デトロイト・メタル・シティ
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デトロイト・メタル・シティ
ジャンル
青年漫画
ギャグ漫画ブラック・コメディ
音楽漫画
漫画
作者若杉公徳
出版社白泉社

その他の出版社
ビズメディア
12 Bis
Planeta DeAgostini
東立出版社
玉皇朝グループ
ソウル文化社

掲載誌ヤングアニマル
レーベルヤングアニマルコミックス
発表号2005年9月 - 2010年4月
巻数全10巻
OVA
監督長濱博史
音楽山本はるきち
アニメーション制作STUDIO4℃
製作藤原正道、永井秀男、北川直樹
田中栄子
発売日2008年8月8日
発表期間放送:2009年2月6日 - 3月14日
話数全12話
映画
監督李闘士男
脚本大森美香
音楽服部隆之
制作東宝映像製作部
製作『デトロイト・メタル・シティ』
製作委員会
配給東宝
封切日2008年8月23日
上映時間104分
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ映画
ポータル漫画アニメ映画

『デトロイト・メタル・シティ』 (Detroit Metal City) は、若杉公徳による日本ギャグ漫画。またはそれを原作とした日本映画・アニメなどの作品。白泉社ヤングアニマル』において2005年から2010年まで連載された。話数カウントは「TRACK-」。番外編は「BONUS TRACK」と表記される。2008年にはOVA / 実写映画化されている。
概要

デスメタルバンドのフロントマンを嫌々演じる青年の苦悩と、その2つの顔のギャップがもたらす笑いを主軸とするギャグ漫画。

キッス聖飢魔IIを彷彿とさせる「白塗り」「悪魔を自称」といった、ハードロック/ヘヴィメタルに対して日本の一般大衆が抱くステレオタイプなイメージを最大限に利用し、このキャラクター像と一般社会とのギャップを強調することで笑いを生み出し、人気を博した。

しかし、性的な表現を絶叫するなど従来からのヘヴィメタルへの誤解をさらに助長させるような描写が多く含まれており、『BURRN!』読者などの本格的なメタル支持者らは、この漫画に対して否定的であった。

作者である若杉は、いわゆるハードロック/ヘヴィメタルはあまり聴かず、詳しくもない。『フラッシュEX』でのインタビューでも「自分がデスメタル愛好家なら、このようなギャグマンガとして取り上げはしなかっただろう」という旨のコメントをしている。

このマンガがすごい!2007」(宝島社)オトコ編1位。「このマンガを読め!2007」(フリースタイル)1位。2022年1月時点で累計発行部数は600万部を突破している[1]
あらすじ

地獄から来た悪魔と称されるインディーズ・メタルバンド「デトロイト・メタル・シティ(DMC)」のフロントマン「ヨハネ・クラウザーII世」。その実態はオシャレなポップ・ミュージックを愛する平凡で弱気な音楽青年・根岸崇一である。

自分のやりたい音楽では誰からも認められない根岸だが、クラウザーとしてステージに立つと秘められたメタルの才能を発揮し、必ず信者(ファン)たちを熱狂させる。東京タワーでの突発ゲリラライブや映画出演、果ては警察官への暴行(実際は事故)といった「伝説」を重ね、さらに自称ニューヨーク帰りのラッパー「鬼刃」、パンク・ロックバンド「金玉ガールズ」、ブラックメタルの帝王ジャック・イル・ダークといった他アーティストとの対決までもことごとく制し、クラウザーはよくも悪くもインディーズ界の注目を集める存在となってゆく。
登場人物「デトロイト・メタル・シティの登場人物」を参照
書誌情報

若杉公徳 『デトロイト・メタル・シティ』 白泉社〈JETS COMICS〉、全10巻
2006年6月5日発行、.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}
ISBN 4-592-14351-5

2006年10月27日発行、ISBN 4-592-14352-3

2007年4月27日発行、ISBN 978-4-592-14353-6

2007年11月29日発行、ISBN 978-4-592-14354-3

2008年3月28日発行、ISBN 978-4-592-14355-0

2008年8月8日発行、ISBN 978-4-592-14356-7

2009年2月13日発行、ISBN 978-4-592-14357-4

2009年10月5日発行、ISBN 978-4-592-14358-1

2010年3月29日発行、ISBN 978-4592-14359-8

2010年7月29日発行、ISBN 978-4-592-14360-4


関連書籍

若杉公徳 『デトロイト・メタル・シティ ザ・ファンブック 魔典』2008年8月8日発行、
ISBN 978-4-592-14294-2

派生作品

『ヤングアニマル』以外での登場(他作品上のパロディ含む)を記述する。
デトロイト・モエ・シティ
『ヤングアニマルあいらんど』第5号に掲載された番外編。DMC信者を父に持つ
幼女と他DMC信者たちの触れ合いを描いた短編。単行本2巻巻末に収録。
タワーレコード限定漫画
渋谷タワーレコードのイベントで公開された漫画。クラウザーが「No 人糞ティー No Life タワーレコード」という名言を残す。
週刊少年チャンピオン』(秋田書店水島新司漫画家生活50周年記念号
クラウザーII世が山田太郎に対し「本物の魔球」を水島へのお祝いとして投げる一コマ。当然あくまで参加者の一人としてであるが、他社少年誌への登場は今回が初で、ルビは振ってあるものの字体は原作を元にしていた。
キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』9巻帯


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