デイヴィッド・オーウェン
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イギリス政治家デイヴィッド・オーウェンDavid Owen
デイヴィッド・オーウェン(2018年)
生年月日 (1938-07-02) 1938年7月2日(85歳)
出生地 イギリス
デヴォン プリンプトン
出身校シドニー・サセックス・カレッジ
キングス・カレッジ・ロンドン
所属政党無所属(1990年から現在)
配偶者デボラ・シャバート
子女トリスタン・ガレス・ルーシー
その他の職歴
イギリス
第5代外務・英連邦大臣
(1977年2月22日 - 1979年5月4日)
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オーウェン男爵デイヴィッド・アンソニー・ルウェリン・オーウェン(David Anthony Llewellyn Owen, Baron Owen, CH PC FRCP, 1938年7月2日 - )は、イギリス貴族、政治家。元イギリス外務・英連邦大臣

著作家としてボスニア・ヘルツェゴビナ紛争ユーゴスラビア紛争における重要な記述を残している。
略歴

1938年7月2日にデヴォンのプリンプトンに誕生する。ケンブリッジ大学で医学を学び、1966年に庶民院議員となり、1977年、内出血により急死したアンソニー・クロスランド(英語版)の後任として外務・英連邦大臣に就任する[1]。38歳での外相就任はアンソニー・イーデンに並び歴代最年少[注 1]で、この記録は現在も破られていない。

1979年イギリス総選挙マーガレット・サッチャー率いる保守党に敗れ、オーウェンは外務・英連邦大臣を失職[2]

1981年に社会民主党の結党に参加し、その2年後に党首となる。オーウェンが1981年に労働党を去った理由は、総選挙で敗北した後に党が極左によって動かされ、労働党が反EEC/EU、反核兵器、大規模な国営化を推進したからだという[3]

マーガレット・サッチャーはオーウェンを、英国政治における(サッチャーの)知的同類と認めていた[3]

1988年に社会民主党は自由党と合併し、社会自由民主党 (SLD) となるが、オーウェンはSLDには参加しなかった。オーウェンは、もし1987年にSDPが平静を保ち自由党との合併をしなかったら、イギリスの政治を変えていただろうと信じている[2]1980年4月撮影

1992年に貴族院議員となる[1]

2022年ロシアのウクライナ侵攻において、オーウェンは毎日新聞の取材で「プーチンは完全に制御不能で、政治勢力であれ軍であれ、誰も彼を止める事は出来ない」「プーチンがウクライナで成功したら、バルト三国に対して同じ事をするのは間違いない」として、現状を危惧するコメントを残した[4][5]党大会で演説を行うオーウェン(1981年)
脚注^ a bBiographyThe Rt Hon Lord Owen CH FRCP
^ a bDavid Owen: Tony Blair and John F Kennedy may have been power crazyE. Grice, The Daily Telegraph, 15 Apr 2008
^ a bDavid Owen is Back - But Frankly We Don't Deserve HimJ. Ruddick, The Huffington Post, 3 Mar 2014
^ “「プーチンは制御不能」 元英外相が指摘する「帝国」の意思と弱点”. 毎日新聞. 2024年3月29日閲覧。
^ “「賢人」たちの見方から考えるロシアのウクライナ侵攻 。ウェストエンドから 。服部正法”. 毎日新聞「政治プレミア」. 2024年3月30日閲覧。

関連項目

自由民主党 (イギリス)










イギリス外務大臣
外務大臣



フォックス1782-1783

グランサム男爵1782-1783

フォックス1783

テンプル伯爵1783

リーズ公爵1783-1791

グレンヴィル男爵1791-1801

ホークスベリー男爵1801-1804

ハロービー伯爵(英語版)1804-1805

マルグレーブ伯爵1805-1806

フォックス1806

ハウィック子爵1806-1807

カニング1807-1809

バサースト伯爵1809

ウェルズリー侯爵1809-1812

カースルレー子爵1812-1822

カニング1822-1827

ダドリー伯爵(英語版)1827-1828

アバディーン伯爵1828-1830


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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