デジモンアドベンチャー02
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デジモンアドベンチャー02
ジャンル冒険バトルアクション少年向けアニメ
アニメ
原案本郷あきよし
シリーズディレクター角銅博之
シリーズ構成前川淳吉村元希
キャラクターデザイン中鶴勝祥
音楽有澤孝紀
アニメーション制作東映アニメーション
製作フジテレビ読売広告社
東映アニメーション
放送局フジテレビ
放送期間2000年4月2日 - 2001年3月25日
話数全50話
映画:デジモンアドベンチャー02
前編・デジモンハリケーン上陸!!
後編・超絶進化!!黄金のデジメンタル
監督山内重保
脚本吉田玲子
キャラクターデザイン中鶴勝祥、相澤昌弘
音楽有澤孝紀
制作東映アニメーション
配給東映
封切日2000年7月8日
上映時間60分
映画:デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲
監督今村隆寛
脚本吉田玲子
キャラクターデザイン中鶴勝祥
音楽有澤孝紀
制作東映アニメーション
配給東映
封切日2001年3月3日
上映時間30分
映画:デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING
監督田口智久
脚本大和屋暁
キャラクターデザイン中鶴勝祥
制作ゆめ太カンパニー
製作東映アニメーション、東映
配給東映
封切日2023年10月27日
上映時間80分
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『デジモンアドベンチャー02』(デジモンアドベンチャーゼロツー、英: DIGIMON ADVENTURE 02)は、デジモンシリーズテレビアニメ第2作、『デジモンアドベンチャー』の続編。通称:「デジモン02」[1]、「02」。
概要

いわゆる「デジモン四部作[2]の2作品目である。前作『デジモンアドベンチャー』(無印)から世界観を受け継いでおり、純粋な続編となっている。新たな選ばれし子供たちは3人で、前作から登場するタケルとヒカリが続投し、メインキャラは5人(後に6人)となった。その他の前作の選ばれし子供たちは彼らのサポート役となる。

デジメンタルの力で進化する「アーマー進化」、デジモン同士が合体する「ジョグレス進化」など古代の進化や、新しい進化が多種多様に登場することが特徴であり、デジモンアニメシリーズ中最も進化方法が多彩である。

一方で、「みんな均等に見せ場があり、敵を倒す回数もほぼ同じになるように、というのが基本的な作り方のスタンス」で製作され、一部の登場人物ばかりが活躍しない[3]前作とは対照的に、後半は大輔と賢の2人をメインに扱う話が多くなる。また、想像の余地のあるラストだった前作とは異なり、本作品では最終回において子供たちの将来の姿・職業・子供までハッキリ描き切り物語を完結させている[4]

次作『デジモンテイマーズ』以降は毎回世界設定が異なり、作品間での整合性は考えられていないが、ゲームなどではパラレルワールドとして扱われる場合がある。また、作中における重要なエピソードがゲームシリーズのシナリオに分割されており、アニメシリーズの中でもメディアミックス展開が色濃い作品である。

最高視聴率・12.7%、最低視聴率・6.2%、平均視聴率・11.0%、バンダイ総玩具売上144億円。デジモン人気がピークの最中の作品で、玩具・関連グッズ売り上げ、映画興行などでは高い数字を出した。
ストーリー
カイザー編(第1話?第21話)

八神太一たちの冒険から3年後の2002年。デジタルワールドはデジモンカイザーと名乗る少年に支配されていた。デジモンカイザーは進化を抑えるダークタワー、デジモンを操るイービルリングを使い、デジモンたちを混乱に陥れていた。

一方、お台場に引っ越した高石タケルは転校先の小学校の校庭で太一と似た少年・本宮大輔と出会う。編入先のクラスでかつての仲間であり、太一の妹である八神ヒカリとも再会し、さらに校庭で出会った大輔とも知り合うが、なんと大輔は新たなデジヴァイス「D-3」を受け取り、新たな選ばれし子供へとなった。

デジタルワールドで太一がピンチに陥っていることを知り、大輔たちはデジタルワールドへと向かう。そこで大輔は勇気のデジメンタルを引っこ抜くことで、自身のパートナー・ブイモンを目覚めさせる。さらにデジメンタルを使いブイモンをフレイドラモンへとアーマー進化させ、操られていたモノクロモンのイービルリングを破壊、解放させた。そして大輔は太一からゴーグルを受け継ぎ、選ばれし子供として戦うことを誓った。

さらに新たな仲間である井ノ上京とホークモン、火田伊織とアルマジモン、そして再び選ばれたタケルとパタモン・ヒカリとテイルモンと共に、デジモンカイザー・一乗寺賢との戦いが始まった。
アルケニモン編(第22話?第50話)

デジモンカイザー・一乗寺賢との決着後の数ヶ月後に、大輔達はデジモンカイザーが支配されたデジタルワールドの復旧作業を進めていた。

ところが、復活したダークタワーによって再び進化することが出来なくなってしまう。一方、アルケニモンとマミーモンが現れる。

かつてデジモンカイザーだったことが明かすことになった賢は大輔が彼のピンタに食らわせるも納得し、そして大輔と賢の「D-3」の光を照らしエクスブイモンとスティングモンをパイルドラモンへジョクレス進化させた。

そして、大輔達は新たな敵であるアルケニモンとマミーモンとの新たな戦いが始まった。
内容

ストーリー自体は、デジタルワールドを守るために選ばれし子供たちが現実世界とデジタルワールドを往復する展開を取っており、前作のようなサバイバル要素は薄く、ヒーローもののようなコンセプトになっている。また本作品では基本的に不殺のスタンスが徹底されている。

前半に登場する敵デジモンの多くはデジモンカイザーによって操られた者たちであり、イービルリングやイービルスパイラルといった洗脳の道具を破壊することで殺害すること無く決着がつけられる工夫がなされていた。また中盤からは「命」の無いと言われるダークタワーデジモンが数多く登場した。そのほか敵勢力内での同士討ちや異次元空間への追放などが多く、直接的に子供たちの陣営が敵対するデジモンを殺害する場面は極めて少ない。44話「暗黒デジモンとの死闘」は、『デジモンテイマーズ』のようにほとんど唯一生きたデジモンを殺害するエピソードであり、作中で子供たちの一人がショックを受ける場面が描かれている。

13話「ダゴモンの呼び声」の脚本は、小中千昭が執筆しており、クトゥルー神話の色が濃い一風変わった話で、伝奇やクトゥルー神話をモチーフにした作品を多く手掛ける作家朝松健も絶賛する話であった。また、13話のタイトルコールのときにデジモン文字で「フングルイ ムグルウナフ クトウルウ ルルイエ ウガフナグル フタグン」(「ルルイエの館にて死せるクトゥルフ夢見るままに待ちいたり」の意)と記されていた。
登場キャラクター「デジモンアドベンチャー02の登場キャラクター」を参照
デジタルワールド・現実世界以外の世界
暗黒の海
デジタルワールドのさらに奥にある世界。「ダゴモンの海」とも呼ばれている。現実世界やデジタルワールドと
平行な世界だが、時々位相のずれが生してこの海に迷い込む者もいる(迷い込むのは主にヒカリや賢のような光や闇の力に敏感な人間)。賢は、「ヒトの悲しみなどの感情が集まった世界」と推測した。及川はこの世界からダークタワーのデータを得て、2年前には賢をこの世界にメールで誘導し、デジヴァイスを暗黒デジヴァイスに変化させ、屈折した思考の持ち主、デジモンカイザーを誕生させた。デーモンは最後にこの世界に送られる前にも、ここを知っていた様子。デジモンなのかさえも不明な謎の存在が住み、彼らの神を崇めている。クトゥルー神話の色が濃く、デジモン文字でインスマウス(クトゥルー神話のダゴンの信者が住んでいる町)と書かれた看板があった。
異世界
想いを具現化する力がある。例えば、「勝ちたい。強くなりたい。負けない」という想いがあれば、それが戦闘力となる。3年前に子供たちに敗れ、データとなったヴァンデモンはこの世界で及川の命と暗黒の花で蓄えた力を元に肉体を具現化した。及川は、普段アルケニモンたちをデジタルワールドへ送るのと同じく、いつものようにデジモンカードを使ってデジタルワールドのへのゲートを開いたつもりが、ブラックウォーグレイモンが光が丘からデジタルワールドへのゲートを封印したためにデジタルワールドへのゲートが開かず、この世界に来てしまった。ヴァンデモン曰く、偶然着いた世界。この想いを具現化する現象により「通常では有得ない、ほぼ全ての進化系が同時に出現する」という状況が発生。(ベリアル)ヴァンデモンはその総攻撃に晒される羽目となった。
用語解説
アイテム
D-3
大輔、京、伊織、タケル、ヒカリ、賢が手に入れた新型の
デジヴァイス。光子郎のロサンゼルスの友人(『ぼくらのウォーゲーム!』で光子郎が話していた大学に在籍している小学生)が分析した際、「DIGITAL(デジタルの)」・「DETECT(検波する)」・「DISCOVER(発見する)」の3つの単語を見つけ、以前のデジヴァイスと区別するために頭文字をとり、上記の名前で呼ばれている。同名の玩具も存在するが、それの正式名はDIGIMON DETECT AND DISCOVER。以前のデジヴァイスとの大きな違いは、パソコンやゲートポイント(7年前にデジモンが現れた光が丘や、前作のサマーキャンプ場である御神渓谷など)などにかざせば、デジタルワールドへ続くゲートを開くことができること。以前のデジヴァイスでは、デジタルゲートが開いている時にゲートをくぐることしかできない。以前のデジヴァイスは超進化した後でなければ他のデジヴァイスを探知することができなかったが、D-3は最初から他のD-3や旧型のデジヴァイス、そしてデジメンタルを探知することができる(賢のD-3にこの機能があるかは不明)。作中で機能として説明されたことはないが、このD-3を手に入れた子供は、デジタルワールドでの服装が自動的にイメージにより変わっている(例外として、タケルとヒカリは入手後に服装が変化せず、デジタルワールドに入るとD-3を手に入れた時に着ていた服装に変化するようになった)。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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