デリゲート_(プログラミング)
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この項目では、プログラミング言語の言語機能について説明しています。デリゲーションについては「委譲」をご覧ください。
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出典検索?: "デリゲート" プログラミング ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2015年9月)

デリゲート (: delegate) とは、主にC#Visual Basic .NETなどの、.NET環境向けのプログラミング言語(.NET言語)に用意されている機能であり、参照型の一種(デリゲート型)である。
概要

デリゲートは、オブジェクトインスタンスへの参照とメソッドへの参照をペアにしてカプセル化するものである。概念としてはC言語C++関数ポインタに近いが、デリゲートは完全なオブジェクト指向である[1]型安全であるという特徴がある[2]。2002年にリリースされた.NET FrameworkではSystem.Delegateクラス[3]が定義されており、このクラスおよび派生クラスを簡潔に利用するための各種構文が.NET言語に導入された。

Object PascalDelphi)の「インスタンスのメソッドへのポインタを格納する、メソッドポインタ」と同様のものである。また、Microsoft Visual J++も、Javaと非互換のデリゲートを導入したが、.NET Frameworkのデリゲートはこれらを発展させたものである[注釈 1]

なお、C++における「クラスの非静的メンバ関数を指す関数ポインタ」は、関数呼び出し時にそのクラスのインスタンスを必要とする。デリゲートのようにオブジェクトとして扱うためにはstd::functionなどの関数オブジェクトによるカプセル化が必要となる。

デリゲートにより、メソッド単位のコンポジション (合成) が可能となる。デリゲートは主に、イベント処理での活用(コールバック処理のカスタマイズ)を想定している。Javaなどでのインターフェイスを利用したイベント処理と比べ、デリゲートによって参照されるメソッド(実体)の名前を自由に宣言できる、振る舞いをカスタマイズするために(明示的な)インターフェイスの実装やスーパークラスの継承を行なう必要がない(新たにクラスをわざわざ定義しなくてよい[注釈 2])、などの利点がある。

C#では複数のデリゲートを+, -, +=, -=演算子によって結合・分離させることもできる(マルチキャストデリゲート[4])。また、デリゲートの追加・削除と呼び出しに制約を加えて安全なコードを記述するための機構としてeventキーワードが用意されている[5] [6]。eventキーワードで修飾されたデリゲート型メンバーに、外部からイベントのサブスクリプション(購読)を追加・削除する手段としては、+=演算子および-=演算子によるアクセスのみが許可される。また、eventキーワードで修飾されたデリゲート型メンバーを、クラス外部からメソッドとして呼び出すことはできない。なお、+=演算子および-=演算子の処理をカスタマイズするために、eventキーワードで修飾されたデリゲート型メンバーのaddアクセッサーとremoveアクセッサーを明示的に記述することも可能である。

そのほか、スレッドプールを利用して非同期でデリゲートを実行する機能も存在する(非同期デリゲート[7])。
Visual J++

この節の加筆が望まれています。

参考

About Microsoft's "Delegates"


Microsoftの「Delegate」について - ウェイバックマシン(2016年2月3日アーカイブ分)[リンク切れ]


The Truth About Delegates

C#

C#の例を示す。まず以下では、「string型の引数を1つと、int型の戻り値を持つデリゲート」を宣言している。delegate int SomeDelegate(string p);

コンパイラによって、System.Delegateから派生するSomeDelegate型が生成される。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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