トランストリップ_(2013年の映画)
[Wikipedia|▼Menu]

トランストリップ
Magic Magic
監督セバスティアン・スィルバ

脚本セバスティアン・スィルバ
出演者ジュノ・テンプル
エミリー・ブラウニング
マイケル・セラ
カタリーナ・サンディノ・モレノ
配給 デスティネーション・フィルムズ、ソニー・ピクチャーズ・ホーム・エンタテインメント
松竹メディア事業部
公開2013年1月22日(サンダンス)
2013年5月23日(カンヌ)
2013年8月16日
2014年10月25日
上映時間98分[1]
製作国 チリ
アメリカ合衆国
言語英語
テンプレートを表示

『トランストリップ』(原題:英語 Magic Magic )は、2013年のチリアメリカ合作の心理スリラー映画。監督・脚本はセバスティアン・スィルバ。この作品は2013年1月22日にサンダンス映画祭にて初上映された。[2]主要キャストは、ジュノ・テンプル、エミリー・ブラウニング、マイケル・セラ、カタリナ・サンディノ・モレノら。[3]また、この作品は2013年カンヌ国際映画祭でのDirectors' Fortnight(監督週間)でも上映された。[4][5]

2013年スィッジェス国際映画祭(英語版)では、ジュノ・テンプルが主演女優賞を受賞。



ストーリー

アリスィアは、初めての海外旅行で、チリに住むいとこのサラを訪ねる。アリスィアは、サラとサラの彼氏アウグスティン、その姉バーバラ、アウグスティンの友人でアメリカ人外交官の息子ブリンクという5人で、島のキャビンで過ごす計画だったが、現地に向かう途中、サラが急遽学校の試験を受けないといけなくなり、彼女だけ一旦帰ってしまう。結果、知り合ったばかりの3人とそのまま現地へ向かうのだが…それは、アリスィアにとって夢うつつな悪夢的体験「トランストリップ」の始まりだった…トランストリップ ストーリー詳細

カリフォルニアからチリに到着したアリスィアは、いとこのサラとその彼氏アウグスティンに連れられ、彼の姉のバーバラ宅を訪れる。そこにはアウグスティンの友人ブリンクも来ていた。バカンスの目的地に行く前にシャワーを借りるアリスィア。その時、外でサラとアウグスティンが何か深刻な話をしている声が聞こえてくる。

目的地に向かう最初のドライブ中に、サラの電話が鳴る。学校からの呼び出しで、試験を受けないといけなくなったという。不安がるアリスィアに、1日で戻ってくるからと言い残し、サラはサンティアゴの学校へ戻ってしまう。アリスィアは出会ったばかりの3人と旅を続けることになる。

一行は、目的地の管理人の妻メルダを拾い、一緒に島まで行く手はずになっていた。途中、アリスィアが選んでかけたCDの曲を、バーバラが気味悪いと言って止めようとする。しかし、車のCDプレイヤーが故障して延々鳴り続ける状態になり、気まずい雰囲気に。メルダと合流した時、二匹の子犬が捨てられているのを見つける、その内一匹は体が悪いようで、体中いぼだらけ。メルダはほっとけと言うが、不憫に思ったバーバラは、いぼだらけの子犬だけ車に乗せる。だが、ドライブ中ずっと哀れに泣き続けるので、アウグスティンはバーバラに車を止めさせ、その子犬を結局は捨てていく。

一行はモーターボートで島へ到着。ボートから降りる時、アリスィアが転び、バーバラの鞄を水中に落としてしまう。鞄は回収したがバーバラは苛立ちを隠さなかった。キャビンで割り当てられた部屋に案内されたアリスィアだが、出会ったばかりの3人と過ごすプレッシャーに溜め息をついてしまう。1日目の夕食時、ブリンクとアウグスティンがアリスィアに色々とアプローチ。アウグスティンは、催眠術が趣味だと明かし、アリスィアに催眠術をかけようとする。眠りたいと自室へ戻るアリスィア。寂しさからサラに電話しようとするが携帯は圏外。外から鳥の不吉な鳴き声が聞こえてくるので、ベッドを窓際から遠ざけるアリスィア。一方で、その音が五月蝿かったのか、隣室のバーバラが音楽のボリュームを上げ、アリスィアはこれ以上彼女を苛立たせないようにと思う。男部屋のほうでは、ブリンクが退屈だとアウグスティンに語りかけるが、アウグスティンは自分を催眠状態にしようと、催眠模様をじっと見ている。相手にしてもらえないブリンクはアリスィアを思い自慰行為をする。

翌朝、鳥の声で良く眠れなかったアリスィアは睡眠不足の様子。朝食時、昨晩誰かサラと電話したかを訪ねるが、誰も話していない。その後、アウグスティンとブリンクに誘われて、彼らのバードハンティングに同行。アリスィアは行きたくなかったが、丘の上なら携帯電波が入るかもしれないと言われて付いていく。途中、ブリンクがコンゴウインコを撃ち殺すのを見て不快な気分になるアリスィア。丘の上に着き、サラと電話が繋がるが、もう1日サンディエゴにいなければならないと言われる。なんとかや早く戻って欲しいとサラを説得するアリスィアだが、電波状態が悪く電話は切れてしまう。ブリンクとアウグスティンのテニスを眺めていると、牧羊犬がアリスィアにまとわりついてくる。最初は可愛がって撫でていたが、そのうちにアリスィアの足にペニスを擦り付けてくるので、犬を離そうとするアリスィア。それを見てブリンクは笑い、アウグスティンは犬を追い払う。

キャビンに戻りバーバラの隣に座っている時、アリスィアはバーバラにじっと見つめられているような幻覚を覚える。その後、皆で酒を飲んでどんちゃん騒ぎな中、ブリンクは最前の牧羊犬の真似をしてアリスィアを追い回す。アリスィアは怒り、纏わりつくブリンクの顔面に蹴りを入れ、キャビンの外に出る。サラに電話を試みるとすぐに繋がり、アリスィアは3人に対する不満と怒りを訴える。会話の中で、サラはサンティアゴに戻ったのは実は学校の用事ではないと口を滑らす。

翌日、サラが到着。サラとアウグスティンが2人でサンティアゴでの首尾はどうだったかを話す様子から、サラがサンティアゴに行っていた理由が中絶手術を受ける為と判明。その後アリスィアは、サラと2人きりで話をするが、サラから、前夜は電話で話したりしていないと言われ困惑する。

サラが合流した3日目はクリフ・ダイヴィングをしようという話になる。ブリンクは順番待ちの間に、アリスィアに好かれようとちょっかいを出すが、アリスィアは不快に感じる。アウグスティン、ブリンク、サラは飛び込みを成功させるが、アリスィアは怖がって結局飛び込めない。キャビンに戻り、気まずい雰囲気の夕食時、サラに睡眠不足を理由にしているが本当は違うのではないかと指摘される。アリスィアはバーバラに睡眠薬を貰い、皆はリビングで寛ぐが、そこでアウグスティンが再びアリスィアに催眠術をかけようとする。すると睡眠不足のせいか、催眠にかかってしまうアリスィア。ブリンクの命令を抵抗なく実行してしまう。セクシーなダンスを踊らされたり、アウグスティンをしゃぶれと言われてアウグスティンのズボンに手をかけたり。更には、暖炉の炎に顔をつっこめと言われ、何の躊躇もなく暖炉の炭を掴んでしまう。火傷の痛みで催眠状態が解け、痛みに叫ぶアリスィア。バーバラは火傷した手に軟膏を塗ってやる。

その夜、誰もいない部屋でサラやブリンクの幻覚を見て混乱するアリスィア。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:15 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef