トヨタ・ソアラ
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この項目は画像改訂依頼に出されており、「4代目の内装の画像」をレクサス・SC430からトヨタ・4代目ソアラのものとするよう画像改訂が求められています。(2017年1月)

トヨタ・ソアラ
4代目
概要
別名レクサス・SC(3・4代目)
販売期間1981年-2005年
ボディ
ボディタイプ2ドアクーペ(初代-3代目)
2ドアオープン(2代目)
2ドアコンバーチブル(4代目)
駆動方式後輪駆動
系譜
先代トヨタ・クラウン 2ドアハードトップ(事実上)
後継レクサス・SC
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ソアラ(SOARER)は、トヨタ自動車がかつて販売していたクーペ型の高級乗用車である[1]
概要

ソアラの開発は初代発売5年前の1976年までさかのぼる。すでにこの時期日本車は海外、特にアメリカで高い評価を得ていたが、それは小型大衆車だけの話であり、上級車種についてはさほど評価を得られていなかった[注釈 1]。また、アメリカやヨーロッパ市場においては地元企業保護のために輸出台数規制が敷かれており、利幅の大きい上級車種の投入による収益増加が必要とされていた。

折りしも排出ガス対策などが一段落し、トヨタ社内からも「2000GTのような新しいイメージリーダーが欲しい」という声が上がっていたことから、世界レベルで通用する高級車、具体的にはメルセデス・ベンツ・SLクラスBMW・6シリーズといったヨーロッパの高級GTカーを目標に開発された[1]

日本の高級パーソナルカー市場では日産・レパード1980年(初代ソアラ発売の前年)に登場していたが、レパードが従来型の直列6気筒および直列4気筒SOHCエンジンを搭載していたのに対して、ソアラでは全グレードにおいて直列6気筒エンジン搭載とし、さらにトップグレードにはDOHCを採用するなど、性能面で優位に立った。これによってソアラは高級パーソナルクーペとしてのブランドイメージを向上させ、市場でのセールスにおいて一人勝ちの状態となった。同じ車格の2ドア車であったクラウン2ドアハードトップはソアラの成功を見届け、1983年(昭和58年)をもってラインナップから消滅した。

また、ソアラはトヨタ自動車の先端技術の多くを初採用したイメージリーダーカーでもあった。初代で採用されたTCCS、ECT、TEMS、エレクトロマルチビジョンや、2代目で採用されたスペースビジョンメーター、エアサスなどの技術は、現在のトヨタ車にも進化しながら採用され続けている。

ソアラは当初から海外への輸出を念頭に開発された車種ではあったが、当時のトヨタはセリカの兄弟車であるセリカXX(輸出名スープラ、1986年以降は日本国内でも同名に変更)を海外で販売していたこともあり、同車との販売面を含めた差別化が図れず、初代および2代目は海外では販売されなかった[注釈 2]。海外で販売されるのはレクサスブランドの誕生後、V型8気筒エンジンがラインナップに加えられた3代目からとなる。詳細は「レクサス・SC」を参照
初代 Z10型(1981年-1986年)

トヨタ・ソアラ(初代)
GZ10 / MZ1#型
前期型 2800GT エクストラ
車内(2800GT エクストラ)
後期型 3.0GT リミテッド
概要
販売期間1981年2月 - 1986年1月
ボディ
乗車定員5人
ボディタイプ2ドアクーペ
エンジン位置フロント
駆動方式後輪駆動
パワートレイン
エンジン直列6気筒 3.0/2.8/2.0L
変速機4速AT/5速MT
サスペンション
前マクファーソンストラット
後セミトレーリングアーム式
車両寸法
ホイールベース2,660mm
全長4,655mm
全幅1,695mm
全高1,360mm
車両重量1,305kg
その他
ブレーキ4輪ベンチレーテッドディスク
データモデル2800GT 4速AT(前期型)
系譜
先代6代目トヨタ・クラウン2ドアハードトップ(事実上)
テンプレートを表示


1980年昭和55年)、「大阪国際モーターショー」で「EX-8」の名称で参考出品される。

1981年(昭和56年)2月に「ソアラ」が発売され、グリフォンをイメージしたエンブレムが付けられる。生産はトヨタ自動車田原工場。キャッチコピーは、「未体験ゾーンへ。」「SUPER GRAN TURISMO」。

第2回'81-'82日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。

操作にタッチパネルを用いたマイコン式オートエアコン、走行可能距離、目的地到着時刻をマイコンにて自動演算するドライブコンピューターなどが上級車種に採用された。

エンジンは2800ccとなるGT系に5M-GEU、2000ccのVX、VR、VII、VIには1G-EUを搭載。ソアラ用に新規開発されたツインカムエンジンの5M-GEUは、SOHCの5M-EUのブロックにアルミ製ツインカムヘッドを乗せたもので、馬力で+25psの170ps、トルクで+0.5kg/mの24.0kg/mを出力(JISグロス値)。カム駆動をタイミングチェーンからタイミングベルトに変え、カムとバルブの隙間を常に油圧によってゼロに保つラッシュアジャスターを採用(1G-EUと同等のもの)。

2種のエンジンに組み合わされるトランスミッションは5速マニュアルと4速オートマチックで、1G-EUと組み合わされたA42DL型オートマチックトランスミッションはオーバードライブの4速時にロックアップクラッチを作動させる2ウェイオーバードライブ機構を採用。

2800GTエクストラには当時流行の音声警告機能であるエレクトロニックスピークモニターを装備(キー閉じ込み防止、ライトの消し忘れ、パーキングブレーキ戻し忘れ、半ドア、給油の5項目を警告)。また、クルーズコントロールも装備されている。内外装を全てブラウン系の色でコーディネートしており、窓ガラスもブロンズカラーにしようとしたところ旭硝子日本板硝子の両社が対応できず、わざわざフランスのサンゴバン社からブロンズガラスを輸入して加工した[2]

VII以上はトヨタ初となる回転数感応型パワーアシスト付ラックアンドピニオンステアリングを採用。

サスペンションは全グレード4輪独立懸架(前マクファーソンストラット、後セミトレーリングアーム式サスペンション)で、ブレーキは4輪ディスクタイプを採用。GTグレードとVRには日本車初となる4輪ベンチレーテッドディスクが採用され、ばね定数を高めたサスペンションとタイヤは195・70HR14サイズのミシュランXVSとの組合せとなる。

従来の白塗装より明度を大幅に上げた「スーパーホワイト」のボディカラーを初採用。これは関西ペイントの提案によるもので、従来の混流生産で避けられなかった乾燥時のミストを除去する特殊なフィルタリング設備を導入したことで実現した。


1981年(昭和56年)7月にはM-TEU型直6SOHC・2,000ccターボ(145ps・21.5kg/m)を搭載する2000VRターボ・2000VIIターボを追加。


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