トゥゲザー・スルー・ライフ
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『トゥゲザー・スルー・ライフ』
ボブ・ディランスタジオ・アルバム
リリース2009年4月28日
録音2008年12月
ジャンルフォーク・ロックブルース
カントリーロック
時間45分33秒
レーベルコロムビア
プロデュースジャック・フロスト
(ディランの変名)
専門評論家によるレビュー


Allmusic link

Rolling Stonelink

チャート最高順位

1位(ビルボード200

1位(全英アルバム・チャート

1位

1位

2位

2位

16位(オリコン

ボブ・ディラン アルバム 年表

テル・テイル・サインズ
(2008年)トゥゲザー・スルー・ライフ
(2009年)クリスマス・イン・ザ・ハート
(2009年)

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『トゥゲザー・スルー・ライフ』(: Together Through Life)は、2009年にリリースされたボブ・ディラン33作目のスタジオ・アルバム

ビルボード200全英アルバム・チャートの両チャートで初登場1位を記録し、イギリスでは『新しい夜明け』(1970年)以来39年ぶりの1位獲得となった[1]
経緯

ローリング・ストーン誌によればアルバムの噂は突然の驚きであり[2]、公式発表の2009年3月16日にはリリースまでにすでに2ヶ月を切っていた。これは、当初秋リリース予定だったものが次作『クリスマス・イン・ザ・ハート』のプランが立ち上がったことで前倒しにされたためである。ディランは『ラヴ・アンド・セフト』(2001年)及び『モダン・タイムズ』(2006年)の2作に引き続いて、ジャック・フロストの変名でプロデュースをしている。

リリースに先行して、ディランの公式サイトには音楽ジャーナリストのビル・フラナガンとのインタビューが掲載された。そこでディランはアルバムの創作初期段階について、フランス人映画監督のオリヴィエ・ダアンよりロード・ムービー『My Own Love Song』(2010年)のための曲を依頼され、それが「ライフ・イズ・ハード」という曲になり、「それがこのレコードの方向性のようなものになった」と述べている[3]

このアルバムのレコーディングには、2008年時点でのディランのツアーバンドに加えて、ロス・ロボスのデヴィッド・イダルゴ(David Hidalgo)がアコーディオン奏者として、さらにトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのマイク・キャンベル(Mike Campbell)がギタリストとして参加している。

3月30日、「ビヨンド・ヒア・ライズ・ナッシン」が1日限定の無料ダウンロードで公式サイトより配布された。4月6日、「アイ・フィール・ア・チェンジ・カミング・オン」がタイムズ紙の公式サイトにて発表され[4]、追ってディランの公式サイトでも試聴が可能となった。
楽曲

ディランはこのアルバムの楽曲のほとんどを、グレイトフル・デッドの作詞家だったロバート・ハンター(Robert Hunter)と共作している。ハンターとの共作は『ダウン・イン・ザ・グルーヴ』(1988年)以来である。

前作に続きブルース色が濃い内容となっている。中でも「マイ・ワイフズ・ホーム・タウン」はマディ・ウォーターズの "I Just Want to Make Love to You" (作曲: ウィリー・ディクスン)の替え歌とも言える内容で、アレンジも殆ど変えていない。
エディション

このアルバムは3種類の形態でリリースされている。

通常盤CD - 楽曲のみ

デラックス盤(3枚組) - 通常盤CDに、ディランのラジオ番組である『テーマ・タイム・ラジオ・アワー』で放送分のエピソード "Friends & Neighbors" のCD、及び映画『ノー・ディレクション・ホーム』(
2005年)から外された、ディランの最初のマネージャーであるロイ・シルバーのインタビューDVDが付属

LPレコード(2枚組) - 米盤には通常盤CDが付属

収録曲
通常盤CD


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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