トランスフォーマー コンボイの謎ジャンルアクションシューティング
対応機種ファミリーコンピュータ (FC)対応機種一覧
Wii
開発元イスコ
発売元タカラ
シリーズトランスフォーマーシリーズ
人数1人
メディア512キロビットロムカセット[1]
発売日 198612051986年12月5日
発売日一覧
Wii
200806102008年6月10日
対象年齢CERO:A(全年齢対象)
売上本数約61万本
その他型式:TFC-TF
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『トランスフォーマー コンボイの謎』(トランスフォーマー コンボイのなぞ)は、1986年12月5日に発売されたタカラ(現:タカラトミー)のファミコン参入第1弾ソフト。
同社より発売された玩具『トランスフォーマー』およびそれを原作としたテレビアニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』(1985年 - 1986年)を題材としたアクションシューティングゲーム。サイバトロンシティーコマンダー・ウルトラマグナスを操り、デストロンを倒していく。販売は日本国内のみ。
2008年にはWii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された。 本作品は3つの時代を舞台にしており、ウルトラマグナスが瀕死のコンボイからスクランブルシティの指揮官に任命されマトリクスを託された映画『トランスフォーマー ザ・ムービー』(1986年)の時代を起点として、タイムトンネルで過去に当たる『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』(1985年 - 1986年)や、未来にあたる『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』(1986年 - 1987年)の時代に移動しながらデストロンと戦う。 初代と『2010』の間のエピソードである『ザ・ムービー』はサイバトロン総司令官・コンボイが戦死し、総司令官交代劇が描かれた重要なエピソードであるが、諸々の事情により日本では初代『トランスフォーマー』と『2010』の間の時期に公開されなかった。そのため、日本ではコンボイが誰に殺されたのか、コンボイに代わる次のニューヒーローが誰なのかが謎となっていた。そこでこの謎を補完すべく、「君の手でコンボイの死の謎を解け!」という触れ込みで販売されたのがこのゲームであり[2]、製品の発売と前後して「コンボイが死んだキャンペーン」なるものが行われ、テレビCMも大量に流れた。なお本作品副題が示す謎のうちの1つについては、発売の前月から総司令官ロディマスコンボイが登場する『2010』が放映開始している。 2008年6月10日より、Wiiのバーチャルコンソールのソフトとして配信されている。ファミコン版ではゲーム開始時やボス撃破時など、後にポケモンショックで問題となる2色の点滅に酷似した表現が頻繁に使用されているが、バーチャルコンソール版は点滅表現が修正され、点滅の頻度が下げられている[3]。 2014年、『キュートランスフォーマー』の展開に合わせ、本作品をモチーフとしたスマートフォンアプリとそれを基にしたテレビアニメ『キュートランスフォーマー 帰ってきたコンボイの謎』が展開した。 全10面で、縦スクロールと横スクロールの二種類のステージがある。自機はロボット形態とトレーラー形態にトランスフォーム(変形)できる。トレーラー形態は姿勢が低くなるが、射撃が正面に撃てず、真上と、前下方へのショットになり、ジャンプが出来なくなる。ロボット形態とトレーラー形態で特性が全く異なっており、縦スクロールのステージなどでは変形を駆使する場面が増える。 基本的に敵や敵の弾に触れると一撃で死ぬ[2]。1万点で自機が1機増え、以降2万点毎に1機増える。 ゲームをクリアするとエンディングメッセージ表示の後にステージ1に戻る。このとき各ステージに登場する「R」「O」「D」「I」「M」「U」「S」のマークを取りクリアしていると、自機がロディマスコンボイに変化する。外見以外に変化(赤色)はないが、クリア時のメッセージが変化する。 ステージ各所で登場する水平に飛ぶスカイワープを倒すと、アイテム(エネルゴンキューブとされる)が出現する。さらに特定のスカイワープは赤色の「R」「O」「D」「I」「M」「U」「S」の文字(ロディマスのエネルゴンキューブとされる)を持っている。 他に、ステージ各所に文字無しのアイテムなど、得点アイテムが隠されている。 ステージ構成は横スクロールが多いが、タイムトンネルを舞台とするステージ3,6,8,10は縦スクロール。 ザコ敵扱いのキャラクターは原作を無視して大量に出現する。他に、トランスフォーマーではないオリジナルの「メカ生命体」もザコ敵として多数登場する。
概要
ゲーム内容
システム
アイテム
「P」 - 弾が斜め上にも出る2WAYになる。
「B」 - バリア。敵の体当たりを3発まで防ぐ。弾の場合はより多くを防げる。音楽が変化するが、時間制の無敵アイテムではない。
「F」 - ジャンプ中にジャンプボタンを押すと、自在に飛行できるようになる。
「1」 - 自機が1機増える。
「D」 - パワーダウンアイテムで、「P」「F」を取っているときに取ってしまうと、パワーアップの効果が消える。
ステージ構成
ステージ1 荒野地帯
ステージ2 遺跡の神殿
ステージ3 タイムトンネルI
上へ昇っていき、『ザ・ムービー』の時代から『2010』の時代に行く。隠しエリア「サイバトロンゾーン」がある。
ステージ4 亜空間都市
ステージ5 浮遊都市
ステージ6 タイムトンネルII
下へ降りていき、『2010』の時代から『ザ・ムービー』の時代に戻る。
ステージ7 氷河地帯
このステージのみ床が滑るため、操作が難しくなる。
ステージ8 タイムトンネルIII
下へ降りていき、『ザ・ムービー』の時代から初代の時代に行く。隠しエリア「デストロンゾーン」がある。
ステージ9 地下機械都市
このステージは道順を間違えるとループする。
ステージ10 タイムトンネルIV
上へ昇っていき、最後に『2010』の時代に辿り着く。
登場キャラクター
サイバトロン
シティーコマンダー・ウルトラマグナス
本ゲームの主人公。瀕死のコンボイから総司令官の証として英知の結晶“マトリクス”を託される。
総司令官コンボイ
サイバトロン軍総司令官。メガトロンとの一騎討ちの際に重傷を負い、死の直前にウルトラマグナスにマトリクスを託す。また、本ゲーム内では頭部しか登場しない。
情報員バンブル
ミニボット情報員。スタースクリームの撃墜に成功すると出現し、ウルトラマグナスをワープ先まで案内してくれる。
総司令官ロディマスコンボイ
ホットロディマスのエネルゴンキューブを全て集めれば次周プレイから主人公がロディマスコンボイに変わる。性能は同一。横向きグラフィックが原作と異なりウルトラマグナスの色違い(赤色)となっている。カーモードと正面は専用グラフィック。
デストロン
ジェットロン
ジェットロン部隊航空兵。白系のカラーリング。ステージ1からザコ敵として登場。急降下するタイプと水平に飛ぶタイプの2種類がおり、前者は攻撃を当てると戦闘機からロボットモードに変形、後者は変形せずにアイテムとなる。説明書にはスカイワープと書かれているが、PVではジェットロン(ラムジェット)として紹介されており、攻略本では単に「ジェットロン」となっている。
空陸参謀ブリッツウィング
トリプルチェンジャーの一人。本ゲームでは戦車形態で登場。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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