デトロイト美術館(Detroit Institute of Arts,通称DIA)はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイトにある美術館である。古代エジプト美術から現代美術まで65,000以上の芸術品を所蔵している。 1885年に開館。 2013年、デトロイト財政破綻の影響で所蔵品の売却が検討されたが[2]、市民や国内外の支援によって売却されなかった[3][4][5]。 特にアメリカ出身の芸術家の作品が多く収められており、その規模はアメリカでも3番目を誇っている。その中にはジョン・ジェームス・オーデュボン、アレクサンダー・カルダー、メアリー・カサット、フレデリック・エドウィン・チャーチ、トマス・エイキンズ、ジョージア・オキーフ、デイル・チフーリ、ポール・リヴィア、ジョン・シンガー・サージェント、ルイス・C・ティファニー、アンドリュー・ワイエス、アンディ・ウォーホル、ジェームズ・マクニール・ホイッスラーなどがある。 他にはバビロンのイシュタルの門、ピーテル・ブリューゲルの『野外での婚礼の踊り』、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョの『マルタとマグダラのマリア』、フィンセント・ファン・ゴッホの『麦わら帽子を被った自画像』、ハンス・ホルバインの女性の肖像画、ディエゴ・リベラのフレスコ画、ジョヴァンニ・ベリーニの聖母子画、ウィリアム・アドルフ・ブグローの『木の実集め』などがある。 愛知県豊田市とデトロイト市が姉妹都市であることから、豊田市美術館と提携している。
歴史
コレクション
ギャラリー
ヤン・ファン・エイク『聖ヒエロニムス
ベノッツォ・ゴッツォリ『聖母子』1460年
Master of the Tiburtine Sibyl『Crucifixion』1485年
Master of Frankfurt, The Virgin Enthroned, 15世紀
コレッジョ『聖カタリナの神秘の結婚』1512年頃
ルーカス・クラナッハ『聖クリストフォロス』1518年?1520年
ピーテル・ブリューゲル『野外での婚礼の踊り』1566年
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ『マルタとマグダラのマリア』1598年頃
ディエゴ・ベラスケス『Portrait of a Nobleman』1623年
レンブラント・ファン・レイン『エリザベツ訪問』1640年
ヤーコプ・ファン・ロイスダール『ユダヤ人墓地』1657年
ヨハン・ハインリヒ・フュースリー『夢魔』1781年
ジョン・シングルトン・コプリー『Watson and the Shark』1782年
エドガー・ドガ『バイオリニストと若い女性』1870年?1872年
ポール・セザンヌ『水浴する人々』1879年
フィンセント・ファン・ゴッホ『麦わら帽子を被った自画像』1887年
フィンセント・ファン・ゴッホ『郵便配達人ジョゼフ・ルーラン』1888年
ポール・ゴーギャン『自画像』1893年
ウィリアム・アドルフ・ブグロー『木の実集め』1888年
Richard James Wyatt『Girl Bathing』大理石, 1830年?35年
ジャン=バティスト・カルポー『The Smoker』1863年
その他
脚注^ “ ⇒The Art Newspaper Ranking VISITOR FIGURES 2015” (PDF). The Art Newspaper. 2016年10月9日閲覧。
^ 米デトロイト美術館、市の財政破綻で存続の危機