『デイドリーム』
マライア・キャリー の スタジオ・アルバム
リリース1995年10月3日
録音1994年 - 1995年
ジャンルR&B
時間46分42秒(米国盤)
レーベルコロムビア
プロデュースマライア・キャリー、ウォルター・アファナシエフ、デイヴ・ホール、ジャーメイン・デュプリ、マニュエル・シール、デヴィッド・モラレス
マライア・キャリー アルバム 年表
メリー・クリスマス
(1994年)デイドリーム
(1995年)バタフライ
(1997年)
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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
About.com[1]
オールミュージック[2]
エンターテインメント・ウィークリーB[3]
ローリング・ストーン[4]
ニューヨーク・タイムズ(Positive)[5]
ピープル(Positive)[6]
『デイドリーム』(Daydream) は、1995年に発売されたマライア・キャリーの5枚目のスタジオ・アルバム。 今までのアルバムよりもR&Bやヒップホップ色が強い作品となったが、これはマライア自身が決めたことであり、レコード会社は前々からヒップホップ・アーティストやラッパーをマライアから遠ざけたがっていた。しかし、このマライアとレーベルとの間で対立があったにも関わらず、多くの批評家はこのアルバムを絶賛した。また、3,200万枚を売り上げた前作の『ミュージック・ボックス』に続き、アメリカ国内だけで1,000万枚のセールスを売上げ、ダイヤモンド・アルバムとなった。世界規模では2,500万枚を売り上げた。2001年時点で、日本では240万枚を売り上げている[7]。 このアルバムからのシングル「ファンタジー」は、女性歌手史上初の初登場1位でBillboard Hot 100に登場し、8週連続1位を記録した。またカナダ、オーストラリア、ニュージーランドのチャートでも1位を獲得した。日本では日本盤シングルCDが1枚490円で販売された(当時日本において一般的なシングルCDの価格は1枚1000円程度であった)[8]。これは円高の影響で値下げ傾向にあった輸入盤CDなどへの対抗策である[8]。 2作目のシングルの「ワン・スウィート・デイ」はボーイズIIメンとデュエットし、2曲連続初登場1位という史上初の快挙も成し遂げた。また、ビルボードHot 100では16週間1位を獲得し、ギネス記録に認定された。 3作目のシングルの「オールウェイズ・ビー・マイ・ベイビー」も2週間1位をとり、1996年に最もラジオで流れた曲となり、大ヒットを記録した。このアルバムからのシングル曲3曲が1位を獲得し、1枚のアルバムからのシングルのみで25週以上全米チャート1位を記録した。この記録を達成した女性アーティストはマライアのみである。 本作品は、ソニーのSBM(スーパー・ビット・マッピング)録音が採用されており、既存のCDプレイヤーにて高音質再生が可能であるが、PRO pixy ESPRITなどのSBM対応機種では、20ビット相当の分解能で再生することができる。
解説
収録曲
Fantasy
トム・トム・クラブの「悪魔のラヴ・ソング(Genius of Love)」を全面的にサンプリングしている。
日本では『なるほど!ザ・ワールド』のエンディングテーマ及びコーセーのCMソングに使用された。
Underneath The Stars
One Sweet Day
Open Arms
ジャーニーのカバー。日本ではフジテレビジョンがバレーボール中継のイメージソングに使用。
Always Be My Baby
I Am Free
When I Saw You
Long Ago
Melt Away
Forever
Daydream Interlude
Looking In
Fantasy -Def Club Mix-
日本盤ボーナストラック
脚注^ Lamb, Bill. “ ⇒Mariah Carey 'Daydream'”. About.com. 2010年8月20日閲覧。
^ Erlewine, Stephen Thomas. “ ⇒Mariah Carey: Daydream”. Allmusic. All Media Guide
^ Tucker, Ken (1995年10月13日). “ ⇒Daydream (1995)”. Entertainment Weekly. Time Warner. 2010年10月20日閲覧。
^ “ ⇒Mariah Carey: Album Guide”. Rolling Stone. Limited Liability Company