デーモドコス
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物語を歌うデーモドコス、アルキノオス王、涙するオデュッセウス。ジョン・フラックスマン画。

デーモドコス(古希: Δημ?δοκο?, D?modokos, : Demodocus)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してデモドコスとも表記される。パイアーケス人で最も有名な楽人で、視力と引き換えにムーサイから歌の才能を授けられたという。

デーモドコスはアルキノオス王がオデュッセウスのために開いた会食の席で、トロイア戦争でのアキレウスとオデュッセウスの口論の物語を歌い[1]、それを聞いたオデュッセウスは密かに涙した。競技会ではアレースヘーパイストスの留守の間にアプロディーテーと逢引し、ともにヘーパイストスの罠にかかる有名な神話を歌った。またトロイアの木馬の作戦の物語も歌い、デーイポボスの館で行われた激戦などを語った。オデュッセウスの涙に気づいていたアルキノオスは客人が何者であるかたずね、そこでオデュッセウスは身の上を語った[2]
その他のデーモドコス

アイネイアースの部下[3]

脚注^ どのような内容かは伝わっていない。
^ 『オデュッセイア』8巻、他13巻。
^ ウェルギリウスアエネーイス』10巻413。

参考文献

ホメロスオデュッセイア(上・下)』松平千秋訳、岩波文庫(1994年)

高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店(1960年)










オデュッセイアの登場人物
オデュッセウス

ペーネロペー(妻)

テーレマコス(息子)

クティメネー(妹)

アンティクレイア(母)

ラーエルテース(父)

アウトリュコス(祖父)

エウリュクレイア(女中頭)

エウリュノメー(女中頭)

ドリオス(老僕)

メントール(顧問)

メドーン(近習)

ペーミオス(音楽家)

エウマイオス(豚飼い)

ピロイティオス(牛飼い)

メランティオス(山羊飼い)

メラントー(女中)

アルゴス(英語版)(飼い犬)

君主と貴族

アルキノオス

アーレーテー

ネストール

メネラーオス

ヘレネー

ナウシカアー

神々

アイオロス(風神)

アテーナー

カリュプソー

キルケー

ゼウス

パエトゥーサ

プローテウス

ヘーリオス

ペルセポネー

ヘルメース

ポセイドーン

ラムペティエー

レウコテアー

その他

アガメムノーン

アキレウス

大アイアース

アンティクロス

アンティポス

アレートス

イードメネウス

イーロス

エウペイテース

エウリュアロス

エウリュロコス

エケトス(英語版)

エケネーオス

エケプローン

エルペーノール

キコーン人(英語版)

クリュトネーオス

ストラティオス

テイレシアース

デウカリオーン

テオクリュメノス

デーモドコス

トラシュメーデース

ノエーモン

ハリオス

ハリテルセース

ペイシストラトス

ペイライオス

ペリメーデース

ヘーラクレース

ペルセウス

ポリーテース

ポリュカステー

ポリュダムナ

マローン

メガペンテース

メサウリオス

メンテース

ラーオダマース

ロートパゴス族

テューロー

アンティオペー

アルクメーネー

エピカステー

イーピメデイア


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