デッドマン・ウォーキング
Dead Man Walking
監督ティム・ロビンス
脚本ティム・ロビンス
原作シスター・ヘレン・プレイジョーン
『デッドマン・ウォーキング』(Dead Man Walking)は、1995年に制作されたアメリカ映画。
死刑廃止論者である修道女ヘレン・プレジャンのノン・フィクション作品(『デッドマン・ウォーキング』徳間文庫)の映画化。
俳優のティム・ロビンスが監督・脚本を務めた作品で、主演は彼のパートナーのスーザン・サランドン。サランドンはこの作品でアカデミー主演女優賞を受賞した。また、ショーン・ペンはベルリン国際映画祭で男優賞を受賞した。
「デッドマン・ウォーキング」とは死刑囚が死刑台に向かう際、看守が呼ぶ言葉である。 貧困地区でアフリカ系アメリカ人のために働く尼僧(Nun,字幕に従った。)のヘレン(スーザン・サランドン)は、あるきっかけで死刑囚のマシュー・ポンスレット(ショーン・ペン)と知りあう。彼の罪状は、二人のティーンエイジカップルの殺人及び強姦。彼は無罪を主張するが認められず、死刑が執行されることになる。ヘレンは彼のスピリチュアルカウンセラーとなり、その死を見届けることになるが、最後まで死刑執行を回避しようと手をうつ。死刑当日。刑の執行の午前0時まで、知事への嘆願の返事を待ち続ける二人。結局、上訴審は却下。死が決まったマシューに勇気を与えられんことを、と、ヘレンは神にひとり祈る。最後の面会でマシューはヘレンからあずかった聖書に名前と日付を入れて渡し、犯行の事実を告白した。「ウォルターを撃って殺したのは自分だ。レイプは自分もしたが、ホープを刺したのは相棒だ。今は二人の死に責任を感じる。昨夜は二人のために祈った」。午前0時数分前。迫りくる死の恐怖のためか、すすり泣く。ヘレンは護送されるマシューの肩に手をかけて寄り添う。マシューの最後の言葉は、処刑に立ちあった被害者の遺族への謝罪だった。マシューの葬儀。彼はヘレンらの教会の墓地に葬られる。 基本的に死刑廃止論の立場で描かれているが、本作には被害者の両親等死刑賛成派の意見も描かれている。過去の犯行シーンと現在の死刑囚のシーンが時々いりまじる。本編を通して描かれるのは、「赦し」とも重なる「愛」と「死刑制度の是非」である。 役名俳優日本語吹き替え レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは61件のレビューで支持率は95%、平均点は8.20/10となった[3]。Metacriticでは26件のレビューを基に加重平均値が80/100となった[4]。
ストーリー
キャスト
ソフト版テレビ東京版
シスター・ヘレン・プレイジェーンスーザン・サランドン寺田路恵藤田淑子
マシュー・ポンスレットショーン・ペン大塚芳忠家中宏
ヒルトン・バーバーロバート・プロスキー富田耕生辻村真人
アール・デラクロアレイモンド・J・バリー糸博水野龍司
クライド・パーシーR・リー・アーメイ益富信孝糸博
ファーリー牧師スコット・ウィルソン岩田安生
クレイグジャック・ブラック
ソフト版:VHS・DVDに収録されたもの。後に発売されたBlu-rayには収録されていない。
テレビ東京版:初回放送1999年3月28日『サンデーロードショー』[2]
評価
参考文献^ “Dead Man Walking
^ “ ⇒外画 吹き替え”. zack-pro.com. ザック・プロモーション. 2023年1月12日閲覧。
^ “Dead Man Walking (1995)