トヨタ・マークII
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この項目では、セダンタイプのマークIIについて説明しています。

マークIIクオリスについては「トヨタ・マークIIクオリス」をご覧ください。

マークIIブリットについては「トヨタ・マークIIブリット」をご覧ください。

トヨタ・マークII
9代目 2002年10月改良型
概要
別名トヨペット・コロナマークII(初代-3代目)
トヨタ・コロナマークII(3・4代目)
トヨタ・クレシーダ(北米他諸外国仕様)
製造国 日本
販売期間1968年 - 2004年
ボディ
ボディタイプ2/4ドアハードトップ
4ドアセダン
5ドアステーションワゴン/ライトバン
駆動方式後輪駆動 / 四輪駆動
系譜
先代トヨタ・1600GT
後継トヨタ・マークX
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マークII(マークツー、MARK II)は、トヨタ自動車1968年昭和43年)から2004年平成16年)まで製造・販売していた高級乗用車Dセグメント)である。
概要

クラウンコロナの中間に位置する車種として登場した。4代目まではコロナマークIIが正式名称。モデルチェンジごとに大型化と高級化が進み、1980年代後半には姉妹車チェイサークレスタとともに「マークII3兄弟」を形成し、当時のハイソカーブームの中心的存在として高い人気を集めた。また信頼性や耐久性の高さから、タクシーハイヤー教習車社用車パトロールカーといった業務用車両や特殊車両としても使用された。

手頃なボディサイズでFRレイアウト、かつ車格相応のパワーも備える(特に4代目以降)パッケージングと流通量の多さからチューニングカー、とりわけドリ車のベースとして人気がある。
初代 T60/70型(1968年 - 1974年)

トヨペット・コロナマークII(初代)
T60/70型
セダン(1968年9月初期型)
セダン(1970年2月改良型)
セダン(1971年2月改良型)
概要
販売期間1968年9月 - 1974年
ボディ
乗車定員3-6人
ボディタイプ4ドアセダン
2ドアハードトップ
ワゴン/バン/ピックアップ
駆動方式後輪駆動
パワートレイン
エンジン1.9/1.6L 直列4気筒
変速機3速 / 2速AT
4速 / 3速MT
前前:ダブルウィッシュボーン式サスペンション
後:半楕円リーフ
後前:ダブルウィッシュボーン式サスペンション
後:半楕円リーフ
車両寸法
ホイールベース2,510mm
全長4,295mm
全幅1,610mm
全高1,405mm
車両重量1,000kg
その他
ブレーキ前:ディスク
後:ドラム
最高速度165km/h(DX)
系譜
先代1900GSS:
トヨタ・1600GT
上記以外:
トヨペット・コロナ
「ゴールデンシリーズ」

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1960年代後半の急激な自家用車需要の高まりによるユーザーの増加を受け、T40系コロナを発展させた新しい車種として登場した。当初はコロナのフルモデルチェンジとして企画されていた。従来のコロナはマイナーチェンジとグレードの整理が行われ、「ゴールデンシリーズ」として設定されていた1,600cc車と2ドアのハードトップピックアップトラックがマークIIシリーズに移行した。車両型式もコロナを踏襲しており、T60系(セダン)、T70系(ハードトップ)となる。一方で、フォーマルなクラウンやコロナとの競合を意識的に避けるため、レジャー用、遊び用のセグメントにポジションを設定した。

エンジンは水冷直列4気筒SOHCの7R型(1,600cc)、および8R型(1,900cc)。シングルキャブレター仕様と共に、SUツインキャブレター仕様が「SL」として、セダン・ハードトップ両方に設定されている。主に1,600ccモデルは従来のコロナの価格帯に近いファミリーカーとして、ハードトップにパワーウィンドウなどを備えた1,900ccモデルはクラウンに次ぐ高級車(ハイオーナーカー)として訴求された。なお、1,900ccモデルと同クラスの車種として、同年4月に日産・ローレルが先行して登場している。

発売初期のテレビCMには高島忠夫寿美花代が出演し、岩谷時子作詞、山本直純作曲のCMソング「すてきなパパ、きれいなママ」を越路吹雪が歌唱した。

なお、ピックアップのみ他が2代目に移行後の1974年8月まで生産・販売された。本車種に設定された最初で最後のトラックモデルでもあった。

1968年9月21日 - 発売。

1969年9月 - ハードトップに高性能仕様の「GSS」が追加される。エンジンは8R・1,900ccをベースにDOHC化した「10R」(後に8R-Gに呼称変更)で最高出力140PS、最高速度200km/h。トヨタ・1600GTの後継車種でもあった。

1970年2月 - マイナーチェンジ。フェイスリフトを実施。1.6Lを1.7Lに増強。

1971年2月 - マイナーチェンジ。フロントマスクは、その形状から「イーグルマスク」と呼ばれた。セダンとハードトップの後部のナンバープレートをバンパーの下に移設。

初代の販売終了前月までの新車登録台数は累計43万334台[1]

セダン(初期型後面)

セダン(中期型後面)

セダン(後期型後面)

バン(初期型)

2代目 X10/20型(1972年 - 1976年)

トヨペット・コロナマークII(2代目)
X10/20型
2ドアハードトップ 2000GSS(1972年1月初期型・RX22型)
セダン 2000L(1973年8月改良型・MX10型)
概要
販売期間1972年1月 - 1976年
ボディ
乗車定員5-6人
ボディタイプ4ドアセダン
2ドアハードトップ
ワゴン/バン
駆動方式後輪駆動
パワートレイン
エンジン2.0L 直列6気筒
2.0/1.8/1.7L 直列4気筒
変速機3速AT
5速 / 4速MT
前前:ダブルウイッシュボーン
後:4リンクコイル/半楕円リーフ
後前:ダブルウイッシュボーン
後:4リンクコイル/半楕円リーフ
車両寸法
ホイールベース2,585mm
全長4,325mm
全幅1,625mm
全高1,380mm
車両重量1,080kg
その他
ブレーキ前:ディスク
後:ドラム
最高速度175km/h(2ドア2000GSS 5速MT)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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