トヨタ・ヴィッツ
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トヨタ・ヴィッツ/
トヨタ・ヤリス
3代目2014年改良型(左)と2017年1月改良型(右)
概要
別名トヨタ・ヤリス
トヨタ・ヤリスハッチバック
製造国 日本
販売期間1999年 - 2020年
ボディ
ボディタイプ3 / 5ドアハッチバック
駆動方式前輪駆動 / 四輪駆動
系譜
先代トヨタ・スターレット
後継トヨタ・ヤリス
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ヴィッツ(Vitz)は、トヨタ自動車が販売していた1.0 L - 1.5 Lクラスのハッチバック乗用車である。日本国内では一貫して新旧ネッツ店でのみ取り扱われていた看板車種の一つであった。

国内では「ヴィッツ」、国外では「ヤリス」と名を区別されていたが、2020年2月10日発売の4代目から車名が日本国内・国外ともに「ヤリス」に統一された[1][2]。「トヨタ・ヤリス」も参照
概要

スターレットの事実上の後継車[注釈 1]にあたり、欧州ではBセグメント(初代を除く)に、北米ではサブコンパクトカーに分類される。初代から欧州でも生産・販売されており、現在日産・キャシュカイに次いで欧州で売れている日本車となっている[3]。2017年時点での世界販売台数は52万台で、トヨタ車の中ではカムリプリウスを凌いで5番目に売れる世界戦略車であるが、一方で日本と欧州だけでその9割を売り上げるという特殊な市場構成となっている[4]

初代型の登場した1999年当時の日本では、デミオマーチロゴといったコンパクトカーも存在したものの、基本的には作り込みより価格の安さに重きが置かれていた。また世間では従来からのセダンに加え、新たに誕生したミニバンクロスオーバーSUVなどが人気を占めていた。しかし、ヴィッツはギリシャ人デザイナーのソティリス・コヴォスによる革新的なデザインや室内空間の広さ、衝突安全性能、環境性能の高さで従来のセダンの購入層をも魅了し、国内外で爆発的なヒットを記録。5ドアコンパクトカーブームを引き起こし、世界のコンパクトカー市場に大きな影響を与えた。その意味でも、これらの車種は日本だけでなく「世界の小型車を変えた存在」として現在でも評価が高い[注釈 2]

ホットハッチとしての需要も高く、ディーゼルターボ用ユニットと大容量ラジエーターを「RS」に装着した『ヴィッツRSターボ Powered by TRD』、1.8 Lスーパーチャージャーを備える『ヴィッツGRMN』のような過激なものも公式に発売されている。またモータースポーツでもWRC(世界ラリー選手権)でチャンピオンとなった他、ヴィッツ限定のワンメイクレースネッツカップヴィッツレース」、同じくワンメイクラリー「TRDヴィッツチャレンジ」(現・TGRラリーチャレンジ)が開催されるなど、プロから初心者まで幅広く親しまれる車種となっている。
初代 SCP/NCP/NLP1#型(1999年 - 2005年)

トヨタ・ヴィッツ(初代)
SCP/NCP/NLP1#型
5ドア(2001年12月改良型)

概要
別名欧米:トヨタ・ヤリス(初代)
オーストラリア・北米・香港 : トヨタ・エコー
製造国 日本愛知県
フランス
中国
販売期間1999年1月 ? 2005年2月
デザインソティリス・コヴォス(英語版)
ボディ
乗車定員5人
ボディタイプ3/5ドア ハッチバック
駆動方式前輪駆動 / 四輪駆動
プラットフォームトヨタ・NBCプラットフォーム
パワートレイン
エンジン1SZ-FE型 1.0 L 直4 DOHC
2SZ-FE型 1.3 L 直4 DOHC
2NZ-FE型 1.3 L 直4 DOHC
1NZ-FE型 1.5 L 直4 DOHC
1ND-TV型 1.4 L 直4 SOHC ディーゼル ターボ(欧州仕様)
最高出力1.0 L 70 PS / 6,000 rpm
1.3 L 87 PS / 6,000 rpm
最大トルク1.0 L 9.5 kgf・m / 4,100 rpm
1.3 L 11.8 kgf・m / 4,000 rpm
変速機CVT / 4速AT / 5速MT /
5速セミAT(欧州のみ)
前前:
ストラット式
後:
トーションビーム式(前輪駆動)
4リンク/リジット式(四輪駆動)
後前:
ストラット式
後:
トーションビーム式(前輪駆動)
4リンク/リジット式(四輪駆動)
車両寸法
ホイールベース2,370 mm
全長3,610 - 3,660 mm
全幅1,660 mm
全高1,500 mm - 1,510 mm
車両重量810 - 1,010 kg
その他
プラットフォーム共有車種トヨタ・ファンカーゴ
トヨタ・プラッツ
系譜
先代トヨタ・スターレット
トヨタ・ターセル
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当初のラインナップは1.0 L 直列4気筒DOHC16バルブ1SZ-FE型(70 PS)のモデルのみのリッターカーである。フォード・Kaらが属するAセグメントの市場に登場した。1999 - 2000日本カー・オブ・ザ・イヤープラッツファンカーゴとともに受賞(トヨタとしては初の3連覇となった)。欧州カー・オブ・ザ・イヤーも受賞。それまで販売台数で上位にあったカローラ(セダン)を上回る販売台数となり、日本国内外に影響を与える車になった。

インテリアはエクステリアと同様に丸みを帯びた斬新なデザインであり一部グレード、タコメーター仕様を除きデジタルセンターメーターが搭載された[注釈 3]。当時としては珍しくインパネには灰皿らしき形のコインケースが存在している。

中国天津一汽夏利汽車に技術供与され、威姿(Vizi)として発売していたが、 2012年6月に生産終了(搭載エンジンは1SZ・8A)。
年表

1997年

10月 - 第32回東京モーターショーにてファンタイムとして参考出品。


1999年

1月13日 - 初代モデルを日本で発売。キャッチフレーズは「21世紀 My Car」。

3月 - 欧州において発売。

8月 - 1.3 L 直列4気筒DOHC16バルブ2NZ-FE型 (88 PS) 搭載の四輪駆動車が追加される。

10月 - 日本において一部改良[5]

エクステリアをシックにしたクラヴィアを追加。ボディカラーの「スーパーレッドII」に替わり、「スーパーレッドV」を設定。

欧州仕様(ヤリス)のサスペンションを流用し、日本仕様で省かれていたスタビライザーを装備した「ユーロスポーツエディション」仕様をUグレードに追加。


10月8日 - オーストラリアにおいて発売。


2000年

1月 - 日本において一部改良。オフセット衝突に対する安全性能を向上。

5月 - 外装色ペールローズメタリックオパールが、第2回オートカラーアウォード2000、グランプリ&オートデザイナーズ賞を受賞。

8月 - 日本において一部改良。排出ガス記号を変更する。

10月 - 1.5 L 直列4気筒DOHC16バルブ1NZ-FE型(110 PS)を搭載したスポーツグレード、RSが日本で発売される。なお、1.3 Lエンジン搭載モデルも存在する。

12月 - 日本仕様でISOFIX対応シート並びにEBD付ABSを全車標準装備化。これに伴い車体色のスーパーホワイトII(色番号・040)がホワイト(色番号・068)に差し替えとなった。


2001年

日本での「RS」に相当する、1.5 Lエンジンを搭載したT Sportが欧州で発売される。

6月 - 日本においてアイドリングストップ装置とギヤ比を変更した1.0Bエコパッケージ(5速MTのみ)を追加。

12月20日 - 日本においてマイナーチェンジ。キャッチフレーズは「VITZ Beautiful!」。

1.0 L車が「超-低排出ガス」認定を取得。フロントデザインを変更するとともに、ハイマウントストップランプを標準装備化。また、主要グレードに6:4分割式リアシート、ラゲージルームランプなども標準装備化した。「U」の前輪駆動車は1.3 Lに格上げされ、1.0 Lモデルは「B」とDパッケージを含む「F」に集約。「U」および1.3 Lの「RS」にそれぞれ一部の機能と装備を省略したDパッケージを新たに設定。「RS」と「クラヴィア」は外観の変更がなかった。



2002年

3月 - 1.4 L 直列4気筒ディーゼルターボエンジン搭載モデルが欧州で発売される。

4月15日 - 販売累計50万台達成を記念し、日本において特別仕様車「F/U Dパッケージ Bealtifulセレクション」を発売。

「F」と「U」をベースに、Dパッケージの装備およびワイヤレスドアロック対応キーを2本にし、電動格納式リモコンカラードドアミラー・リアプラバシーガラスを装備した。


6月3日 - 日本において特別仕様車「F/U Dパッケージ Bealtifulセレクション・ナビスペシャル」を発売。

同年4月に発売された「F/U Dパッケージ Bealtifulセレクション」にGPSボイスナビゲーション(1 DINタイプ)を追加した。


8月 - 日本において、1.3 L車と1.5 L車も「超-低排出ガス」認定を受けるとともに、1.3 L車(四輪駆動・AT車を除く)は「平成22年度燃費基準」を達成。また、「RS」が一時販売中止となった。

12月25日 - 日本において2度目のマイナーチェンジ。キャッチフレーズは「VERY VITZ!」。

変更点は、同年8月に販売中止していた「RS」の再販と同時に「クラヴィア」と共にデザイン変更、インテリアデザイン(メータークラスター部)、ルーフアンテナを短いポール式にした上でルーフ後端に移動、制動灯がLED式になった。フロントベンチシート&コラムATを装備する「ペアスタイル」を1.0 L車に追加。このほか新開発の1.3 L 直列4気筒DOHC16バルブ2SZ-FE型(87 PS)を搭載し、さらにヴィッツ初のCVT車&アイドルストップ付のインテリジェントパッケージを1.3 Lの「U」に設定。


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