トラーパニ(イタリア語: Trapani ( 音声ファイル))は、イタリア共和国のシチリア島西部に位置する都市で、その周辺地域を含む人口約68,000人の基礎自治体(コムーネ)。トラーパニ県の県都である。
地中海に面した港湾都市であり、沖合のエーガディ諸島や地中海沿岸各地へ向かうフェリーが発着する玄関口である。コムーネ単体の人口はマルサーラに次いで県内2位であるが、エーリチェのカーサ・サンタ地区とも市街地が連続しており、都市圏人口は約10万人である。 Trapani は [?trapani]
名称
イタリア語以外の言語では以下の名を持つ。
シチリア語: Trapani
歴史上は以下の名で呼ばれた。 トラーパニ県北西部のコムーネで、地中海(ティレニア海)に面する。トラーパニの市街は、州都パレルモの西南西約75km、アグリジェントの北西約122km、チュニジアの首都チュニスの北東約247km、サルデーニャ島のカリャリの南東約324kmに位置する。 コムーネの面積は 271.72 km2におよび、マツァーラ・デル・ヴァッロに次いで県内第2位の広さである。市域は、パチェーコを挟んで北と南の2つに分断されており、トラーパニ市街のある北側の「本体」よりも、南側の飛び地の方が大きい。 トラーパニ市街のある「本体」と隣接するコムーネは以下の通り。 南部の飛び地と隣接するコムーネは以下の通り。 エリミ人が、近隣の都市エリュクス(現在のエリーチェ)の港として町をつくった。港が鋭くカーブしている姿から、古代ギリシャ人からドレーパノン トラーパニには以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。 何世紀にも亘って、塩田や製塩産業が栄え、「塩の道」の途上にあることから、独特な文化や経済が生まれている。経済の大部分は今も海に依存している。漁業と、水産品の缶詰製造は重要な地元産業である。地元の漁師たちは、マッタンツァ
ギリシア語: Δρ?πανον / Drepanon (ドレパーノン)
ラテン語: Drepanum (ドレパヌム) あるいは Drepana (ドレパナ)
地理
位置・広がり
隣接コムーネ
エーリチェ - 北東
パチェーコ - 南
パチェーコ - 北
ブゼート・パリッツォーロ - 北東
カラタフィーミ=セジェスタ - 東
サレーミ - 南東
マルサーラ - 南
歴史
行政
分離集落
Borgo Fazio, Fontanasalsa, Fulgatore, Guarrato, Locogrande, Marausa, Milo, Palma, Pietretagliate, Rilievo, Salinagrande, Ummari, Xitta, Baglio Nuovo
社会
経済・産業塩田の風車
エーリチェが所在するエーリチェ山(イタリア語版)、セジェスタ遺跡、エーガディ諸島に近いため、観光が近年伸びてきている。 トラーパニからパチェーコにかけて広がる塩田のトラーパニおよびパチェーコ塩田自然保護区
自然・環境