトロンヘッドマスター

本来の姿である小型ロボットのヘッドマスターが頭部に変形し、ビークルから胴体に変形したトランステクターに合体(ヘッドオン)して標準サイズのトランスフォーマーとして行動する新戦力。ヘッドオン状態による本体への負担はほとんどないらしく、普段からヘッドオン状態で行動し、他のトランスフォーマーたちと同じ目線でコミュニケーションを取っている。彼らならではのクロスヘッドオンと呼ばれる戦法があり、クロームドーム、ハードヘッド、ハイブロウ、ブレインストームたちは頭部を入れ替えることによって様々な戦況を切り抜ける手段であるだけでなく、突発的なパワーを出すことも可能となる。4人で円陣を組むことでエネルギーを放射するヘッドフォーメーションを繰り出す。トランスフォームする際には「トランスフォーム、ダッシュ」と叫ぶ。
攻撃指揮官 クロームドーム(ヘッドマスター:クローム
[注釈 1]
声 - 堀秀行本作品の実質的な主人公。サイバトロンヘッドマスターのリーダー。詳細はクロームドームを参照。
地上攻略員 ハードヘッド(ヘッドマスター:ロス)
声 - 平野正人パワフルな戦士だが普段は温厚な性格。年齢は人間で16?18歳くらい。右肩のハードキャノン、2丁のハードレーザーと、射撃武器が多いが接近戦が得意である。クロームドームと勝手に行動(襲撃など)することが多いが、失敗に終わることが多い。自然を愛する。趣味は歌で、ツインキャストのカラオケで歌うこと。戦車にヘッドオンする[3]。必殺技は「ハンマー投げ」。
電子戦闘員 ハイブロウ(ヘッドマスター:ゴーター)
声 - 小林通孝4人の中で冷静で理知的。年齢は人間で16?18歳くらい。戦闘は苦手。血気に逸るクロームドームのブレーキ役でもある。また、クロームドームとハードヘッドが無茶な行動に出てピンチに陥った際、ブレインストームと2人で救助に向かうことが多い。趣味は勉強と読書。発明が得意で、ダニエルのチャレンジブラスターを開発したのも彼である。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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