ディープ・パープル_III
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『ディープ・パープル III
素晴らしきアートロックの世界(旧題)』
ディープ・パープルスタジオ・アルバム
リリース1969年6月
1969年11月
1969年10月、1973年11月(再発盤)
録音1969年1月 - 3月
デ・レイン・リー・スタジオ
ジャンルアート・ロック
ニュー・ロック
時間44分34秒
レーベルテトラグラマトン、ワーナー・ブラザース・レコード(再発盤)
ハーヴェストEMI(再発盤)
日本グラモフォンワーナーミュージック・ジャパン(再発盤)
プロデュースデレク・ローレンス
専門評論家によるレビュー


Allmusic link

チャート最高順位

162位(アメリカ[1]

ディープ・パープル アルバム 年表

詩人タリエシンの世界
(1968)ディープ・パープル III
(1969)ディープ・パープル・アンド・ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ
(1969)

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ディープ・パープル III (原題: Deep Purple) はディープ・パープル1969年に発表した3作目のアルバム
解説

第1期最後のアルバム。レコーディングは1969年1月から3月まで、前作と同様にロンドンのデ・レイン・リー・スタジオで行われた。プロデューサーエンジニアは前作、前々作と同様にそれぞれデレク・ローレンス(英語版)とバリー・アインスワースである。

全8曲の収録曲の中で唯一のカバー曲である「ラレーニャ」の原曲は、ドノヴァンが作詞作曲して1968年10月にシングルで発表した。

ジョン・ロードが自分の悪夢を歌詞にした「影を追って」はイアン・ペイスが叩き出すアフリカン・リズムが印象的な曲[注釈 1]。「ブラインド」はロードのハープシコードとペイスの激しいドラミングとが好対照で、ワウペダルを用いたと思われるリッチー・ブラックモアのギター・ソロも効果的である。ロッド・エヴァンスが書いた「何故ローズマリーは」の歌詞は、映画『ローズマリーの赤ちゃん』に基づいている[2]

三部構成の組曲「4月の協奏曲」はブラックモアとロードの共作である。第一部はブラックモアのギター、ロードのオルガン、ペイスのティンパニによる器楽曲で、女性合唱と混声合唱が入る[注釈 2]。第二部はロードが作曲した室内楽形式の作品[注釈 3]。第三部はエヴァンスのボーカルを含んだ作品。ディープ・パープルの第1期の幕は、この組曲をもって閉じられた。

ジャケットはルネサンス期のネーデルラント画家であるヒエロニムス・ボスの三連祭壇画『快楽の園』の右翼の通称「音楽地獄」を白黒にして、メンバーの写真を挿入したものである。

本作はアメリカで1969年6月にテトラグラマトン・レコード(英語版)から[3]、イギリスで同年11月にハーヴェスト・レコードから[4]発表された。1970年にテトラグラマトン・レコードが倒産した結果、アメリカでは廃盤になった[注釈 4]

日本では1969年10月にテトラグラマトン・レコードの原盤が日本グラモフォンから『素晴らしきアートロックの世界』の邦題で発売された(ポリドール、SMP 1450)[5]。その後テトラグラマトン・レコードの倒産で廃盤となったが、1973年11月にワーナー・パイオニアより『ディープ・パープルIII』と改題されて再発売された(P-8378W)[6]
収録曲
CD

影を追って - "Chasing Shadows" - 5:34

ブラインド - "Blind" - 5:26

ラレーニャ - "Lalena" - 5:05

フォールト・ライン - "Fault Line" - 1:46

画家 - "The Painter" - 3:51

何故ローズマリーは - "Why Didn't Rosemary?" - 5:04

小鳥は去った - "Bird Has Flown" - 5:36

4月の協奏曲 - "April" - 12:10

LP
Side One
#タイトル作詞・作曲時間
1.「Chasing Shadows (影を追って)」Ian Paice, Jon Lord5:34
2.「Blind (ブラインド)」Lord5:26
3.「Lalena (ラレーニャ)」Donovan Leitch5:05
4.「Fault Line (フォールト・ライン)」Ritchie Blackmore, Nick Simper, Lord, Paice1:46
5.「The Painter (画家)」Blackmore, Rod Evans, Lord, Simper, Paice3:51
合計時間:21:42
Side Two
#タイトル作詞・作曲時間
1.「Why Didn't Rosemary? (何故ローズマリーは)」Blackmore, Evans, Lord, Simper, Paice5:04
2.「Bird Has Flown (小鳥は去った)」Lord, Evans, Blackmore5:36
3.「April (4月の協奏曲)」Blackmore, Lord12:10
合計時間:22:50

参加ミュージシャン
Deep Purple


リッチー・ブラックモア - ギター

ロッド・エヴァンス - ボーカル

ニック・シンパー - ベース

ジョン・ロード - キーボード

イアン・ペイス - ドラムス

その他


室内楽団(「4月の協奏曲」、明記されておらず詳細不明)

混声合唱団(「4月の協奏曲」、明記されておらず詳細不明)

脚注[脚注の使い方]
注釈^ 次作『ディープ・パープル・アンド・ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ』に収録された「グループとオーケストラのための協奏曲」の第三楽章で、グループ(ディープ・パープル)の演奏部分が始まってまもなく、この曲を連想させるオルガン・ソロとリズムとが登場する。
^ 混声合唱団が参加していると考えられるが、明記されておらず、詳細は不明である。
^ 室内楽団が参加していると考えられるが、明記されておらず、詳細は不明である。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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