トパーズ
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この項目では、鉱物について説明しています。その他の用法については「トパーズ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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トパーズ

トパズ

トパーズ(黄玉)

分類ケイ酸塩鉱物
化学式Al2SiO4(F,OH)2
結晶系斜方晶系
へき開一方向に完全
断口貝殻状・粗面
モース硬度8
光沢ガラス光沢
無色黄色褐色ピンク色青色など
条痕白色
比重3.53 (3.4 - 3.6)
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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トパーズあるいはトパズ[1]: topaz)は、石英(水晶)より少し硬いケイ酸塩鉱物和名は黄玉(おうぎょく)。

語源ははっきりしておらず、ギリシャ語で『探し求める』を意味する『topazos』(トパゾス)からという文献もあれば、サンスクリット語で『火』を意味する『tapas』からという文献もある。産出地である紅海の島(現在のザバルガート島、英名セントジョーンズ島(en))の周辺が霧深く、島を探すのが困難だったからとされる。但し、古くはトパゾスはペリドットを意味し、「ペリドット」と現在のトパーズが混同されていた。

フッ素アルミニウムを含み、様々な色を呈するが、宝石としては淡褐色のものが上質とされる。加熱や放射線照射などで色が変わる。結晶の上下方向に劈開性があり、強い衝撃を与えると内部亀裂が発生することがある。屈折率は 1.619 - 1.627(中程度)。

トパーズの水酸基置換体(Al2SiO4(OH, F)2)は、人工合成及び鉱物として発見されているものの、2022年現在鉱物としては承認されていない[2]
トパーズの色の種類

インペリアルトパーズ : シェリーカラー(黄褐色から橙褐色;橙?黄?褐)『OH-タイプ』赤褐色トパーズ(RaddishBrownTopaz)が起源

ピンクトパーズ : 『OH-タイプ』

ブルートパーズ : 青、藍 
放射線照射されたものが多い

シャンペントパーズ : 薄茶色 天然ブラウンカラー

グリーントパーズ : 放射線処理されたものが多い

カラーレストパーズ : 無色;外見はダイヤモンドに似る

ミスティックトパーズ : チタニウム照射技術でトリートメント

トパーズは基本的には2種類にわかれる。一つは上にあげたOH-typeでこれは屈折率が高く、光に長期間さらしても褪色しないとされる。ブラジル産のいわゆる「インペリアルトパーズ」がこれにあたる。また、ブラジルやパキスタンで産出する「ピンクトパーズ」もOH-typeであるが、後者はもうひとつのタイプであるF-typeが混ざっているという報告もある。そのF-typeであるが、実は大半のトパーズがこのタイプである。ロシアナイジェリアスリランカメキシコ、そして量は少ないが日本で産出するものは大抵このタイプである。色は無色、ブルー、ブラウンとあるが、出回っている「ブルートパーズ」はほとんど無色のものに放射線を照射したものである。天然のブルートパーズは意外と少なく、あってもライトブルーである。また、ブラウンのF-typeのものは、光に長時間さらしておくと褪色する傾向があるとされる。
産出地

ブラジルのほかロシアタイカンボジアベトナムアフリカ


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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