トラップ一家物語
[Wikipedia|▼Menu]

世界名作劇場
通番題名放映期間
第16作私のあしながおじさん1990年1月
- 1990年12月
第17作トラップ一家物語1991年1月
- 1991年12月
第18作大草原の小さな天使
ブッシュベイビー
1992年1月
- 1992年12月

トラップ一家物語
アニメ
原作マリア・フォン・トラップ
監督楠葉宏三
脚本しろやあよ
キャラクターデザイン関修一
音楽風戸慎介
アニメーション制作フジテレビ日本アニメーション
放送局フジテレビ系列
放送期間1991年1月13日 - 1991年12月22日
話数全40話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『トラップ一家物語』(トラップいっかものがたり)は、1991年1月13日から12月22日まで、フジテレビ系列で毎週日曜19:30 - 19:58(JST)に全40話が放送された、日本アニメーション制作のテレビアニメ。「世界名作劇場(ハウス世界名作劇場[注 1])」の第17作目に当たる。目次

1 概要

2 あらすじ

3 登場人物

3.1 トラップ一家

3.2 使用人

3.3 ノンベルク修道院

3.4 回想で登場する人物

3.5 その他


4 作中の状況説明

5 史実との違い

6 スタッフ

7 主題歌

7.1 オープニングテーマ

7.2 エンディングテーマ

7.3 主題歌差し替えについて


8 作中に登場する主な歌

9 各話リスト

10 放送局

11 映像ソフト化

12 脚注

12.1 注釈

12.2 出典


13 外部リンク

概要

原作はマリア・フォン・トラップの自叙伝『トラップ・ファミリー合唱団物語』(The Story of the Trapp Family Singers)。世界名作劇場においては『あらいぐまラスカル』以来となる実話がモデルの話で、同時に成人した女性が主人公というシリーズでは異色の作品でもある。原作は映画化(『菩提樹』、『続・菩提樹』、『サウンド・オブ・ミュージック』)やミュージカル化がされているが、本作品自体を元にしたファミリーミュージカルも上演されている(イマジンミュージカル)。

序盤は家庭教師マリアとトラップ家の子供たちとの交流が描かれ、中盤以降は前年の『私のあしながおじさん』に続いて恋愛がテーマになり、ゲオルクの再婚をめぐる家族内の葛藤を中心に物語が展開する。終盤においてはトラップ家の経済的危機やアンシュルスによるナチスの侵攻などが描かれている。特にナチスについては、エピソードの中に数多く織り込まれ、ナチスの脅威に対する当時の一部オーストリア人の苦悩、複雑な心情が色濃く描かれており、一家がオーストリアからの亡命を実行する場面はスリリングに描写されている。

最終回放送後の1991年12月28日には、「世界名作劇場」としては初となる総集編が2時間枠(土曜10:00 - 12:00)で放送された。
あらすじ

幼い頃に両親を亡くし、苦労を重ねてきたマリア。師範学校の卒業旅行の帰りに、ふと思い立って修道女を志すことになり、ザルツブルクへとやってきたマリアは、一番厳しい修道院として教えられたノンベルク修道院を訪れて、志願の結果修道女見習いとして迎え入れられる。しかし、しきたりや規律等に無頓着なマリアは、徐々に修道院では問題のある存在としてみなされていくようになってしまう。ある日マリアは、オーストリアの英雄にして貴族であるトラップ大佐の家に、次女マリアの家庭教師として9ヶ月間派遣されることになった。7人の子どもたちは、当初は心を閉ざし反発していたが、次第に天真爛漫で裏表の無いマリアに心を開いていく。そしてゲオルクも、マリアに惹かれるようになっていく。
登場人物
マリア・クッチャラ
声 - 勝生真沙子[注 2]本作品の主人公。18歳[注 3]1月25日生まれの山羊座[注 4]で、出生証明書では、「ウィーン生まれ」となっている(後述「マリアの母」の欄)。ウィーンの師範学校を卒業後、ノンベルク修道院の見習い修道女となるが、ある日9ヶ月間の条件で修道院から派遣されてトラップ家の26人目の家庭教師となる。周りから“フロイライン・マリア”[注 5]と呼ばれている。ゲオルクに対して普段から“トラップ艦長”と呼び、さらに時々おちゃらけて敬礼ポーズと共に部下の口調をマネて話すこともある[1]。普段は人当たりがよく天真爛漫な性格でドジを踏むこともあるが、臆することなく自分の意見を述べる勇敢さと、失敗をした時は自分の非を認める素直さも持つ[2]。右手を頭の右側にあてる仕草[注 6]が癖で様々な場面によくやっている。趣味は歌とギターを弾くことと山歩きで、他に洋裁刺繍(ししゅう)も得意で[3][4]、動物好きでもある[5][6]。ちなみに家庭教師としてもらった給料[注 7]のほとんどは、ノンベルク修道院に寄付している。両親を幼いころに亡くしたため、家族というものに対する思いは強い。前述の性格や子どもたちと歌で触れ合うことで、それまで心を閉ざしていた子ども達の心を開き、やがてゲオルクと結ばれることとなる。結婚後は家族に降りかかる様々な危機を乗り切り、良妻賢母ぶりを発揮する。
トラップ一家
ゲオルク・フォン・トラップ
声 - 堀勝之祐トラップ家の当主で男爵。38歳。元軍人。現在は“ベガ船舶会社”という海運事業の会社を経営しているらしい[注 8]。品格と知性を伴う人物。妻のアガタを亡くしてからは、子ども達に対しても心を閉ざしていたが、マリアとの付き合いを通じてかつてのような暖かい性格の持ち主となる。子育てに関しては、マチルダほどしつけに厳しくはなく時々口頭で注意することはあっても、基本的に手を上げることはほとんどない[注 9]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:100 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef