デッドライジング3
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デッドライジング3
DEAD RISING3ジャンル
アクションゲームオープンワールド
対応機種Xbox One
Windows(Steam)
開発元カプコン バンクーバー
発売元マイクロソフト
人数1人 - 2人?4人(DLC)
発売日 2013年11月22日
2014年9月4日
対象年齢CERO:Z(18才以上のみ対象)
ESRBM(17歳以上)
USK : 発売禁止
エンジンMT Framework
売上本数 270万本[1]
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デッドライジング3(DEAD RISING 3)は、マイクロソフトより2014年9月4日(アメリカでは2013年11月22日)に発売されたXbox One、Windows用のアクションゲーム。通称「デッドラ3」。

2014年9月5日にはSteamでの配信が開始された[2]
概要

本作はXbox Oneのローンチの一つとして開発され、マイクロソフトが開発に協力し、全世界での販売を担当することとなった。従ってXbox OneおよびWindows専用となった。

これまでのデッドライジングシリーズ同様様々なものを武器としてうまく使い分けることが重要だが、『2』のコンボシステムが改良され、全てのコンボ武器は設計図を必要とするものの、コンボとなる対象が車両にも広がった[3]他、コンボ車両以外はその場で作成することが可能となった。前作では壊れたコンボ武器は新たに材料を取りに行く必要があったが、今作ではこれらのアイテムは一度使うとセーフゾーンのロッカーに登録され、壊れてもある程度ゾンビを倒せば復活する仕組みになっている[3]

サイコパスとの戦いにも新システムが導入され、一定条件を満たすことで敵が無防備になり、その最中に接近、特定のコマンドを入力することでヘッドロックをかけることが出来る。その後はボタン連打で連続攻撃が可能となる。

また、ミッションで救った生存者に武器を渡して同行させることも可能である[3]
ストーリー

チャック親子がフォーチュンシティを脱出した10年後の未来でもアメリカはゾンビと隣り合わせの生活が続いていた。ゾンブレックスは注射器での投与から技術の進歩によってGPSが搭載された専用のICチップを感染者に埋め込む形に差し替わり始めていた。感染者はチップを介して国家が指定する要注意人物として24時間監視対象として指定されていた。感染者の一部はチップの埋め込みを拒み続けており、世論は彼らの事を違反者として見下す傾向が現れてもいた。

3月23日、ロス・ペルディドスという街にゾンビ感染者が報告された。アウトブレイクに至るまで数時間もかからず、街全体にゾンビがたむろするようになった。軍はロス・ペルディドスに対して空爆を敢行するもゾンビを全滅させるには至らなかった。最初のゾンビ感染者発見から72時間後、街に取り残されていた生存者の一人ニック・ラモスは脱出するためのルートを求め街を彷徨っていた。軍の空爆により脱出するルートが壊されていた事が分かり、セーフハウスに戻るところから物語は始まる。

ニックは、ゾンブレックスとゾンブレックスチップを必要としない特異体質であった。街から脱出するため、ニックとその仲間達の決死のサバイバルが始まる。サバイバルの最中、自身の首元に彫られた「12」のタトゥーと、孤児であった彼の出生の秘密を知る事となる。
モード
Story mode
いわゆるストーリーモード。今回は制限時間が大幅に増え、かなり余裕を持って行動できるようになった。サイドミッションが存在しており、倒したゾンビの数がスコアに反映されるミッションもある
[3]
Nighmare mode
旧シリーズに準拠したストーリーモード。ゾンビや敵の攻撃力が上がり、セーブはトイレとセーフハウスのみ。
登場人物
主要キャラクター
ニック・ラモス (Nick Ramos)
本作の主人公(シリーズ初の非白人)。
自動車整備士の青年。首元に12のタトゥーが彫られている。少年時代は孤児院で過ごしていた孤児。正義感は強く、芯は強いタイプではあるものの、歴代の主人公に比べて気が弱く優しい性格をしているためにサイコパスであるZhiを自殺から救えなかったことに落胆したり、間接的とはいえHunterを殺害した時には酷い後悔の念を吐露したりする描写も見られた。また、良くも悪くも若者故に感情的になりがちな部分もある。アニーに恋心を抱いており、彼女と話すときは終始笑顔になる。ロス・ペルディドスにある自動車整備工場で働いていたが、ゾンビアウトブレイクに巻き込まれて街に取り残される。その後、街を脱出するための方法を探し求めていた際にゾンビに噛まれたためにゾンブレックスを探していたところにゾンビ化抑制剤であるゾンブレックスを必要としない特異体質であることが判明し、脱出のために必要な飛行機の修理部品を求めて街を駆け巡る。物語中盤ではKeyes兄妹と同じ村の出身だが、サンタ・カベザの現地民と米兵士の間に産まれたアメリカハーフであることやCarlitoの復讐に送り込まれた50人の一人で、首元のタトゥーはそれを示していること、更にはゾンビに噛まれてもゾンビにならないのはゾンビ化に対する耐性を持たせて送り込んだことなどが判明し、彼自身がゾンビ化を治療する特効薬という事実が明らかになる。最後はゾンビの特異個体であるキングゾンビを捕獲し、それを大量破壊兵器に仕立て上げようとするHemlock将軍の野望を打ち砕いて街からの脱出に成功する。
ディック・ベイカー (Dick Baker)
袖のないジージャン系の服に帽子とバットが特徴のトラックドライバーの男性。Coopプレイでは2Pプレイヤーとして操作出来る。たまたまトイレに行くためにロス・ペルディドスに寄ったところアウトブレイクに巻き込まれてしまった。序盤はダイナーのジュークボックスを誤作動させてゾンビを呼んだことでRhondaの工場に逃亡するが、その際に街から脱出する為にNickに協力するようになる。
ケイティー・アン・グリーン(Katey Ann Greene)/アニー(Annie)
『2』に登場したChuckの娘。ブロンドヘアに不良少女そのままの格好でフードを被り、目の周りの黒いメイクが特徴。ロス・ペルディドスの不良チームのリーダー格で、ゾンブレックスチップ非適用者の少女の一人。Nickと出会って以降は脱出のために協力関係を築いていく。その後、Redが裏切った際はIsabelaと共に彼に捕らえられるが、Nickに助けられる。その後はロス・ペルディトスに駆け付けた父親のChuckと再会を果たす。最終的にはニックと結ばれることになる。
ロンダ・クレスク (Rhonda Kreske)
Nickの上司で自動車修理工場のオーナー[4]の中年女性。黒髪を後ろで纏め、首のゴーグルとセクシーな胸元、ふくよかな体型が特徴。離婚歴があり、元夫はゲイリー。Nickと出会って以降は様々な場面で協力し、後に特殊部隊の拷問により片腕を失うが、火炎放射器付きの義手を手に入れる。その後は飛行機で脱出する際に全員は乗れないため、Garyと共に他の生存者と一緒に脱出するためNick達と別れた。尚、火炎放射器付きの義手を製作する際に材料を集めるのだが、集めている最中もRhondaの体力が減っていき、無くなると失敗となり死亡する。ダウンロードコンテンツの一つである『真の捜査官』では、Garyらと共にZDCの車両に乗り、脱出に成功した。
ジェイミー・フリント (Jamie Flynt)
ゾンビ民営防衛組織(ZDC)に所属するモニター室の管理人であり、Zombrexディーラーの男性。Rhondaの工場にいるNickに携帯電話越しに話しかけてきた人物で、ZDCオフィスの管理室に逃げ込んでいる。Nickと直接対面することはないが、管理室のモニター越しにNickの姿を見かけたことでステイシーやオティスのように彼に生存者などの情報を報告する。
ゲイリー・フィンケル (Gary Finkel)
元レスラーであるギャングで、Rhondaの元夫。ハゲかけで広い額にふくよかな体型、赤いアロハシャツのような花柄の服が特徴。意地が悪く、傲慢な性格だが、たとえ気に入らない人間からであっても受けた借りはキチンと返したり、交わした約束は守ったりと義理堅い一面も見せる。「ボス」からの依頼でアウトブレイクの中を暗躍しており、Nickとはしばしば一時的協力関係を結ぶ。劇中、Annieを付け狙いNickと対立するが、これは「ボス」であるChuckから娘の保護を依頼されていた為であった。最終的にはRhondaと再会しヨリを戻したことでNickの味方となる。その後は飛行機で脱出する際に全員は乗れないため、Rhondaと共に他の生存者と一緒に脱出するためNick達と別れた。なおGaryを説得せず、殺害してAnnieを奪い返すルートもある。この戦闘では素手で戦い、ハンマーパンチが得意技。なお、このルートをたどるとバッドエンド直結となる。ダウンロードコンテンツの一つである『真の捜査官』では、Rhondaらと共にZDCの車両に乗り、脱出に成功した。
イザベラ・キーズ (Isabela Keyes)
『2』から10年経っているためか、白髪が混じって左頬にMarianと同じ痣が出ている。『1』『2』に登場したCarlitoの実妹。Marian Mallonに雇われている薬学者だが、実はアウトブレイクの発案者でいわば今回の黒幕である。兄の無念を晴らすという目的で特効薬の製作者として歴史に名を刻む為にアウトブレイクを使って抗体保持者(Nick)を誘き出す。その後、NickがMarianに襲われている時に遭遇し、彼と共に危機を乗り越えた後に全ての真実を話す。その後はRedの裏切りによってAnnieと共に捕らえられるが、Nickに助けられる。
チャック・グリーン (Chuck Greene)
前作の主人公である、元モトクロスレーサー。ケイティーの実父。Garyを送り込み、Kateyを探させていた。ストーリー終盤においてKateyを救出するためにロス・ペルディトスに駆け付ける。その後、Hemlockの野望を阻止する為にNickに協力する。
ブラッド・パーク (Brad Park)
ダウンロードコンテンツの一つである『真の捜査官』の主人公で、ZDCのエージェント。Nickに助けられた際にZDCが人殺しをしていると聞かされ、その疑いを晴らすべく行動する。『4』では、ZDCの長官となっている。
サイコパス

本シリーズのボスキャラクターの総称。アウトブレイクに巻き込まれ正気を失った人間、アウトブレイクに便乗して悪事を働く犯罪者、立場の違いによる主人公の敵対者など、ニックの敵として立ち塞がるゾンビ化していない人間達。実際にサイコパス(精神病質)であるかは関係無く、「ボスキャラとして登場する人間」全てを本シリーズではサイコパスと呼ぶ。
七つの大罪モチーフのサイコパス
ハリー(ズィー)・ウォン(Harry "Zhi" Wong)
声 -
尾崎英二郎司るモチーフは「憤怒」。最初に戦うサイコパス。白髪交じりで後ろ髪が首ぐらいの長さで頭頂部はハゲており、仙人風の髭が特徴の黄色の中国人のような服装をしたアジア系移民の男性。アジア系だからか、日本語訛りの英語、そして日本語を喋る。また、大きな音で怒り狂うことから、ズィーが音嫌悪症(misophonia)や間欠性爆発性障害を患っている可能性が示唆されている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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