デザインあ
「デザインあ」展より
ジャンル子供向け番組
監修佐藤卓、中村勇吾
出演者本文参照
製作
制作NHK
放送
放送チャンネルNHK教育テレビジョン
NHK総合テレビジョン
放送国・地域 日本
デザインあ
オープニング「あ」のテーマ / コーネリアス
放送期間2011年4月2日 - 2021年7月19日
放送時間月・火・水曜日 8:35 - 8:45(本放送)
土曜日 7:25 - 7:35(本放送)
金曜日 11:45 - 11:55(再放送)[注釈 1]
放送分15分→10分
公式ウェブサイト
『デザインあ』(英: DESIGN-AH)は、NHK Eテレで放送されている、デザインを題材とした番組。
2010年9月5日にパイロット版が放送された後、2011年4月2日に本放送を開始した。
2021年7月20日の放送以降放送を休止しており[1]、2022年末時点でも放送休止中との記載があった[2]が、2023年4月から『デザインあneo』として定期放送を再開することになった(後述)。 身の回りにあるものをデザインの視点から見つめ直すことで、「デザインの面白さ」を伝えつつ、子供達の「デザイン的な視点と感性」を育むことを番組の目的としている[3]。 番組スタッフの中心となるのは、全体の構成を担当する佐藤卓(グラフィックデザイナー)、音楽を担当するコーネリアス(小山田圭吾)(ミュージシャン)、映像監修を担当する中村勇吾(インターフェースデザイナー)の3名。子供向け番組であるものの、デザインとそれにまつわる創造的な視点を、モーショングラフィクスとサウンドデザインを駆使して高い完成度で表現し、デザインというテーマを子供向けの番組として組み立てた点が革新的であると高い評価を受けている[4]。番組タイトルにある「あ」は50音の最初の文字であり、「デザインの面白さを学ぶ最初の入口」という番組コンセプトが込められている。 子供向け番組でもあり、数分間の短いコーナーをつなぎ合わせた構成となっている。基本的に一回の放送中にコーナーが重複することはないが、時おりひとつのコーナーを連続して流すスペシャル回(#76「デザイン問答」スペシャル、#72「ない世界」スペシャル、#68「うごきのトレース」スペシャル、など)を放送することがある。 テーマ曲の『「あ」のテーマ』(歌:Chocolat)は、「あ」の声だけで構成された楽曲で、公式サイト内に閲覧者の描いた「あ」の文字が変化する様子に会わせてテーマ画像が流れる特設サイトが用意されている。 2020年度まで使用されていたエンドカードは、黒背景に白文字の「おわり」(一段目)と白抜きのNHKロゴ(二段目)が画面中央に、番組公式サイトのURLが画面下部にそれぞれフェードインで表示されるという形式が取られている。「5分版」では、一時期公式サイトのURLと合わせて通常版の放送時間告知テロップが添えられていた。 2021年2月27日放送分で放送回数200回を達成。同日にはこれを記念して「200回スペシャル」と題し、小山田ら番組の音楽制作に携わるメンバーのライブ映像を放送[5]。『「あ」のテーマ』、『森羅万象』、『解散!』、『思ってたんとちがう』、『てざわりうた』などのライブバージョンが披露された。15分バージョンとしてはこれが最終回となる。 2021年度より、「ピタゴラスイッチ」と同様、15分版の放送時間を10分へ短縮。また、上記のエンドカードが廃止された。エンディングテーマや放送したコーナーのダイジェスト、タイトルロゴの映像は当初使用されていなかったが、2021年6月12日放送分(第201回)からエンディングテーマ曲を新しい物に変更して復活した。 2021年7月1日より、各コーナーをつないで1時間27分の長さに構成し、Netflixでのストリーミング配信を開始した[6]。 2021年7月に入り、音楽担当の小山田の過去の雑誌上でのいじめに関するインタビュー記事が物議を醸す中、NHKは「(小山田が)過去の雑誌記事の内容を認めていることや、一連の経緯などを踏まえ総合的に判断した結果」との理由で7月20日分の放送を見合わせ、「ピタゴラスイッチ」に差し替え(同じく小山田が参加するEテレの番組「JAPANGLE」も同日放送分を「すたあと」に差し替え)[7]、公式サイトの小山田ら主要スタッフ3名のクレジットも同日中に削除された[8]。これにより新作放送は7月12日の第205回までとなり、再放送・再構成分については7月19日放送の「しんごう」までとなった。 翌7月21日に行われた定例記者会見の席で正籬聡放送総局長は、番組スタート時の2011年と2017年に小山田の起用について問い合わせがあったことを明かした上で、所属事務所から本人が反省している旨の説明を聞いて受け入れた上で起用したことを説明し、本人が過去のいじめの事実を認めていることに加え、(小山田が音楽担当に一時起用された)2020年東京オリンピック・パラリンピックを踏まえてNHKが「多様性を認めて共生社会を一歩進めることを体現できないかと目標にしている」ことを踏まえての判断であったことを説明した[9][10]。
概要
小山田圭吾の不祥事に伴う放送休止「小山田圭吾#東京オリンピック・パラリンピック開会式音楽スタッフ就任に端を発する過去の雑誌インタビュー記事騒動」も参照