トトリのアトリエ
?アーランドの錬金術士2?ジャンルコンピュータRPG
対応機種PlayStation 3
PlayStation Vita
PlayStation 4
Nintendo Switch
開発元ガスト
発売元 ガスト [PS3・Vita]
コーエーテクモゲームス [PS4・Switch]
日本一ソフトウェア [PS3]
コーエーテクモゲームス [Vita・PS4・Switch]
キャラクターモデルフライトユニット
音楽中河健
柳川和樹
人数1人
メディアBD-ROM [PS3・PS4]
Vitaゲームカード [Vita]
Switchゲームカード [Switch]
ダウンロード販売 [PS3除く]
発売日2010年6月24日 [PS3]
2012年11月29日 [Vita]
2018年9月20日 [PS4・Switch]
2018年12月4日 [Steam]
対象年齢[PS3]
CERO:A(全年齢対象)
[Vita・PS4・Switch]
CERO:B(12才以上対象)
売上本数[PS3]
12.7万本(2011年7月1日時点)[1]
[Vita]
4万3832本[2]
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『トトリのアトリエ ?アーランドの錬金術士2?』(トトリのアトリエ アーランドのれんきんじゅつし2)は、2010年6月24日にガストから発売されたPlayStation 3用ロールプレイングゲームである。「アトリエシリーズ」の12作目(外伝的作品を除く)である。 前作『ロロナのアトリエ ?アーランドの錬金術士?』の終了時から5年後の世界を舞台に、プレイヤーは錬金術士で冒険者の少女トトリとなり、行方不明の母親の手掛かりを求めて冒険の旅に出る。 他のシリーズ作品同様、錬金術がゲームシステムの重要な要素になっていて、採取した材料をアトリエ(工房)に持ち帰り、錬金術により新しいアイテムを作成することができる。キャラクターデザインは、前作に続き岸田メルが担当。前作からPS3になったことでキャラクターの3Dモデル化が実現しているが、前作はデフォルメされたモデルであったのに対し、本作では頭身が岸田のキャラデザインに忠実なモデルになるなど、技術的な向上が見られる。 BGMは新作の他、前作で使われた物も一部流用されている。 2012年11月29日には追加要素を加えたPlayStation Vita用ソフト『トトリのアトリエ Plus ?アーランドの錬金術士2?』が発売され、2018年9月20日にはPlayStation 4とNintendo Switch用のソフトとして『トトリのアトリエ ?アーランドの錬金術士2? DX』とアーランドシリーズの『1』『3』をセットにした『アトリエ ?アーランドの錬金術士1・2・3? DX』が発売された。その後、Steam版が2018年12月4日に発売された。 トトリのアトリエはワールドマップ、フィールドマップ、戦闘、調合(錬金術によるアイテム作成)、および、ヴィジュアルノベル的なイベントの5種類の異なるゲームシーンから成りたっている。 ワールドマップには冒険の舞台となる大陸の全体図と町や森などを表すフィールドマップの入り口が表示されており、許されている範囲内で大陸を移動できる。移動するとゲーム内で日数が経過する。また、キャラクターが持つLPポイントが日数経過で消費され、これが少なくなると戦闘でペナルティを負う。 フィールドマップでは町や森などが3次元で表現されており、その中で住民と会話したり、アイテムを収集したり、敵と遭遇したりする。フィールドマップ上ですでに敵が表示される、シンボルエンカウント方式が採用されており、接近して戦うか、遭遇を避けるかを決める事が出来る。敵と接触すると戦闘シーンとなる。 戦闘はターン制で、敵、味方のいずれか一方が全滅するか、逃亡するまで続く。各キャラクターはHP, MP, LPのポイントを持ち、いずれかが0になると気絶する。攻撃やアイテムの使用により、敵にダメージを与えたり、味方を回復させたりできる。今作以降、攻撃を受けた際にキャラが喋るようになった。攻撃力の度合いにより台詞は変化する。 他のシリーズ作品同様、工房で調合(錬金術によるアイテム作成)が行える。ゲーム上に存在するアイテムには「大きな」「使用回数+1」などの特性が付いており、同じ種類のアイテムでも特性の違いにより効果が修正される。今作では、アイテム作成時に材料の持つ特性を任意に選んで引き継ぐことができる(前作まではどの特性が引き継がれるかは、自動で決定されていた)。アイテムには種類ごとに入手・作成の難易度に応じたレベルが設定されており、より有用な特性を引き継ぐためには、より高レベルの材料が要求される。その他に、個々のアイテムには効力の大きさを表す120点満点の品質評価、総合評価を表す6段階のランクがあり、作成時に使用する材料によってアイテムの機能が全く異なるものに変化することもある。なお、前作ではカゴに入っているアイテムしか店で売却が出来なかったが、今作ではコンテナに入っているアイテムも売却可能になった。上述にもあるMPの概念が二作ぶりに復活した。この値が「0」になると調合後、気絶する。 ワールドマップでの移動、フィールドマップでのアイテム収集、戦闘、調合により時間が経過する。ゲーム内時間で最長5年の時間制限があり、その間の行動は自由である。プレイヤーの行動が戦闘、探索、依頼、図鑑の4分野で評価されており、新しい採取地への移動や討伐依頼の達成などで冒険者ポイントを獲得する。ポイントが規定値に達すると冒険者ランクが向上し、新しいフィールドマップの出現やアイテムの登場など、ゲームの要素が解禁されていく。冒険者ポイントはゲームの進行状況の指標ともなっている[3]。 因みにシリーズ第4弾「ルルアのアトリエ」では、本作の拠点となるアランヤ村には過去3作の拠点中唯一、訪れる事が出来ないがワールドマップ上に、実際に訪れる事が可能な採取地のアイコンよりも薄く、アイコンが表示されている。 前作『ロロナのアトリエ』の終了時から5年後の世界を舞台に、プレイヤーは錬金術士で冒険者の少女トトリとなり、行方不明の母親の手掛かりを求めて冒険の旅に出る。冒険者となったトトリは故郷のアランヤ村と冒険者ギルドのあるアーランドの街を拠点にし、未開の地を探索したり、モンスターを討伐したりする。 ゲームは1年目の3月1日から6年目の5月30日までの約5年間を1日単位で進行していく。最初の3ヵ月半はチュートリアル期間[4]:159として行動に制限があるが、その後はほぼ自由行動となる。4年目の6月1日に一定の条件を満たしていないか、6年目の6月1日に到ると、ストーリーの進行状況に関わらずゲーム終了となる。 本作品では前作と異なり、明確なラスボスが存在しており、これを倒すことでストーリーが完結する。ただし、終了日にエンディングを迎えるまでゲームは続行される。エンディングはストーリーの進行状況や、その他のイベントの発生状況などで変化する。上記のラスボスは、あくまでエンディング条件を完了させる要素の一つであり、必ず倒さなければ各エンディングに到達不可能という事は無い。
概要
ゲームシステム
物語とゲームの進行「#あらすじ」も参照
登場キャラクター詳細は「#登場キャラクターの詳細」を参照
トトリ - プレイヤーが操作するキャラクター。錬金術でアイテムを作り、使用できる。
ギゼラ - トトリの母親。長年行方不明になっており、ギゼラの消息を知ることがゲームの目的になっている。彼女の消息さえ知れば、後はラスボスを倒さずとも到達可能なエンディングもあるためペナルティは低い。
戦闘に参加する仲間
仲間は同時に二人まで連れていくことができる。下記のメンバーの他にも追加コンテンツ購入により使用可能になるキャラも居る。詳しくは後述。また、今作では連れて行く時にコールを消費しなくなり、残金の心配はなくなった。
ジーノ - トトリの幼馴染で冒険者に憧れている少年。ボスキャラクターとの戦闘で強さを発揮する[4]:70。