デ・ジ・キャラット
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「Di Gi Charat」はこの項目へ転送されています。このキャラクター企画を元にして、TBS系深夜番組「ワンダフル」内で放送されたアニメ作品については「Di Gi Charat (ワンダフル版)」をご覧ください。

デ・ジ・キャラット(Di Gi Charat)は、ブロッコリーが展開するキャラクター企画、またはそのキャラクターの名前。原作はこげどんぼ*[1]
概要

1998年に、ブロッコリーと同社が運営するキャラクターショップ「ゲーマーズ」のマスコットキャラクターとして、ゲーマーズ無料情報誌「FROM GAMERS(フロムゲーマーズ)」第壱号に掲載された4コマ漫画『げまげま』第二回にて「ゲーマーズの妖精さん」として正式に登場する[2]。名前を明かしたのはその第二回である[2]。それ以前は「フロムゲーマーズ」準備号、ポストカードやイラストPOPに登場する謎のキャラクターであった。

デ・ジ・キャラットの外見は、黄緑色の髪にネコ耳、両耳の上に付けた大きい鈴及び首に着けた鈴、そしてメイド服の組み合わせといった愛らしい格好[1]で、設定年齢は10歳[3][4][5][6]の少女。また、喋るとき語尾に「にょ」を付けるのが特徴[7]。デ・ジ・キャラットを中心としたメディアミックスの一環でアニメ化やゲーム化も行われた。作品によっては若干のデザイン・設定の変更がある。

猫耳や鈴、尻尾といった消費者の萌えにアピールする特徴的な要素(萌え要素)を散りばめたデザインであることから、批評家東浩紀データベース消費論(データベースに蓄積された個別要素の組み合わせによってキャラクターが構成され、特権的な作家性は後退すること)を展開する際にその代表例としてデ・ジ・キャラットを挙げている[8]。ただし、デ・ジ・キャラットのデザインにおいて作家性が消失していると見るかどうかには異論もある(データベース消費#評価・批判および代替・関連モデルを参照)。

2008年の誕生10周年にあわせ、2007年からデ・ジ・キャラットのデザインが変更されており、メイド服のデザインが一新され、頭部がこれまでのネコ耳帽子から頭から生えたネコ耳+ネコの目の入ったカチューシャに、さらに目の色も緑から赤になっている[9][1]。また2007年秋から放送されている新CMではデ・ジ・キャラット担当声優もこれまでの真田アサミから明坂聡美に変更[10]、プチ・キャラット、ラ・ビ・アン・ローズの声優も新たにオーディションを実施して決定された[11]

2013年、「15周年プロジェクト」が始動[12]。2代目でじこ、ぷちこ、うさだは偽物(代役)だったことが判明[13]。2013年以降は1代目のデザインに戻っている。また、旧シリーズのマイクロファイバーバスタオルを1ヶ月に1種、12ヶ月連続販売する事となった他、記念Tシャツや缶バッジなども発売された。他にも、でじこ・ぷちこ・うさだ・ブラゲマ団のTwitterも開設、2013年7月20日には、前田登(はりけ?んず)とでじこの声優・真田アサミ、でじこ本人の3人が、会話を行ったこともある。

2020年12月1日から12月31日にかけて、ライセンス料フリー企画「でじこたちがみんなのビジネスを盛り上げるにょ!」を行った[14]

2020年12月28日よりブシロードが業務提携しているリンガ・フランカが配信するマンガアプリ『マンガドア』の宣伝大使を務めている[15]

2021年6月12日に、メインキャスト3人が揃って出演し、YouTubeで配信された「デ・ジ・キャラットから突然の大ニュース特番!」において、翌2022年に誕生24周年(でじこの語尾の「にょ」にちなむ)を迎えることから、記念プロジェクト『令和のデ・ジ・キャラット』を開始し、ブロッコリー創業者の木谷高明が現在経営するブシロードが企画・製作に加わるとともに、新作ミニアニメを製作することが発表された[16][17]。また、24周年記念関連施策として、こげどんぼ*の作品展を2022年2月4日より開催、2022年1月22日よりプロジェクト公式YouTubeチャンネルを開設するとともに期間限定ででじこがバーチャルYouTuberとなって動画配信を行っている[18][19]
登場人物

「ぷちこ」「うさだ」は最初はゲーム用の開発キャラクターだった[20][21]。しかし、ゲーム『デ・ジ・キャラットファンタジー』が仕上がるのにもう少し時間がかかりそうなため、先に4コマに登場させることになった[21]

でじこの年齢は10歳で、うさだの年齢は14歳は木谷高明が決めた[1]。ゲマとでじこの性格付けは「こげどんぼ*」が大体80%ぐらい考えたキャラクター[22]。他のキャラクターについては、「こげどんぼ*」がキャラクターデザインをしたあと、大まかな性格付けなどを話し合って決めてから、メディア媒体(ドラマCDなど)のシナリオライターが書いて来た物を「こげどんぼ*」がチェック、修正して作り上げていった[22]

初代の配役については、主役であるデ・ジ・キャラット役の声優は1999年2月から5月にかけて開催された一般公募声優オーディションによって決定された[注 1]。最優秀賞に真田アサミが選抜されるとともに、沢城みゆきが審査員特別賞に選ばれている[10]。当時中学生だった沢城みゆきのデビュー作である[1]

2代目の配役については、デ・ジ・キャラット役の声優が明坂聡美に変更された[10][注 2]。また、プチ・キャラット役については、初代と同様に公募による選考が2007年10月より実施、2008年1月27日に開催された公開オーディションでの結果、みなかみ菜緒が選ばれ、これに併せてラ・ビ・アン・ローズ役も今回の応募者の中から矢澤りえかが選ばれた[11][注 3]。2013年の15周年記念漫画より改めて初代と2代目は明確に別人という設定が明言され、初代が復帰することになった[13]。なお、2014年のゲーム『超ヒロイン戦記』は初代メンバーが声を当てているが、デザインはでじこの瞳を除き2代目に準拠している。2018年発表・2019年発売の20周年記念ドラマCDでは初代と2代目の声優陣が共演している[25]

年齢設定などが異なるアニメ『ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット』『ウィンターガーデン』についてはそれぞれのキャラクター記事を参照。
D.U.P.でじこ・うさだ・ぷちこの3人を演ずる声優によるユニット「D.U.P.」が存在している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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