ウィキペディアにおけるDOIの使い方については、Wikipedia:デジタルオブジェクト識別子とTemplate:Doiをご参照ください。
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デジタルオブジェクト識別子のロゴ
デジタルオブジェクト識別子(デジタルオブジェクトしきべつし、英語: Digital Object Identifier、略称DOI)は、インターネット上のドキュメントに恒久的に与えられる識別子である。
URLは、サーバの移転などによって変化するため、古い情報になるほどリンク切れなどの不都合が生じやすい。DOIは、ユーザーとファイルの所有者(出版社や音楽配信業者など)の間にDOIディレクトリを経由させることで、これを回避するものである。
DOIは、学術論文の分野でよく利用されており、NatureやScienceのような学術雑誌や、ACM、IEEEなどの学会が発行した論文誌の記事に付与されている。
また、DOIは著作物のタイトルだけでなく、より細分化したレベルで付与することもできる。書籍なら任意のページや図表ごと、CDであれば曲ごとに識別子がつけられるため、目的とする情報を早く選択的に得ることが可能となる。(ISBNやISSN、CODENなどは、タイトル別にのみ識別番号が付けられている)。
DOIのシステムはAAP(Association of American Publishers、アメリカ出版協会)とCNRI (Corporation for National Research Initiatives)によって設立され、現在は国際DOI財団 (The International DOI Foundation)によって運営されている[1]。 典型的なDOIは次のような文字列である。 10.1021/jo0349227 この例において、10.1021は国際DOI財団が付与するディレクトリの識別子(本例ではアメリカ化学会を示す)である。スラッシュ以下のjo0349227はファイルの所有者(本例ではアメリカ化学会)が任意で付けるIDである。 実際にブラウザでDOIによって検索をする際には、次のように https://doi.org/ の後にDOIをつければよい(以前はhttp://dx.doi.org/やhttp://doi.org/だったが、現在これは推奨されてはいない[2])。https://doi.org/10.1021/jo0349227
システム
システム上は次のような過程を経てファイルが表示される。
ユーザーが、欲しいファイルのDOIを入力する。
入力されたDOIが、DOIディレクトリに送信され、目的のファイルのURLに変換される。
変換されたURLが、ファイルが置かれている出版社のサーバに転送される。
出版者のサーバが、ユーザーに目的のファイルを送信する。
もし出版社がファイルの移動を行う場合は、DOIディレクトリ内で対応するURLを更新することで対応する。したがって、ユーザー側は同じDOIをいつまでも使い続けることができる。
DOI登録機関
CrossRef
DataCite
表
話
編
歴
国際標準番号
標準
ISO 2108: 国際標準図書番号 (ISBN)
ISO 3297: 国際標準逐次刊行物番号 (ISSN)
ISO 3901: 国際標準レコーディングコード (ISRC)
ISO 6166: 国際証券識別番号 (ISIN)
ISO/IEC 7812: 発行者識別番号 (IIN)
ISO 10957: 国際標準楽譜番号 (ISMN)
ISO 13616: 国際銀行勘定番号 (IBAN)
ISO 15511: 図書館及び関連組織のための国際標準識別子 (ISIL)
ISO 15706: 国際標準視聴覚番号 (ISAN)
ISO 15707: 国際標準音楽作品コード (ISWC)
ISO 17316: International Standard Link Identifier(英語版) (ISLI)
ISO 17442: 取引主体識別コード (LEI)
ISO 21047: 国際標準文章コード(英語版) (ISTC)
ISO 26324: デジタルオブジェクト識別子システム (DOI)
ISO 27729: 国際標準名称識別子 (ISNI)
CAE(英語版)/IPI(英語版)
バーチャル国際典拠ファイル (VIAF)
典拠管理データベース: 国立図書館
フランス
BnF data
ドイツ
⇒イスラエル
アメリカ