トラックレース
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、主に自転車競技について説明しています。

陸上競技については「陸上競技」をご覧ください。

自動車競技については「サーキット」をご覧ください。

貨物自動車競走競技については「自動車競技#トラック系」をご覧ください。

1周400m走路の自転車トラック(平塚競輪場自転車トラックレース

トラックレースとは、陸上競技自転車競技において、競技場のトラックを周回するレース(競走競争競技)のこと。ここでは自転車競技(: Track cycling)について説明する。その競技場のことを自転車競技では、自転車競技場競輪場と呼ぶ。
概要

自転車競技場の走路(バンクまたはトラック)は、板張り・コンクリート・ウォークトップ(軟らかいアスファルト)などで舗装されており、カーブは全速力でも速度を落とさず走れるよう走路に傾斜(バンク)を付けている。一周の長さは海外では250mが多いが、日本では競輪の法律が影響していて400m?500mとなっている所がほとんどである。なお333.3mの走路もあるが、これは3周で1000mの扱いとなっている。自転車はトラックレーサーが用いられる。
起源及び歴史.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節の加筆が望まれています。

起源については定かではないが、1878年イギリスイズリントンにある、ロイヤル・アグリカルチュラル・ホール(現 ビジネス・デザイン・センター)において、6日間レースの起源となる、1000マイルレースが行なわれていることや、1888年デンマークにおいて、車券発売が施された自転車レース(競輪[1] が開始されたことから考えると、1870?1880年代には既に行なわれていたと考えられる。また1893年に、第1回の世界選手権自転車競技大会が、アメリカ合衆国シカゴで開催されたが、同大会は1920年まで、トラックレースのみの開催であった。

また、種目の起源については、各国にまたがっている。例えば、ケイリンは承知の通り日本が発祥であるが、個人スプリントはフランス、チームスプリントはイタリア、フライングタイムトライアルはカナダ、マディソンはアメリカとなっている。



オリンピック及び世界選手権採用種目
オリンピック種目変更

2009年12月13日国際自転車競技連合(UCI)が国際オリンピック委員会(IOC)に男女平等の種目数の方針に基づき、2012年開催予定のロンドンオリンピックにおいて、男女5種目ずつの実施を提案したところ、IOC理事会がこれを了承した[2]

これにより、男・女ポイントレース、男・女個人追い抜き、男子マディソンは除外となり、代わって、男・女オムニアム、女子ケイリン、女子チームスプリント、女子団体追い抜きが採用されることとなった。
スプリント

主に2人で競い、決められた周回をゴールするまで走る。途中での位置取りをめぐる駆引きが勝敗に大きく影響し、その中で相手を牽制するために足を付かずに停止したりする事もある。停止してバランスを保つテクニックをトラックスタンドという(ただし現在は完全に停止することや逆走は禁止となっている)。この間、選手たちは、その後の展開に有利になるようそれぞれポジション取りや体力温存などを考えながら進んでゆく。

中野浩一世界自転車選手権で10連覇を成し遂げた種目として、日本でも注目されて認知度が高くなった。なお、下述のチームスプリントやタンデムスプリントと区別するため、個人スプリントと表記されることもある。さらに、1984年まではスクラッチという名称であったが、下述のスクラッチ種目との関連性はない。


250mを3周(計約750m)する。予選は、ラスト1周の最後の200mのタイムでタイム上位選手が決勝に進む。決勝戦はルールがかわり心理戦も含まれるためスピードだけで勝てるというわけではない。
チームスプリント

トラックを3人のチームで3周回する。次々に先頭が1周回ごとに外れてゆき、最後の1名によるタイムで競う。

この種目の原型はイタリアンチームレースというもので、4人編成で行われた。日本では、イタリアンチームレースとしては、1969年から1998年までの間、高校総体で行われていたが、1999年より3人編成のチームスプリント(2001年まではオリンピックスプリントという名称)に取って代わられた。1995年世界自転車選手権において正式採用された他、2000年シドニーオリンピックより、夏季オリンピックにおいても正式種目となった。シドニーオリンピック当時はオリンピックスプリントという名称の種目であった。2004年アテネオリンピックで日本チームが銀メダルを獲得した。

2012年ロンドンオリンピックより女子の種目も加わる。但し、女子は1チーム2人編成。
ケイリン

日本発祥の公営競技である競輪を元に作られた競技で、それと区別するためカタカナで「ケイリン」と表記される。

現在では国際自転車競技連合(UCI) によって"KEIRIN"の名で正式種目と認定されており、世界選手権オリンピックなどの国際大会でも競技が行われている。オリンピックでは、2000年シドニーオリンピックより男子競技が採用されたことで、柔道に続いて日本生まれのスポーツとして2番目にオリンピック正式種目になった。2012年ロンドンオリンピックからは女子競技も採用された[3]

自転車競技種目のケイリンは、主に6名以上の選手で争われ、基本的なルールは競輪の先頭固定競走とほぼ同じである。最大7名の選手が約1500m(約6周)の距離を走り、フィニッシュラインを通過した着順で順位が決まる。選手とは別に先頭誘導員が1人いて、電動アシスト自転車、またはデルニーモペッドの一種)を使い、決められた周回を先頭で空気抵抗を減らしながら走る。なお先頭誘導員がいるのは、一番前にいる選手が風の抵抗を受けて不利になるのを避けるためである(公営競技としての競輪においては、誘導員は自力で自転車を動かす)。そして誘導員が審判の合図により先頭を外れて圏内線の中へ退避する辺りから本格的に競走が始まり、各々1着でゴールできると思った位置からダッシュをかける。ペースメーカーは最初は30km/hで走り、徐々に50km/hまで加速していき、残り約750m(約3周)になるとトラックから離れる。そこからは最大7名の選手だけでのスプリント競争となる。前半3周の間、選手達は、その後の展開に有利になるように各自ポジション取りや体力温存などを考えながら進んでゆく。選手同士の連携は公営競技としての競輪とは異なりそれほど重視されない。そのため、競輪とは異なる戦術・技術を必要とする場合も多く、日本のトップ競輪選手といえども国際大会のケイリンにおいて強さを発揮できるとは限らない。日本の「競輪」のように333m, 400m, 500mの最後1周を競うのと違い約2.25倍から1.5倍ほどスプリントの距離が長いため心理戦を含め、速さと総合的な力やスタミナや後半の粘りが要求される。

各組2人から4人が先着トーナメント方式で勝ち上がる。また敗者復活戦もあり、その勝者は準々決勝あたりで合流して勝敗の行方が面白くなる。

使用する自転車は、男子の競輪用自転車とは異なる。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:51 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef