デスクトップ・パブリッシング
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この項目では、コンピュータ編集について説明しています。その他の用法については「DTP (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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出典検索?: "DTP" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2009年9月)
オープンソースのDTPソフトScribus

DTP(Desktop publishing、デスクトップ・パブリッシング)とは、日本語で卓上出版を意味し、書籍新聞などの編集に際して行う割り付けなどの作業をパソコン上で行い、プリンターで出力を行うこと。
概要

"Desktop publishing" の言葉は、そのさきがけとなったページレイアウトソフト「PageMaker」の販売開始にあたって、Aldus社(アルダス)の社長ポール・ブレイナードが1985年に提唱した言葉である。

商用印刷においてかつては版下の制作から印刷まで様々な工程に分かれていた作業が、DTPの登場によりパソコン1台で行えるようになり、簡単・迅速・省コストになった。また、家庭やオフィスにおいてもパソコンとプリンターを使って同様のことができるようになった。

市販のパソコンに最初から入っているワープロソフトでも簡易的なDTP機能を備えており、ある程度のデザイン制作ができる。より高度で細かいレイアウト制御やデザイン要素を組み込み、商用印刷に適した仕様の印刷データを制作する際には専用のDTPソフトを使うのが一般的である。

DTP制作を行うパソコンとしては歴史的にMacが多く利用されてきたが、これはMacintosh用ソフトとしてPageMakerが発売された1985年当時においてMacintoshだけが唯一の実用的なWYSIWYGを実現したシステムを持っており、その後の時代においてもしばらくはハードウェアアプリケーションソフトウェアの機能面でMacintosh版が先行し充実していたことと、それにまつわる規格のデファクトスタンダード面で有利を得ていたのが理由である。業界で使われる主流のDTPソフトがPageMakerからQuark,_Inc.社のQuarkXPress、2000年代にAdobe(アドビ)社のAdobe InDesignへと移り変わってWindowsにおいても同様の環境が整ってきた2010年代にはそこにこだわらない向きもありつつも、大きくは変わっていない。

DTPが登場する以前、1970年代から1990年代にかけて使われていた業務用の電算写植システムにはUNIX上で動作していたものも多いが、DTPで制作する現場ではそれらにUNIXやLinuxが使われることはほぼない。また、一般のビジネス用途パソコンとしてはデファクトスタンダードとなっているWindowsもDTP制作現場ではあまり使われず、Macが主流である(WindowsやLinux用の制作ソフトもある)。

なお、当初「DTP」という呼称については紛らわしい場面もあった。DTPの登場以前は、印刷工程は「プリプレス(印刷前の組版、製版など)」「プレス(印刷、本刷り)」「ポストプレス(印刷後の加工・製本など)」の大きく三つの工程に分かれており、それぞれ別の会社で分業化されていた。日本にDTPが導入され始めた1990年代前半においては、まずプリプレス業界にDTPが導入されたため、「デスクトップ・プリプレス」 (Desktop prepress) の略として「DTP」という用語を使う場合があった(本項の意味のDTPと区別するために「DTPr」「DTPR」と呼ぶことも)。1990年代後半には、「川上工程」にあたるデザイン・企画工程および写植・版下制作工程だけでなく、「川下工程」にあたる製版・印刷工程にまでDTPが普及し、やがて印刷の全工程を一つの会社の一つのDTPシステム(具体的な例を挙げると、Adobe CC)で処理することが普通になると、印刷の工程ごとの区別が曖昧になると同時に(プレスの工程でデザインを扱うことも可能となった)、DTPに「デスクトップ・プリプレス」の意はなくなった。
歴史
DTP以前

業務用の出版物において、かつては熟練の職工が活字を組む作業が出版業界では一般であったが、コンピュータの出現と普及と共にその作業を電子化する試みが模索されるようになった。1970年代にはいくつかの会社によって業務用の電算写植システムが開発され、アメリカにおいてはAtex社が有名となり、新聞社や大手出版社などに採用されていた。

また、1978年にはレイアウトに関する命令を記述したタグを用いる組版ソフトとしてTeXが開発され、コンピュータ上で印刷原稿の編集作業を行う環境が実現されたが、これはDTPと呼ぶものではなかった。


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