トバルカイン(Tubal-cain)は、『旧約聖書』「創世記」に登場する人物で、初めて鉄や銅の刃物を鍛えた鍛冶の始祖とされる。アダムより数えて7代目の子孫で、カインの子孫レメクとチラの子。亦チラ、トバルカインを生り 彼は銅と鐡の諸の刃物を鍛ふ者なり トバルカインの妹をナアマといふ ? 「創世記」4章22節、日本聖書教会の『舊新約聖書』より
文中ではただ鉄や銅のすべての刃物を鍛える者とされているが、「創世記」の中で最初に鍛冶を行ったため「鍛冶の祖」とされる。 アダムとイヴの子カインが嫉妬から弟アベルを殺して追放された後、エデンの東方にあるノドの地に住み、妻を娶って子エノクをもうけた。カインは邑を建て、子供の名を取って「エノク」と名付けた。ここにカインの子孫が栄え、六代を経てトバルカインはレメクと彼の二人目の妻チラの間に生れた。 『術士アブラメリンの聖なる魔術の書』によると、トバルカインとナアマの近親相姦によってアスモデウスが生まれた[1]。
トバルカインの家系
伝承
出典^ “Sacred Magic of Abramelin: The Second Book: Notes to the Foregoing Lists of Names of Spirits
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、トバルカインに関連するカテゴリがあります。
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レメク
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