トラウト_(SS-202)
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USS トラウト

基本情報
建造所ポーツマス海軍造船所
運用者 アメリカ海軍
艦種攻撃型潜水艦 (SS)
級名タンバー級潜水艦
艦歴
起工1939年8月28日[1]
進水1940年5月21日[1]
就役1940年11月15日[1]
最期1944年2月29日沖大東島南南東沖にて戦没
要目
水上排水量1,475 トン
水中排水量2,370 トン
全長307フィート2インチ (93.62 m)
最大幅27フィート3インチ (8.31 m)
吃水14フィート8インチ (4.5 m)
主機フェアバンクス・モース製38D8-1/8型1,350馬力 (1.0 MW)ディーゼルエンジン×4基
電源ゼネラル・エレクトリック発電機×4基
出力5,400馬力 (4.0 MW)
電力2,740馬力 (2.0 MW)
推進器スクリュープロペラ×2軸
最大速力水上:20ノット
水中:8.75ノット
航続距離11,000カイリ/10ノット時
潜航深度試験時:250フィート (76 m)
乗員士官5名、兵員54名
兵装.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

21インチ魚雷発射管×10基(前方6,後方4)/魚雷×24本


竣工時
3インチ砲(英語版)×1基7.62mm50口径機銃×2基7.62mm30口径機銃×2基
1943年4月[2]
3インチ砲×1基20mm機銃小口径機銃×3基

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トラウト (USS Trout, SS-202) は、アメリカ海軍潜水艦タンバー級潜水艦の一隻。艦名はマスの総称に因み命名された。なお、戦没から8年後にタング級潜水艦4番艦として2代目トラウト (SS-566)が就役している。トラウトは就役から喪失までの5年間に85本の魚雷を発射し、そのうち32本を命中させている。この積極的な雷撃によってトラウトは23隻の敵船を沈め6隻を損傷させた。撃沈総トン数は87,000トン、損傷を与えた敵船75,000トンに達した。このほか水上戦闘を経験すること6回と積極的に戦闘を行い、8回の爆雷攻撃を生き延びた。魚雷の改良以前には、潜水艦隊司令官チャールズ・A・ロックウッド中将アナポリス1912年組)を激怒させた魚雷の不良にも泣かされ、発射した魚雷85本のうち5本の目標到達以前の爆発が記録されている。ブラウントラウト河川型(Brown trout)ニジマス陸封型(Rainbow trout)カワマス(Brook trout)
艦歴

トラウトは1939年8月28日にメイン州キタリーポーツマス海軍造船所で起工した。1940年5月21日にウォルター・B・ウッドソン夫人によって命名、進水し、11月15日に艦長フランク・W・フェノー・ジュニア少佐(アナポリス1925年組)の指揮下就役する。

1941年7月2日、トラウトは僚艦トライトン (USS Triton, SS-201) とともにニューヨークに向けて試運転を行ったあと、パナマ運河サンディエゴを経て太平洋に向かい、8月4日に真珠湾に到着。その後、トラウトは第62潜水群に編入された。
第1の哨戒 1941年11月 - 12月

11月29日、トラウトは戦時哨戒の訓練のためミッドウェー島近海に向かった[3]。担当海域では航空機に発見されないよう、日中は潜航して哨戒していた。12月7日朝、トラウトは真珠湾攻撃を伝える伝言を受け取った。その夜、トラウトは2隻の駆逐艦ミッドウェー島に砲弾を浴びせるのを観測した。この駆逐艦はであり、 潮、漣とトラウトの間は約10マイルも離れていた。トラウトは全速力で潮と漣を追ったが、その前に2隻は去っていった。トラウトは戦闘機会がないまま哨戒を続けた。12月20日、トラウトは22日間の行動を終えて真珠湾に帰投した。
第2の哨戒 1942年1月 - 3月

1942年1月12日、トラウトは2回目の哨戒でコレヒドール島に向かった。この哨戒は、日本軍に包囲されつつあるコレヒドール島に3,500発の弾薬を輸送する特別任務であった。1月16日にミッドウェー島で給油したのち、コレヒドール島に急行した。1月27日、トラウトは.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯25度50分 東経139度45分 / 北緯25.833度 東経139.750度 / 25.833; 139.750の小笠原諸島近海で[4]左舷前方に灯火を発見。


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